1月23日はリトアニア生まれの詩人 / 映像作家であるジョナス・メカス(1922年12月24日 - 2019年1月23日)の命日です。昨年はポンピドゥ・センター主催のイベント「Jonas Mekas Poetry Day」が世界10か国以上で開催されるなど、今も熱い支持を集めています。

ときの忘れものと、その前身である現代版画センターは1983年の初来日時からメカスさんとのご縁に恵まれてきました。今日はそんな歴史をたどる幾つかの過去記事をご紹介します。

〇ジョナス・メカスさん、初来日
社長とオーナーの直筆のメモで1983年の来日スケジュールが綴られています。
このとき開催された展示「アメリカ現代版画と写真展ージョナス・メカスと26人の仲間たちー」の呼びかけ人には磯崎新、かわなかのぶひろ、谷川俊太郎、松本俊夫、山口勝弘(敬称略)の名前が。

〇ジョナス・メカス映画美術館建設賛助エディション
メカスさんがNYにAnthology Film Archivesを設立するための「建設賛助」として制作したシルクスクリーン7点は今もときの忘れもので販売中です。

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《ウーナ・メカス5才 猫とホリス(母)の前でヴァイオリンの稽古 1979》

〇ジョナス・メカスさんからのFAX
2002年2月にときの忘れもの宛てに届いたメカスさんからのFAXを掲載。
本来であれば人目につかない手紙にも詩情があふれています。

〇天使の謡う夜に~ジョナス・メカス展オープニング
原茂さんによる2005年10月のメカスさん来日レポート。
青山での展示から打ち上げの様子までが生き生きと描写されています。

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青山・ときの忘れもの2階でサインをするメカスさん

〇セバスチャン・メカス、お茶を楽しむ
2009年に開催した「ジョナス・メカス新作写真展」にあわせて来日された息子のセバスチャンさんが日本の文化を堪能される様子。なぜだか心癒されます。

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〇ジョナス・メカスさんより、Thanks thanks thanks to all of you beautiful people!
2013年、91歳のお誕生日の際にはメッセージとフィルムアーカイブスへのカンパをお送りしました。

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上記のほかにもこのブログでは「ジョナス・メカスの世界」というタグで150件以上の関連記事を公開していますので、よろしければぜひご覧ください。3月の「ART FAIR TOKYO 2025」でもメカス作品をご紹介予定です。

●本日のお勧め作品はジョナス・メカスです。
0909-20《バラ》
2009年
CIBA print
35.4×27.5cm
サインあり
作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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