東京大学名誉教授の田中純先生が雑誌『群像』で連載されていた「磯崎新論(シン・イソザキろん)」が単行本化されました。全784ページの大ボリュームで、銀に光る装丁が存在感を放ちます。





表紙内側にもこだわりが
「それゆえわたしはここで、たとえ無謀ではあっても、アーティスト/アーキテクト/アーバンデザイナーの全領域の総体をテクストとしてまるごと扱い、自分なりの磯崎新(ルビ:デミウルゴス)像をくっきりとした輪郭で描くことを選ぶ。「シン・イソザキ論」という、庵野秀明の『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン』をもじったような別名の併記は、磯崎最初期のSF的マニフェスト「都市破壊業KK」における「SIN/ARATA」という二体の分身への自己分裂に対応している。それをルビで表わすこともまた、この種の分裂状態を象徴する磯崎特有の書体の擬態(ルビ:もどき)である。「シン」は間違っても「真」ではなく、「磯崎新論(ルビ:シン・イソザキろん)」という表記はむしろ、みずから「新(ルビ:SIN)」なるもの─他者─であろうとする自覚の表現なのだ。」(本文より)
ときの忘れもので販売中です。先着10名様には特別プレゼントとして磯崎新展のカタログをおつけします。ぜひお買い求めください。
●書籍情報
『磯崎新論』
著者:田中純
発売:2024年
四六判 784ページ
発行:講談社
定価: 4,750円+税=5,225円、梱包送料550円
ギャラリーとオンラインで扱っています。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●田中純(たなか じゅん)
1960年生。芸術論・思想史。東京大学名誉教授。博士(学術)。2002年『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』でサントリー学芸賞(思想・歴史部門)、2008年『都市の詩学』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2009年『政治の美学』で毎日出版文化賞、2010年フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞を受賞。著書に『残像のなかの建築』『都市表象分析 I』『ミース・ファン・デル・ローエの戦場』『冥府の建築家』『過去に触れる』『歴史の地震計』『デヴィッド・ボウイ』『イメージの記憶(ルビ:かげ)』など。
●目次
前口上
[ 第I部 胎動 1931-1956 ]
第1章 沈んだ島、牡丹の庭
第2章 前衛の季節
第3章 (反)重力の衝撃
第4章 (祖)父なる建築家
第5章 コア・ジョイント・ラビリンス
[ 第II 部 都市の暗殺者 1957-1970 ]
第6章 複数のデビュー作
第7章 都市の孵化と破壊
第8章 虚体の形而上学
第9章 ミラノ/大阪、見えない廃墟
第10 章 エロス的/ゲリラ的マニエリスムへ向けて
[ 第III 部 反建築の展望台 1971-1986 ]
第11 章 青空・手法・不在
第12 章 プラトン立体の機械的作動
第13 章 〈建築〉と間の修辞法
第14 章 つくば、「つくりもの」のヘテロトピア
第15 章 設計競技の政治的/肉体的ダイナミクス
[ 第IV 部 歴史と大地の亀裂 1987-1995 ]
第16 章 構造の力線
第17 章 ひもろぎ/コーラ、仮面的形式の場
第18 章 建築(家)の両性具有的身体
第19 章 造物主義論の射程
第20 章 「しま」の美学、あるいは「つくることの悲劇」
[ 第V部 〈アーキテクチュア〉という戦場 1996-2022 ]
第21 章 「日本なき日本」への垂直的下降
第22 章 千年紀、虚実の間
第23 章 「進むべき道はない、だが進まねばならない」
第24 章 デミウルゴスの巫
[ 結論 磯崎新とは誰か ]
[ 余白に ]
1 見えない建築へ──追悼 磯崎 新
2 磯崎新という謎──憑依・寄生するデミウルゴス〔磯崎新『デミウルゴス』解説〕
3 磯崎新「東京大学教養学部美術博物館」改造計画案をめぐって
4 磯崎新と雑誌『希望』
跋
註
書誌
図版一覧
索引
●本日のお勧め作品は、磯崎新です。
「闇 1」
1999年
シルクスクリーン
イメージサイズ:58.3×77.0cm
シートサイズ:70.0×90.0cm
Ed.35
