11月1日に印刷所に出していた版画掌誌第5号の校正刷りが届いていた。打ち合わせで綿貫さんにそのゲラを渡され、「楽しんで」と笑顔で言われた。楽しめそうにありません・・・。今まで校正していたゲラとは重みが違う。集中したかったので電話のない場所で校正していく。何度も見てきたのだが、それでも些細な見落としがある。「全角あけを半角あけに・・・。アポストロフィーが他のものと違う・・・」など。赤を入れるのがもったいないな~と思いながら赤は増える。私生活は大雑把なのだが、こればっかりは細かくありたい。校正が終わり、デザイナーの北澤さんの所へ。変更の説明を終え、「o.k.のサインをして」と言われたが、まだ見落としがあるかも・・・と不安で仕方がないので「それはできません。もう一度冷静になって見てきます。」と言った。月曜日の午前中までなら受け付けるとありがたいお言葉を戴いた。
画廊に戻り、先月綿貫さんが買ってきた打ち合わせ用デスクを三浦さんと組み立てた。活字と向き合う作業より、力仕事は楽しい。打ち合わせ用デスクは黒色なので、画廊の雰囲気には強過ぎる。アレコレ試行錯誤して、なんとかマシに収まった。
今日は版画掌誌の校正刷りを家に持ち帰って校正し直すことにした。