「生誕110年 第30回瑛九展 フォトデッサンと型紙」
会期=9月3日(金)~9月25日(土)*日・月・祝日は休廊
今年は瑛九(1911年4月28日 - 1960年3月10日)の生誕110年にあたります。
故郷宮崎の宮崎県立美術館では10月23日(土)~12月5日(日)の会期で「生誕110年記念 瑛九展-Q Ei 表現のつばさ-」が計画されています。
ご健在なら110歳、瑛九を直接知る人もさすがに少なくなってきました。
浦和のアトリエに集まった人たちー靉嘔先生、磯辺行久先生、細江英公先生らにお話しを聞く機会を少しでもつくれたらと考えていますが、このコロナ禍では直ぐには難しいですね。
ときの忘れものは1996年3月に最初の「瑛九展」を開催して以来、シリーズ企画として今まで29回の瑛九展を開催してきました。


記念すべき「生誕110年 第30回瑛九展 フォトデッサンと型紙」はフォトデッサン(及びその素材となった型紙)に絞った展示です。
ありがたいことですが、瑛九作品は宮崎、埼玉はじめ多くの美術館に収蔵されており、いつでもどこかで見ることができます。
たとえばコロナ禍の8月ですが、以下の三つの美術館で瑛九作品が展示されています。
●徳島県立近代美術館「自転車のある情景」
会期=2021年7月17日[土]–9月5日[日]
休館日=毎週月曜日、8月10日 [火](8月9日 [月・振替休日] は開館)
瑛九、フェルナン・レジェ、松本竣介、植田正治、他
自転車は、スポーツや移動手段のみならず、環境、健康などの観点からも、その魅力が近年再発見されつつあります。そんな自転車に、本展では、美術やデザインからアプローチします。アートと自転車の深い繋がりを示す絵画やポスターなどの美術作品と、実際の自転車をあわせて展示します。自転車のデザイン性、自転車のあるライフスタイルについても紹介し、「美術」を幅広い視点から見直すとともに、自転車を通じて美術とスポーツの豊かなあり方を考えます。(ホームページより)
展示作品リストはこちら
*本展に関しては8月19日ブログで担当学芸員の友井伸一さんが「自転車のある情景」を執筆してくださいました。
徳島の展示の後、八王子市夢美術館に巡回します(会期=9月17日 ~ 11月23日)
●宮崎県立美術館「第2期コレクション展/楽しむ美術館」
会期=2021年6月27日(日)~9月14日(火)
休館日=月曜日
瑛九、靉嘔、池田満寿夫、オノサト・トシノブ、マックス・エルンスト、北川民次、ロベルト・マッタ、マン・レイ、他
「たのしむ美術館」は、子どもから大人まで誰もが楽しめる展覧会です。今回は、「国文祭・芸文祭みやざき2020(特別応援プログラム)」として開催することから、当館のコレクションの中でも選りすぐりの名品を中心に展示します!
