“ときの忘れもの”今週のオークション 2005.11.12
<<ギャラリーときの忘れものだより・・・日和崎尊夫展始まる>>
11日(金)より木口木版を現代によみがえらせた日和崎尊夫の展覧会が始まりました。日和崎尊夫単独の個展としては、この数年間どこもやっていなかったのではないかと思います。「海渕の薔薇」「KALPAシリーズ」「緑の導火線」などの代表作をはじめとする41点を出品しており、
見ごたえのある展示であると自負しております。作品はもちろん販売しております。
また、日和崎尊夫とジョナス・メカスの作品を挿入した美術誌『版画掌誌第5号』が完成し、同じくオリジナル作品を挿入した『日和崎尊夫句集』も19日には出来上がる予定です。
日和崎展は26日(土)まで開催しております。ぜひお出かけ下さい。
<<今週の話題・・清澄のギャラリービル>>
東京の新川にあった小山登美夫ギャラリー、タカ・イシイギャラリー他8つのギャラリーが隅田川を渡った清澄にあるビルの5階から7階の3つのフロアに移転した記念の合同オープニング・パーティが11日夜にありました。
DMのわかりづらい地図に惑わされて迷いながら寂しい道を歩いていくと、急に若者たちの姿が増え、その先に目指すビルがありました。
ギャラリーのある5階まで貨物用のエレベーターで上がり、ドアが開くと明るいギャラリーに多くの人達が飲み物を片手に挨拶を交わしたり歓談する姿がありました。6階、7階も同様で、アート関係者とおぼしき人達で溢れかえっており、活況を呈していました。
各ギャラリーの出品リストを見ると、高額の作品も多数売れており、羨望の感情も入り混じりながらのギャラリー巡りとなりましたが、いつもこのようであれば良いなという気持ちも強く持ちました。
個人的な好みでは、小山登美夫ギャラリーの川島秀明さんの作品が欲しいと思いましたが、ちょっと手の出ない価格になっていて残念です。
あまり行きやすい場所ではありませんが、それでも魅力的な企画をすればお客さんは来てくれるであろうという自信は素晴らしいですね。見習いたいところです。
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