塩見允枝子<フルクサス・メディア・オペラ 1994>
このコンサートには二つの目的がありました。一つは、90年代の電子テクノロジーでフルクサスの単純なイヴェント作品を解読すること。二つ目は、遠隔フェスティヴァルとして、海外のフルクサス・メンバーから予めスコアーや音源、ヴィデオなどを送って貰い、国際電話を通じて共演することでした。そして、数人のスコアー解読チームを作って演奏法を検討し、ジーベックの広報誌で演奏者を募集した所、30人程が集まってくれました。全部で40曲以上を取り上げましたが、常に2、3曲が同時進行で演奏されるように構成してあります。現在では、技術的にもっと進化した解読が可能でしょうが、これは多くの人々の熱意が結集した、当時としては精一杯の試みでしたので、遅ればせながら公開させて頂くことにしました。何分、30年近く前のテープからの映像ですので、お見苦しい点がありますことをお許しください。(塩見允枝子)
<フルクサス・メディア・オペラ> 塩見允枝子 ジーベック・ホール 神戸
<FLUXUS MEDIA OPERA>Mieko Shiomi, at Xebec Hall, Kobe 1994・7・24
時間 1:22:28
主催:ジーベック 企画・構成:塩見允枝子 コンピュータ:佐近田展康
映像:森下明彦 監督:下田展久 撮影・編集:久保憲二
This concert had two purposes. One was to realize the simple Fluxus scores with the electronic technology in 90s, and the second was to have a remote festival with foreign Fluxus members by inviting scores, sound sources and videos, as well as performing together through the international telephone. We formed a team with several members to discuss how to realize the scores. About 30 candidates gathered as performers through the newsletter from Xebec. I picked up more than 40 pieces, and arranged them so that always two or three pieces were simultaneously performed. At the present time, we might be able to do more technically advanced realizations, but this trial was our best in that era supported by many people’s enthusiasm, so I belatedly decided to disclose it. Please forgive the poor quality of the images, as they are from the video tape recorded nearly 30 years ago. (Mieko Shiomi)
Production: Xebec Organization & Arrangement: Mieko Shiomi
Computer: Nobuyasu Sakonda Video Image: Akihiko Morishita
Direction: Nobuhisa Shimoda Video Documentation: Kenji Kubo
昨年9月、ときの忘れもので開催した「塩見允枝子+フルクサス」展は思いがけずも大きな反響をいただきました。ブログで連載したエッセイをもとに編集したカタログも好評です(特装版は完売、限定版は在庫あり)。
先日、塩見允枝子先生から、1994年に神戸のジーベックで上演されたフルクサス・メディア・オペラの記録動画をYouTubeに載せたいのだがというご相談がありました。
塩見先生が保存していた30年近く前の貴重な映像の公開については、関西で活動している野営地というパフォーマンスアートのグループの倉本高弘さんのご尽力があり、私どもは少しお手伝いしただけですが、ぜひ多くの方々にご覧いただきたいと思います。
一昨年、野営地のメンバーで作曲家の山根明季子さんの仕切りで神戸で塩見先生のパフォーマンス作品展というイベントを開催されました。そのときの映像も併せてご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=UkMKAgi8Vm8
●京都市立芸術大学芸術資源研究センターによる塩見允枝子オーラル・ヒストリー
大阪府箕面市の塩見氏自宅にて
インタビュアー:柿沼敏江、竹内直
Interview : 2014年12月1日 / 2014年12月2日
https://www.kcua.ac.jp/arc/ar/shiomi_jp_1/
https://www.kcua.ac.jp/arc/ar/shiomi_jp_2/
●日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴによる塩見允枝子オーラル・ヒストリー
Interview : 2013年6月24日
大阪府箕面市、塩見氏自宅にて
インタヴュアー:小勝禮子、坂上しのぶ
書き起こし:坂上しのぶ
公開日:2014年1月13日
https://oralarthistory.org/archives/shiomi_mieko/interview_01.php
https://oralarthistory.org/archives/shiomi_mieko/interview_02.php
●『塩見允枝子+フルクサス』展カタログ限定版(365部)
・塩見允枝子/作品点数:30点 図版点数:46図 挿図:12図(日英)
・フルクサス/9作家・作品点数:28点 図版点数:47図
(ジョージ・マチューナス、ナム・ジュン・パイク、靉嘔、斉藤陽子、アレン・ギンズバーグ、ジョナス・メカス、ヨーゼフ・ボイス、マース・カニングハム、ジョン・ケージ)
執筆:塩見允枝子「フルクサスの回想」「主要作品解説」
体裁:サイズ24.0cm×16.0cm、110頁、日本語・英語併記
発行:ときの忘れもの
・限定版(365部) 3,300円 送料250円

●ジョナス・メカスの映像作品27点を収録した8枚組のボックスセット「JONAS MEKAS : DIARIES, NOTES & SKETCHES VOL. 1-8 (Blu-Ray版/DVD版)」を販売しています。
映像フォーマット:Blu-Ray、リージョンフリー/DVD PAL、リージョンフリー
各作品の撮影形式:16mmフィルム、ビデオ
制作年:1963~2014年
合計再生時間:1,262分
価格等については、3月4日ブログをご参照ください。
●倉俣史朗の限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2 』を刊行しました。
限定部数:365部(各冊番号入り)
監修:倉俣美恵子、植田実
執筆:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
体裁:25.7×25.7cm、64頁、和英併記、スケッチブック・ノートブックは日本語のみ
価格:7,700円(税込) 送料1,000円
詳細は3月24日ブログをご参照ください。
お申込みはこちらから
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