ピカソやマグリット、瑛九などの作品を8つのコーナーに分け、技法や素材のわかりやすい解説や、作品の一部を探すクイズなど、鑑賞のヒントをもとにじっくり作品に向き合い、様々な見方ができる工夫をしています。芸術と文字をテーマに、マティスや池田満寿夫、井上有一らの作品を紹介するコーナーもあります。
さらに、美術館の役割や建物のヒミツ、働く人々にスポットを当てた「もっともっと!たのしむ美術館」では、これまで知らなかった美術館の姿に出会うことうけあいです。
今までとはちょっと変わった見方でアートの世界を楽しめる、今回の「たのしむ美術館」。皆さんでぜひお越しください。(ホームページより)
展示作品リストはこちら
瑛九を多数所蔵する同館の学芸員・小林美紀さんがこのブログで9月17日から「宮崎の瑛九」と題してエッセイの連載を開始します。どうぞご期待ください。
●埼玉県立近代美術館「2021 MOMASコレクション 第2期」
会期=2021年7月17日(土)~10月17日(日)
休館日=月曜日(8月9日、9月20日は開館)
シニャックはじめ、MOMASコレクションの名品が紹介されています。瑛九、駒井哲郎、オノサト・トシノブ、菅井汲、宮脇愛子、他
----------------------------------
ときの忘れもののブログでは研究者、コレクターなど幅広い分野の皆さんに瑛九について多角的に論じていただいています。
いままで掲載した瑛九に関するエッセイの一部をご紹介します。
●浅野智子「瑛九の型紙考」
2011年9月5日|第1回―切り抜き行為
2011年9月6日|第2回―モダン都市
2011年9月7日|第3回―型と本作
●飯沢耕太郎「日本の写真家たち」
2019年01月18日|第12回/瑛九とフォト・デッサン
●植田実「美術展のおこぼれ18」
2011年11月03日|第18回「生誕100年記念 瑛九展」
●大谷省吾
2019年04月28日|「瑛九 ー 光の探求者」
2020年05月08日|「ウェブ上で見る瑛九晩年の点描作品」
●加藤南枝「コレクターの声」
2007年06月20日|第13回「ギャラリートークはおもしろかった/瑛九展」
●鈴木素直「瑛九・鈔」
2018年05月17日|第1回 出会い
2018年06月17日|第2回 瑛九への旅 東京・瑛九展を見て
2018年07月17日|第3回 一枚の写真の現実 二十回忌に思う
2018年08月17日|第4回 フォトデッサン
2018年09月17日|第5回 版画に無限の楽しみ
2018年10月17日|第6回 二人の関係<瑛九・池田満寿夫版画展>
2018年11月17日|第7回 ”必死なる冒険”をすすめた画家 後藤 章
2018年12月17日|第8回 瑛九-現代美術の父
●田中章夫
2017年01月23日|本間美術館と瑛九
●中尾美穂「ときの忘れものの本棚から」
2020年07月19日|第2回 瑛九と池田満寿夫
●中川美香「瑛九を追って」
2011年09月11日|第1回 瑛九を追いかけて(上)「かくれんぼ」
2011年09月12日|第2回 瑛九を追いかけて(中)「掲載数100回超」
2011年09月13日|第3回 瑛九を追いかけて(下)「新しい風」
●難波田龍起
2015年05月18日|瑛九について(再録)
●針生一郎「現代日本版画家群像」
2013年08月28日|第3回「浜口陽三と瑛九」
●比田井一良
2017年12月29日|瑛九の初期印画紙作品について
●深野一朗「草間彌生と瑛九」
2012年03月08日|第1回 永遠に進化する画家
2012年03月09日|第2回 クマンバチガ クレバイイ
2012年03月12日|第3回 草間彌生と瑛九
●中村茉貴「美術館に瑛九を観に行く」
2015年02月24日| 第1回 川越市立美術館「たまもの in 川越 モネから草間彌生まで 埼玉県立近代美術館の逸品大集合!」
2015年03月04日|第2回 アーツ前橋「音色を奏でる絵画たち 県内コレクションで辿る近代絵画の歩み」
2015年05月02日|第4回 埼玉県立近代美術館「private, private-わたしをひらくコレクション」
2015年09月10日|第5回 横浜美術館「横浜美術館コレクション展 2015年度 第2期 戦後 70 年記念特別展示 戦争と美術」
2015年09月26日|第6回 うらわ美術館「作家の手の内―スケッチ、デッサン、エスキース」
2015年10月21日|第7回 真岡・久保記念観光文化交流館
2015年12月25日| 第8回 郡山市立美術館 常設展示第3期「版芸術と技法」