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。





表紙内側にもこだわりが
「それゆえわたしはここで、たとえ無謀ではあっても、アーティスト/アーキテクト/アーバンデザイナーの全領域の総体をテクストとしてまるごと扱い、自分なりの磯崎新(ルビ:デミウルゴス)像をくっきりとした輪郭で描くことを選ぶ。「シン・イソザキ論」という、庵野秀明の『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン』をもじったような別名の併記は、磯崎最初期のSF的マニフェスト「都市破壊業KK」における「SIN/ARATA」という二体の分身への自己分裂に対応している。それをルビで表わすこともまた、この種の分裂状態を象徴する磯崎特有の書体の擬態(ルビ:もどき)である。「シン」は間違っても「真」ではなく、「磯崎新論(ルビ:シン・イソザキろん)」という表記はむしろ、みずから「新(ルビ:SIN)」なるもの─他者─であろうとする自覚の表現なのだ。」(本文より)
ときの忘れもので販売中です。先着10名様には特別プレゼントとして磯崎新展のカタログをおつけします。ぜひお買い求めください。
●書籍情報
『磯崎新論』著者:田中純
発売:2024年
四六判 784ページ
発行:講談社
定価: 4,750円+税=5,225円、梱包送料550円
ギャラリーとオンラインで扱っています。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●田中純(たなか じゅん)
1960年生。芸術論・思想史。東京大学名誉教授。博士(学術)。2002年『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』でサントリー学芸賞(思想・歴史部門)、2008年『都市の詩学』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2009年『政治の美学』で毎日出版文化賞、2010年フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞を受賞。著書に『残像のなかの建築』『都市表象分析 I』『ミース・ファン・デル・ローエの戦場』『冥府の建築家』『過去に触れる』『歴史の地震計』『デヴィッド・ボウイ』『イメージの記憶(ルビ:かげ)』など。
●目次
前口上
[ 第I部 胎動 1931-1956 ]
第1章 沈んだ島、牡丹の庭
第2章 前衛の季節
第3章 (反)重力の衝撃
第4章 (祖)父なる建築家
第5章 コア・ジョイント・ラビリンス
[ 第II 部 都市の暗殺者 1957-1970 ]
第6章 複数のデビュー作
第7章 都市の孵化と破壊
第8章 虚体の形而上学
第9章 ミラノ/大阪、見えない廃墟
第10 章 エロス的/ゲリラ的マニエリスムへ向けて
[ 第III 部 反建築の展望台 1971-1986 ]
第11 章 青空・手法・不在
第12 章 プラトン立体の機械的作動
第13 章 〈建築〉と間の修辞法
第14 章 つくば、「つくりもの」のヘテロトピア
第15 章 設計競技の政治的/肉体的ダイナミクス
[ 第IV 部 歴史と大地の亀裂 1987-1995 ]
第16 章 構造の力線
第17 章 ひもろぎ/コーラ、仮面的形式の場
第18 章 建築(家)の両性具有的身体
第19 章 造物主義論の射程
第20 章 「しま」の美学、あるいは「つくることの悲劇」
[ 第V部 〈アーキテクチュア〉という戦場 1996-2022 ]
第21 章 「日本なき日本」への垂直的下降
第22 章 千年紀、虚実の間
第23 章 「進むべき道はない、だが進まねばならない」
第24 章 デミウルゴスの巫
[ 結論 磯崎新とは誰か ]
[ 余白に ]
1 見えない建築へ──追悼 磯崎 新
2 磯崎新という謎──憑依・寄生するデミウルゴス〔磯崎新『デミウルゴス』解説〕
3 磯崎新「東京大学教養学部美術博物館」改造計画案をめぐって
4 磯崎新と雑誌『希望』
跋
註
書誌
図版一覧
索引
●本日のお勧め作品は、磯崎新です。
「闇 1」1999年
シルクスクリーン
イメージサイズ:58.3×77.0cm
シートサイズ:70.0×90.0cm
Ed.35
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
コメント