本日12月5日はソニア・ドローネー(Sonia Delaunay、1885年11月13日 – 1979年12月5日)の命日です。
01ソニア・ドローネー Sonia Delaunay
《作品》

リトグラフ
65.0×53.0cm
Ed.75  サインあり

ちょうどいま上野で「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」展が開催中で、キュビスムの展開に重要な役割を果たしたフェルナン・レジェ、フアン・グリス、ロベールとソニア・ドローネー夫妻らの秀作が展示されています。ポンピドゥーセンターからの名品が揃った重量級、必見の展覧会です。
会期:2023年10月3日[火]~2024年1月28日[日]
会場:国立西洋美術館

*画廊亭主敬白
20世紀の前衛画家の中で女性として大きな足跡を残し、ルーヴル美術館で初めて存命中に回顧展が開かれた女性芸術家ソニア・ドローネーの故郷はいまロシアと戦争になっているウクライナです。
鮮烈な色彩と幾何的抽象によるソニアの作品を知ったのはサラリーマンになりたての1969年、開館したばかりの竹橋の東京国立近代美術館で夫のロベール・ドローネーの細長い「リズムー螺旋」を見たのがきっかけでした。
新聞社を辞めて美術の世界に入って紆余曲折があり、1980年代後半にフランス人経営の会社に勤め、英語すらできない身でパリに出張する機会が増え、ロベールとソニアの夫婦の作品にたくさんめぐり合うことができました。ちょうどその頃、パリにソニアの作品を専門に扱う大きなギャラリーがあり、そこで彼女のテキスタイル作品、花瓶などのセラミック作品、そして版画をたくさん買い込んだものでした。夫のロベールより長命だったソニアは、油彩だけでなく、テキスタイルや版画など多方面にその才能を開花させ、色彩豊かな版画作品(リトグラフ、銅版)もたくさん残しています。
いつかときの忘れもので展覧会をしたいなあと思っています。

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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