2016年01月29日|第9回 平塚市美術館「サラリーマンコレクターの知られざる名品 わの会展」
2016年05月16日|第10回 愛知県美術館第1期コレクション展 出来事「いま、ここ」という経験
2016年12月16日| 第12回 東京国立近代美術館「瑛九1935-1937 闇の中で『レアル』をさがす」―その1
2016年12月29日| 第13回 東京国立近代美術館「瑛九1935-1937 闇の中で『レアル』をさがす」―その2
2017年02月04日|第14回 都城市立美術館 UMK寄託作品による「瑛九芸術の迷宮へ」その1
2017年02月09日| 第15回 都城市立美術館 UMK寄託作品による「瑛九芸術の迷宮へ」その2
2017年02月21日|第16回 都城市立美術館 UMK寄託作品による「瑛九芸術の迷宮へ」その3
2017年04月04日|第17回 宮崎県立美術館「第4期コレクション展 瑛九の世界III」
2017年05月04日|第18回 宮崎・瑛九ゆかりの地を訪ねて、ちょっと寄道….特別篇1
2017年05月16日|第19回 宮崎・瑛九ゆかりの地を訪ねて、ちょっと寄道….特別篇2
2017年08月31日|第20回 豊田市美術館 特別常設展示「岡﨑乾二郎の認識―抽象の力―現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜」
2017年11月14日|第21回 富岡市立美術博物館 常設展示「昭和の前衛―日本のシュルレアリスムと作家たち―」
2018年03月20日|第22回 埼玉県立近代美術館「版画の景色――現代版画センターの軌跡」
2018年04月30日|第23回 埼玉県立近代美術館「モダンアート再訪 ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展」
2018年09月06日|第24回東京国立近代美術館「瀧口修造と彼が見つめた作家たち―コレクションを中心とした小企画」
2018年11月14日|第25回 福井県大野にCOCONOアートプレイス開館「常設展:路地スペース、オモヤギャラリー/企画展:キムラリサブロー NYアトリエより」
2018年12月21日|番外編 中上邸イソザキホール(勝山市)と お食事処 飛騨(福井市)
2019年03月27日|第26回(前半)埼玉県立近代美術館「2019 MOMASコレクション 第4期 瑛九と光春―イメージの版/層」
2019年04月08日|第26回(後半)埼玉県立近代美術館「2019 MOMASコレクション 第4期 瑛九と光春―イメージの版/層」
●画廊亭主「美術館に瑛九を観に行く」
2015年03月17日|第3回 宮城県美術館「わが愛憎の画家たち―針生一郎と戦後美術」
2016年06月12日|第11回 東京都現代美術館「MOT Collection ONGOING」より、瑛九とオノサト・トシノブ
●本日のお勧め作品は瑛九です。
瑛九 Q Ei
《題不詳》
1936~39年頃
フォト・デッサン
30.3×25.2cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆生誕110年 第30回瑛九展 フォト・デッサンと型紙
会期=2021年9月3日(金)―9月25日(土) 11:00-19:00 ※日・月・祝休

今年は瑛九の生誕110年にあたり、ときの忘れものでの瑛九展は30回にのぼります。
本展では、瑛九のフォト・デッサンと型紙を約25点展示します。
瑛九の造語である「フォト・デッサン」は、先行するマン・レイやモホリ=ナジが印画紙上に物を置き、直接光をあてて制作した「フォトグラム(レイヨグラム)」と同じ技法ですが、これに自らの進むべき道を見出した若き日の瑛九の自負をうかがわせる言葉であると言えます。マン・レイたち先行者と異なり、瑛九は自ら切り抜いた「型紙」を使って膨大な点数を制作しました。その作品群を見れば、それらが絵画性の強い独創的なものであったことは一目瞭然です。瑛九が「型紙」に使ったのは、普通の「紙」や「セロファン」のほかに、一度は完成させたフォトデッサン(印画紙)を次の作品を作るために「型紙」として切り抜いてしまったものも多数存在します。従来は、「フォト・デッサン」の失敗作を「型紙」に転用したと言われてきましたが、フォト・デッサン型紙の中には、きちんと瑛九自筆のサインや年記が記入されたものあり、失敗作などではなく、完成作品を惜しげもなく、切り抜いてしまったのはどのような意図だったのでしょうか。
