磯崎新先生が設計した北九州市立美術館で「還元」展が開催中です。まさに磯崎建築の中で、磯崎版画を見る展覧会です。


「還元」は、磯崎新先生が1980年代初頭に制作した版画シリーズ。
現代版画センターのエディションとして発表されました。
作品リストに並ぶ「OFFICE」「HALL」「MUSEUM」などのタイトルからもわかるように、先生が設計した「住宅以外」の仕事がモチーフとなっています。
磯崎先生が本格的に版画制作を始めたのは今から半世紀前です。
「還元」が発表された際、磯崎新先生は珍しく「版画」についてのかなり整理された発言をされています。版画をつくるようになったきっかけや、発表当時の反響、「なぜ建築家は版画をつくるのか」が明かされている2011年1月10日のブログ(1982年の内容を転載)は、ぜひお読みいただきたい内容です。
また晩年には文化庁のオーラルヒストリー番組で、シルクスクリーン版画の制作のきっかけについて(『空洞としての美術館』と『還元』シリーズ)日埜直彦先生と戸田穣先生を聞き手に詳細に語っています。
刷り師の石田了一さんの奮闘ぶりも磯崎先生の言葉でぜひお聴きになってください。

※「オーラルヒストリー磯崎新」キャプチャ画像
なお、磯崎先生の訃報を受けて急遽タイトルを変更したのだという今回の展示は、もともと絵画作品に描かれた建物や建築にフォーカスするコレクション展として企画されていたのだとか。展示内では磯崎先生だけでなく、マティスや瑛九の作品も紹介されています。
北九州市立美術館のほかにも、磯崎先生による3つの公共建築を有する北九州市。ゴールデンウィークまでの会期にあわせて、建築ツアーを組まれてみてはいかがでしょうか。
北九州市立美術館「磯崎新 還元」展
会期:2024年1月4日(木)~5月6日(月・祝)
会場:北九州市立美術館(本館)
時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日
※ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館
料金:一般300円、高大生200円、小中生100円
<学芸員によるギャラリートーク>
日時:2024年1月28日(日)、2月17日(土)、3月20日(水・祝) 14:00~(30分程度)
※申込不要、本展観覧料が必要
●本日のお勧めは磯崎新です。
"MUSEUM-II"
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75
サインあり
※現代版画センターエディション「還元」シリーズの中の1点です。
作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
棺を蓋いて事定まる、と言われますが、2022年12月28日急逝した磯崎新先生の業績特集が様々なメディアで続いています。
文と画(ブンガ)のコラボレーションで、建築・都市・デザインの興味深い話題を発信している建築ネットマガジン「BUNGA NET」(編集長:宮沢洋、プロデューサー:森清)は、磯崎新先生について没後1年間の記事総まとめしているのでぜひお読みください。
https://bunganet.tokyo/isozakimatome/

ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。


「還元」は、磯崎新先生が1980年代初頭に制作した版画シリーズ。
現代版画センターのエディションとして発表されました。
作品リストに並ぶ「OFFICE」「HALL」「MUSEUM」などのタイトルからもわかるように、先生が設計した「住宅以外」の仕事がモチーフとなっています。
磯崎先生が本格的に版画制作を始めたのは今から半世紀前です。
「還元」が発表された際、磯崎新先生は珍しく「版画」についてのかなり整理された発言をされています。版画をつくるようになったきっかけや、発表当時の反響、「なぜ建築家は版画をつくるのか」が明かされている2011年1月10日のブログ(1982年の内容を転載)は、ぜひお読みいただきたい内容です。
また晩年には文化庁のオーラルヒストリー番組で、シルクスクリーン版画の制作のきっかけについて(『空洞としての美術館』と『還元』シリーズ)日埜直彦先生と戸田穣先生を聞き手に詳細に語っています。
刷り師の石田了一さんの奮闘ぶりも磯崎先生の言葉でぜひお聴きになってください。

※「オーラルヒストリー磯崎新」キャプチャ画像
なお、磯崎先生の訃報を受けて急遽タイトルを変更したのだという今回の展示は、もともと絵画作品に描かれた建物や建築にフォーカスするコレクション展として企画されていたのだとか。展示内では磯崎先生だけでなく、マティスや瑛九の作品も紹介されています。
北九州市立美術館のほかにも、磯崎先生による3つの公共建築を有する北九州市。ゴールデンウィークまでの会期にあわせて、建築ツアーを組まれてみてはいかがでしょうか。
北九州市立美術館「磯崎新 還元」展
会期:2024年1月4日(木)~5月6日(月・祝)
会場:北九州市立美術館(本館)
時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日
※ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館
料金:一般300円、高大生200円、小中生100円
<学芸員によるギャラリートーク>
日時:2024年1月28日(日)、2月17日(土)、3月20日(水・祝) 14:00~(30分程度)
※申込不要、本展観覧料が必要
●本日のお勧めは磯崎新です。
"MUSEUM-II"1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75
サインあり
※現代版画センターエディション「還元」シリーズの中の1点です。
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
棺を蓋いて事定まる、と言われますが、2022年12月28日急逝した磯崎新先生の業績特集が様々なメディアで続いています。
文と画(ブンガ)のコラボレーションで、建築・都市・デザインの興味深い話題を発信している建築ネットマガジン「BUNGA NET」(編集長:宮沢洋、プロデューサー:森清)は、磯崎新先生について没後1年間の記事総まとめしているのでぜひお読みください。
https://bunganet.tokyo/isozakimatome/

ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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