2023年はまだ4ヶ月もありますが、今年の注目すべき大展覧会としてアーティゾン美術館が8月20日まで開催していた「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」を挙げるのはどなたも異存ないでしょう。
(尾立麗子の内覧会レポートは7月12日ブログを参照)
もともとの石橋コレクション(旧ブリヂストン美術館時代)に加えて、休館中に集めに集めた大コレクション群が新収蔵作品として展示されていました。
見たこともないジョアン・ミロの初期作品にはじまり、ロベール・ドローネ、ジャン・メッツァンジェ、ファン・グリス、フランティセック・クプカ、フランシス・ピカビア、オーギュスト・エルバン、ジーノ・セヴェリーニ、ヴァシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、モーリス・エステーヴなどなど、よくぞここまで集めたと溜息をつきながら拝見しました。
会期は2023年6月3日[土] - 8月20日[日]と三か月近かったのですが、亭主としては半年くらいは開催してほしかった。
ときの忘れものが開廊以来、得意としてきたのは瑛九とオノサト・トシノブですが、今回の大展覧会では少しお手伝いさせていただきました。
オノサト・トシノブの「朱の丸」(1959年、油彩、10号)はミュージアムピースとしてはちょっと小さめな、しかし作家の生涯において絶頂期の名作です。今回会場で久しぶりに再会できたことは何よりうれしいことでした。

アーティゾン美術館にて(撮影OKでした)。
亭主の首の手拭いはときの忘れもののロゴマークがシルクスクリーンで刷られた特注品、名プリンター石田了一さんからのプレゼントです。
左)オノサト・トシノブ「朱の丸」 1959年 キャンバスに油彩 53.0×45.5cm Signed
右)オノサト・トシノブ「二つの丸」1958年 水彩 28.0×36.0cm Signed
ときの忘れものの壁面にあったのは、2020年1月10日[金]―2月1日[土]。
「オノサト・トシノブ展」に展示したときです。
美術館に収蔵されてもなかなか再会できない名品もあります。
青山時代のときの忘れものにて(撮影は2016年、社長の髪が黒い!)。
オノサト・トシノブ「粒子の軌跡」(1984年 油彩 120号)はその後、福原義春コレクションとして東京都現代美術館に寄贈されましたが、なかなか展示の機会がないようで、ちょっぴり残念です。
左は福原義春さん(資生堂名誉会長)、2008年5月16日ときの忘れもの(青山時代)にて
昨日の画廊は久しぶりに出社したスタッフたちが溜まりに溜まったメールへの返信、ピラネージはじめお買い上げいただいた作品の梱包と発送作業、そして明後日からの企画展の準備に黙々と取り組んでおりました。
少々ぼけてきた亭主は、休み前に指示済みのことをすっかり忘れ、新たに別の指示を出したりとスタッフを混乱させ、顰蹙をかっております。
◆「阿部勤建築で一枚の版画(リトグラフ)を見る」
2023年8月25日(金)~9月2日(土) 11:00-19:00 *日曜・月曜・祝日は休廊
本年1月に亡くなられた阿部勤先生(1936-2023)は2021年11月22日の日付の入ったリトグラフ「中心のある家」を制作されていました。
阿部先生が設計された個人住宅Las Casas(2017年からギャラリーときの忘れもの)で、その建築空間を体感していただきながら、遺された版画作品をご覧ください。併せてル・コルビュジエ、安藤忠雄、磯崎新、マイケル・グレイヴス、アントニン・レーモンド、石山修武、六角鬼丈、毛綱毅曠、倉俣史朗、佐藤研吾、杉山幸一郎、光嶋裕介などの建築家の版画・ドローイングを展示します。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

(尾立麗子の内覧会レポートは7月12日ブログを参照)
もともとの石橋コレクション(旧ブリヂストン美術館時代)に加えて、休館中に集めに集めた大コレクション群が新収蔵作品として展示されていました。
見たこともないジョアン・ミロの初期作品にはじまり、ロベール・ドローネ、ジャン・メッツァンジェ、ファン・グリス、フランティセック・クプカ、フランシス・ピカビア、オーギュスト・エルバン、ジーノ・セヴェリーニ、ヴァシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、モーリス・エステーヴなどなど、よくぞここまで集めたと溜息をつきながら拝見しました。
会期は2023年6月3日[土] - 8月20日[日]と三か月近かったのですが、亭主としては半年くらいは開催してほしかった。
ときの忘れものが開廊以来、得意としてきたのは瑛九とオノサト・トシノブですが、今回の大展覧会では少しお手伝いさせていただきました。
オノサト・トシノブの「朱の丸」(1959年、油彩、10号)はミュージアムピースとしてはちょっと小さめな、しかし作家の生涯において絶頂期の名作です。今回会場で久しぶりに再会できたことは何よりうれしいことでした。

アーティゾン美術館にて(撮影OKでした)。
亭主の首の手拭いはときの忘れもののロゴマークがシルクスクリーンで刷られた特注品、名プリンター石田了一さんからのプレゼントです。
左)オノサト・トシノブ「朱の丸」 1959年 キャンバスに油彩 53.0×45.5cm Signed右)オノサト・トシノブ「二つの丸」1958年 水彩 28.0×36.0cm Signed
ときの忘れものの壁面にあったのは、2020年1月10日[金]―2月1日[土]。
「オノサト・トシノブ展」に展示したときです。
美術館に収蔵されてもなかなか再会できない名品もあります。
青山時代のときの忘れものにて(撮影は2016年、社長の髪が黒い!)。オノサト・トシノブ「粒子の軌跡」(1984年 油彩 120号)はその後、福原義春コレクションとして東京都現代美術館に寄贈されましたが、なかなか展示の機会がないようで、ちょっぴり残念です。
左は福原義春さん(資生堂名誉会長)、2008年5月16日ときの忘れもの(青山時代)にて昨日の画廊は久しぶりに出社したスタッフたちが溜まりに溜まったメールへの返信、ピラネージはじめお買い上げいただいた作品の梱包と発送作業、そして明後日からの企画展の準備に黙々と取り組んでおりました。
少々ぼけてきた亭主は、休み前に指示済みのことをすっかり忘れ、新たに別の指示を出したりとスタッフを混乱させ、顰蹙をかっております。
◆「阿部勤建築で一枚の版画(リトグラフ)を見る」
2023年8月25日(金)~9月2日(土) 11:00-19:00 *日曜・月曜・祝日は休廊
本年1月に亡くなられた阿部勤先生(1936-2023)は2021年11月22日の日付の入ったリトグラフ「中心のある家」を制作されていました。阿部先生が設計された個人住宅Las Casas(2017年からギャラリーときの忘れもの)で、その建築空間を体感していただきながら、遺された版画作品をご覧ください。併せてル・コルビュジエ、安藤忠雄、磯崎新、マイケル・グレイヴス、アントニン・レーモンド、石山修武、六角鬼丈、毛綱毅曠、倉俣史朗、佐藤研吾、杉山幸一郎、光嶋裕介などの建築家の版画・ドローイングを展示します。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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