それら型紙に鉛筆で下書きされた線や切り抜いたラインからは、瑛九の手の痕跡が感じられます。
展覧会に合わせてカタログを刊行します(テキスト:飯沢耕太郎、ワーグナー浅野智子)。
●「第21回瑛九展 46の光のかけら /フォトデッサン型紙」ポスター

瑛九展ポスター表と裏の両面刷り
デザイン:北澤敏彦
サイズ:84.1x59.4cm(A1)
限定200部(番号入り)
価格:2,200円(税込)+梱包送料:3,000円
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
瑛九展ポスター(裏)
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
会期=9月3日(金)~9月25日(土)*日・月・祝日は休廊
今年は瑛九(1911年4月28日 - 1960年3月10日)の生誕110年にあたります。
故郷宮崎の宮崎県立美術館では10月23日(土)~12月5日(日)の会期で「生誕110年記念 瑛九展-Q Ei 表現のつばさ-」が計画されています。
ご健在なら110歳、瑛九を直接知る人もさすがに少なくなってきました。
浦和のアトリエに集まった人たちー靉嘔先生、磯辺行久先生、細江英公先生らにお話しを聞く機会を少しでもつくれたらと考えていますが、このコロナ禍では直ぐには難しいですね。
ときの忘れものは1996年3月に最初の「瑛九展」を開催して以来、シリーズ企画として今まで29回の瑛九展を開催してきました。


記念すべき「生誕110年 第30回瑛九展 フォトデッサンと型紙」はフォトデッサン(及びその素材となった型紙)に絞った展示です。
ありがたいことですが、瑛九作品は宮崎、埼玉はじめ多くの美術館に収蔵されており、いつでもどこかで見ることができます。
たとえばコロナ禍の8月ですが、以下の三つの美術館で瑛九作品が展示されています。
●徳島県立近代美術館「自転車のある情景」
会期=2021年7月17日[土]–9月5日[日]
休館日=毎週月曜日、8月10日 [火](8月9日 [月・振替休日] は開館)
瑛九、フェルナン・レジェ、松本竣介、植田正治、他
自転車は、スポーツや移動手段のみならず、環境、健康などの観点からも、その魅力が近年再発見されつつあります。そんな自転車に、本展では、美術やデザインからアプローチします。アートと自転車の深い繋がりを示す絵画やポスターなどの美術作品と、実際の自転車をあわせて展示します。自転車のデザイン性、自転車のあるライフスタイルについても紹介し、「美術」を幅広い視点から見直すとともに、自転車を通じて美術とスポーツの豊かなあり方を考えます。(ホームページより)
展示作品リストはこちら
*本展に関しては8月19日ブログで担当学芸員の友井伸一さんが「自転車のある情景」を執筆してくださいました。
徳島の展示の後、八王子市夢美術館に巡回します(会期=9月17日 ~ 11月23日)
●宮崎県立美術館「第2期コレクション展/楽しむ美術館」
会期=2021年6月27日(日)~9月14日(火)
休館日=月曜日
瑛九、靉嘔、池田満寿夫、オノサト・トシノブ、マックス・エルンスト、北川民次、ロベルト・マッタ、マン・レイ、他
「たのしむ美術館」は、子どもから大人まで誰もが楽しめる展覧会です。今回は、「国文祭・芸文祭みやざき2020(特別応援プログラム)」として開催することから、当館のコレクションの中でも選りすぐりの名品を中心に展示します!
ピカソやマグリット、瑛九などの作品を8つのコーナーに分け、技法や素材のわかりやすい解説や、作品の一部を探すクイズなど、鑑賞のヒントをもとにじっくり作品に向き合い、様々な見方ができる工夫をしています。芸術と文字をテーマに、マティスや池田満寿夫、井上有一らの作品を紹介するコーナーもあります。
さらに、美術館の役割や建物のヒミツ、働く人々にスポットを当てた「もっともっと!たのしむ美術館」では、これまで知らなかった美術館の姿に出会うことうけあいです。
今までとはちょっと変わった見方でアートの世界を楽しめる、今回の「たのしむ美術館」。皆さんでぜひお越しください。(ホームページより)
展示作品リストはこちら
瑛九を多数所蔵する同館の学芸員・小林美紀さんがこのブログで9月17日から「宮崎の瑛九」と題してエッセイの連載を開始します。どうぞご期待ください。
●埼玉県立近代美術館「2021 MOMASコレクション 第2期」