このコンサートには二つの目的がありました。一つは、90年代の電子テクノロジーでフルクサスの単純なイヴェント作品を解読すること。二つ目は、遠隔フェスティヴァルとして、海外のフルクサス・メンバーから予めスコアーや音源、ヴィデオなどを送って貰い、国際電話を通じて共演することでした。そして、数人のスコアー解読チームを作って演奏法を検討し、ジーベックの広報誌で演奏者を募集した所、30人程が集まってくれました。全部で40曲以上を取り上げましたが、常に2、3曲が同時進行で演奏されるように構成してあります。現在では、技術的にもっと進化した解読が可能でしょうが、これは多くの人々の熱意が結集した、当時としては精一杯の試みでしたので、遅ればせながら公開させて頂くことにしました。何分、30年近く前のテープからの映像ですので、お見苦しい点がありますことをお許しください。(塩見允枝子)
<フルクサス・メディア・オペラ> 塩見允枝子 ジーベック・ホール 神戸
<FLUXUS MEDIA OPERA>Mieko Shiomi, at Xebec Hall, Kobe 1994・7・24
時間 1:22:28
主催:ジーベック 企画・構成:塩見允枝子 コンピュータ:佐近田展康
映像:森下明彦 監督:下田展久 撮影・編集:久保憲二
This concert had two purposes. One was to realize the simple Fluxus scores with the electronic technology in 90s, and the second was to have a remote festival with foreign Fluxus members by inviting scores, sound sources and videos, as well as performing together through the international telephone. We formed a team with several members to discuss how to realize the scores. About 30 candidates gathered as performers through the newsletter from Xebec. I picked up more than 40 pieces, and arranged them so that always two or three pieces were simultaneously performed. At the present time, we might be able to do more technically advanced realizations, but this trial was our best in that era supported by many people’s enthusiasm, so I belatedly decided to disclose it. Please forgive the poor quality of the images, as they are from the video tape recorded nearly 30 years ago. (Mieko Shiomi)
Production: Xebec Organization & Arrangement: Mieko Shiomi
Computer: Nobuyasu Sakonda Video Image: Akihiko Morishita
Direction: Nobuhisa Shimoda Video Documentation: Kenji Kubo
昨年9月、ときの忘れもので開催した「塩見允枝子+フルクサス」展は思いがけずも大きな反響をいただきました。ブログで連載したエッセイをもとに編集したカタログも好評です(特装版は完売、限定版は在庫あり)。
先日、塩見允枝子先生から、1994年に神戸のジーベックで上演されたフルクサス・メディア・オペラの記録動画をYouTubeに載せたいのだがというご相談がありました。
塩見先生が保存していた30年近く前の貴重な映像の公開については、関西で活動している野営地というパフォーマンスアートのグループの倉本高弘さんのご尽力があり、私どもは少しお手伝いしただけですが、ぜひ多くの方々にご覧いただきたいと思います。
一昨年、野営地のメンバーで作曲家の山根明季子さんの仕切りで神戸で塩見先生のパフォーマンス作品展というイベントを開催されました。そのときの映像も併せてご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=UkMKAgi8Vm8
●京都市立芸術大学芸術資源研究センターによる塩見允枝子オーラル・ヒストリー
大阪府箕面市の塩見氏自宅にて
インタビュアー:柿沼敏江、竹内直
Interview : 2014年12月1日 / 2014年12月2日
https://www.kcua.ac.jp/arc/ar/shiomi_jp_1/
https://www.kcua.ac.jp/arc/ar/shiomi_jp_2/
●日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴによる塩見允枝子オーラル・ヒストリー
Interview : 2013年6月24日
大阪府箕面市、塩見氏自宅にて
インタヴュアー:小勝禮子、坂上しのぶ
書き起こし:坂上しのぶ
公開日:2014年1月13日
https://oralarthistory.org/archives/shiomi_mieko/interview_01.php
https://oralarthistory.org/archives/shiomi_mieko/interview_02.php
●『塩見允枝子+フルクサス』展カタログ限定版(365部)
・塩見允枝子/作品点数:30点 図版点数:46図 挿図:12図(日英) ・フルクサス/9作家・作品点数:28点 図版点数:47図
(ジョージ・マチューナス、ナム・ジュン・パイク、靉嘔、斉藤陽子、アレン・ギンズバーグ、ジョナス・メカス、ヨーゼフ・ボイス、マース・カニングハム、ジョン・ケージ)
執筆:塩見允枝子「フルクサスの回想」「主要作品解説」
体裁:サイズ24.0cm×16.0cm、110頁、日本語・英語併記
発行:ときの忘れもの
・限定版(365部) 3,300円 送料250円

●ジョナス・メカスの映像作品27点を収録した8枚組のボックスセット「JONAS MEKAS : DIARIES, NOTES & SKETCHES VOL. 1-8 (Blu-Ray版/DVD版)」を販売しています。
映像フォーマット:Blu-Ray、リージョンフリー/DVD PAL、リージョンフリー各作品の撮影形式:16mmフィルム、ビデオ
制作年:1963~2014年
合計再生時間:1,262分
価格等については、3月4日ブログをご参照ください。
●倉俣史朗の限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2 』を刊行しました。
限定部数:365部(各冊番号入り)
監修:倉俣美恵子、植田実
執筆:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
体裁:25.7×25.7cm、64頁、和英併記、スケッチブック・ノートブックは日本語のみ
価格:7,700円(税込) 送料1,000円
詳細は3月24日ブログをご参照ください。
お申込みはこちらから
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
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