会期=2021年7月17日(土)~10月17日(日)
休館日=月曜日(8月9日、9月20日は開館)
シニャックはじめ、MOMASコレクションの名品が紹介されています。瑛九、駒井哲郎、オノサト・トシノブ、菅井汲、宮脇愛子、他
----------------------------------
ときの忘れもののブログでは研究者、コレクターなど幅広い分野の皆さんに瑛九について多角的に論じていただいています。
いままで掲載した瑛九に関するエッセイの一部をご紹介します。
●浅野智子「瑛九の型紙考」
2011年9月5日|第1回―切り抜き行為
2011年9月6日|第2回―モダン都市
2011年9月7日|第3回―型と本作
●飯沢耕太郎「日本の写真家たち」
2019年01月18日|第12回/瑛九とフォト・デッサン
●植田実「美術展のおこぼれ18」
2011年11月03日|第18回「生誕100年記念 瑛九展」
●大谷省吾
2019年04月28日|「瑛九 ー 光の探求者」
2020年05月08日|「ウェブ上で見る瑛九晩年の点描作品」
●加藤南枝「コレクターの声」
2007年06月20日|第13回「ギャラリートークはおもしろかった/瑛九展」
●鈴木素直「瑛九・鈔」
2018年05月17日|第1回 出会い
2018年06月17日|第2回 瑛九への旅 東京・瑛九展を見て
2018年07月17日|第3回 一枚の写真の現実 二十回忌に思う
2018年08月17日|第4回 フォトデッサン
2018年09月17日|第5回 版画に無限の楽しみ
2018年10月17日|第6回 二人の関係<瑛九・池田満寿夫版画展>
2018年11月17日|第7回 ”必死なる冒険”をすすめた画家 後藤 章
2018年12月17日|第8回 瑛九-現代美術の父
●田中章夫
2017年01月23日|本間美術館と瑛九
●中尾美穂「ときの忘れものの本棚から」
2020年07月19日|第2回 瑛九と池田満寿夫
●中川美香「瑛九を追って」
2011年09月11日|第1回 瑛九を追いかけて(上)「かくれんぼ」
2011年09月12日|第2回 瑛九を追いかけて(中)「掲載数100回超」
2011年09月13日|第3回 瑛九を追いかけて(下)「新しい風」
●難波田龍起
2015年05月18日|瑛九について(再録)
●針生一郎「現代日本版画家群像」
2013年08月28日|第3回「浜口陽三と瑛九」
●比田井一良
2017年12月29日|瑛九の初期印画紙作品について
●深野一朗「草間彌生と瑛九」
2012年03月08日|第1回 永遠に進化する画家
2012年03月09日|第2回 クマンバチガ クレバイイ
2012年03月12日|第3回 草間彌生と瑛九
●中村茉貴「美術館に瑛九を観に行く」
2015年02月24日| 第1回 川越市立美術館「たまもの in 川越 モネから草間彌生まで 埼玉県立近代美術館の逸品大集合!」
2015年03月04日|第2回 アーツ前橋「音色を奏でる絵画たち 県内コレクションで辿る近代絵画の歩み」
2015年05月02日|第4回 埼玉県立近代美術館「private, private-わたしをひらくコレクション」
2015年09月10日|第5回 横浜美術館「横浜美術館コレクション展 2015年度 第2期 戦後 70 年記念特別展示 戦争と美術」
2015年09月26日|第6回 うらわ美術館「作家の手の内―スケッチ、デッサン、エスキース」
2015年10月21日|第7回 真岡・久保記念観光文化交流館
2015年12月25日| 第8回 郡山市立美術館 常設展示第3期「版芸術と技法」
2016年01月29日|第9回 平塚市美術館「サラリーマンコレクターの知られざる名品 わの会展」
2016年05月16日|第10回 愛知県美術館第1期コレクション展 出来事「いま、ここ」という経験
2016年12月16日| 第12回 東京国立近代美術館「瑛九1935-1937 闇の中で『レアル』をさがす」―その1
2016年12月29日| 第13回 東京国立近代美術館「瑛九1935-1937 闇の中で『レアル』をさがす」―その2
2017年02月04日|第14回 都城市立美術館 UMK寄託作品による「瑛九芸術の迷宮へ」その1
2017年02月09日| 第15回 都城市立美術館 UMK寄託作品による「瑛九芸術の迷宮へ」その2
2017年02月21日|第16回 都城市立美術館 UMK寄託作品による「瑛九芸術の迷宮へ」その3
2017年04月04日|第17回 宮崎県立美術館「第4期コレクション展 瑛九の世界III」
2017年05月04日|第18回 宮崎・瑛九ゆかりの地を訪ねて、ちょっと寄道….特別篇1
2017年05月16日|第19回 宮崎・瑛九ゆかりの地を訪ねて、ちょっと寄道….特別篇2
2017年08月31日|第20回 豊田市美術館 特別常設展示「岡﨑乾二郎の認識―抽象の力―現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜」
2017年11月14日|第21回 富岡市立美術博物館 常設展示「昭和の前衛―日本のシュルレアリスムと作家たち―」
2018年03月20日|第22回 埼玉県立近代美術館「版画の景色――現代版画センターの軌跡」
2018年04月30日|第23回 埼玉県立近代美術館「モダンアート再訪 ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展」
2018年09月06日|第24回東京国立近代美術館「瀧口修造と彼が見つめた作家たち―コレクションを中心とした小企画」
2018年11月14日|第25回 福井県大野にCOCONOアートプレイス開館「常設展:路地スペース、オモヤギャラリー/企画展:キムラリサブロー NYアトリエより」
2018年12月21日|番外編 中上邸イソザキホール(勝山市)と お食事処 飛騨(福井市)
2019年03月27日|第26回(前半)埼玉県立近代美術館「2019 MOMASコレクション 第4期 瑛九と光春―イメージの版/層」
2019年04月08日|第26回(後半)埼玉県立近代美術館「2019 MOMASコレクション 第4期 瑛九と光春―イメージの版/層」
●画廊亭主「美術館に瑛九を観に行く」
2015年03月17日|第3回 宮城県美術館「わが愛憎の画家たち―針生一郎と戦後美術」
2016年06月12日|第11回 東京都現代美術館「MOT Collection ONGOING」より、瑛九とオノサト・トシノブ
●本日のお勧め作品は瑛九です。
瑛九 Q Ei《題不詳》
1936~39年頃
フォト・デッサン
30.3×25.2cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆生誕110年 第30回瑛九展 フォト・デッサンと型紙
会期=2021年9月3日(金)―9月25日(土) 11:00-19:00 ※日・月・祝休

今年は瑛九の生誕110年にあたり、ときの忘れものでの瑛九展は30回にのぼります。本展では、瑛九のフォト・デッサンと型紙を約25点展示します。
瑛九の造語である「フォト・デッサン」は、先行するマン・レイやモホリ=ナジが印画紙上に物を置き、直接光をあてて制作した「フォトグラム(レイヨグラム)」と同じ技法ですが、これに自らの進むべき道を見出した若き日の瑛九の自負をうかがわせる言葉であると言えます。マン・レイたち先行者と異なり、瑛九は自ら切り抜いた「型紙」を使って膨大な点数を制作しました。その作品群を見れば、それらが絵画性の強い独創的なものであったことは一目瞭然です。瑛九が「型紙」に使ったのは、普通の「紙」や「セロファン」のほかに、一度は完成させたフォトデッサン(印画紙)を次の作品を作るために「型紙」として切り抜いてしまったものも多数存在します。従来は、「フォト・デッサン」の失敗作を「型紙」に転用したと言われてきましたが、フォト・デッサン型紙の中には、きちんと瑛九自筆のサインや年記が記入されたものあり、失敗作などではなく、完成作品を惜しげもなく、切り抜いてしまったのはどのような意図だったのでしょうか。
それら型紙に鉛筆で下書きされた線や切り抜いたラインからは、瑛九の手の痕跡が感じられます。
展覧会に合わせてカタログを刊行します(テキスト:飯沢耕太郎、ワーグナー浅野智子)。
●「第21回瑛九展 46の光のかけら /フォトデッサン型紙」ポスター

瑛九展ポスター表と裏の両面刷り
デザイン:北澤敏彦
サイズ:84.1x59.4cm(A1)
限定200部(番号入り)
価格:2,200円(税込)+梱包送料:3,000円
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
瑛九展ポスター(裏)●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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