“ときの忘れもの”今週のオークション 2005.12.17

 

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<<ギャラリーときの忘れものだより・・・『舟越保武・難波田龍起展』開催中!>>

 

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現代美術オークションには多数のご入札をいただき、ありがとうございました。まだ未定ですが、次回もまたよろしくお願い申し上げます。

16日より今年最後の企画展『舟越保武・難波田龍起展』が始まりました(28日まで)。彫刻家・舟越保武のリトグラフと銅版の代表作10点と抽象の詩人・難波田龍起のリトグラフ、銅版、水彩作品12点を出品しています。舟越の描く静謐で端正な女性像は、見るものに安らぎを与えます。一方、難波田の描く抽象は、抒情を感じさせ、その独特な世界に引き込まれます。年の瀬のあわただしい世間を逃れて、ひととき、ときの忘れもので気持ちを落ち着かせてください。

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<<今週の話題・・・12月の展覧会>>

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もう年末なので、18日までや25日までという展覧会が多くあります。見逃しの無いように今週末と来週末は、展覧会をはしごする方も多いのではありませんか。その確認の意味も込めて、いくつかの展覧会をご紹介いたします。相変わらず独断と偏見のチョイスですがお許しください。

●18日までの展覧会

『プーシキン美術館展』東京都美術館(東京・上野)・・・お薦めですが混雑必至。

『ドイツ写真の現在/アウグスト・ザンダー展』東京国立近代美術館(東京・竹橋)・・・ドイツの代表的な写真作家アウグスト・ザンダーと近現代のドイツの写真家10人の作品を同時に見ることが出来る貴重なチャンスです。ロレッタ・ルックスがお薦め!

『瑛九フォトデッサン展』国立国際美術館(大阪・中之島)・・・瑛九ファン必見!私も行きたいところですが...ちと遠いです。

 

●25日までの展覧会

『吉村順三建築展』東京藝術大学大学美術館(東京・上野)・・・ときの忘れもの亭主のお薦めです。NHK「日曜美術館」でも採り上げられていました。

『スコットランド国立美術館展』BUNKAMURAザ・ミュージアム(東京・渋谷)・・・人気のフランス印象派とスコットランドの作家を紹介する展覧会です。

『ゲント美術館名品展』埼玉県立近代美術館(埼玉・北浦和)・・・19世紀から20世紀にかけてのベルギーを中心とするヨーロッパ絵画を紹介しています。

『パウラ・モーダーゾーン=ベッカー展』宮城県立美術館(宮城・仙台)・・・ドイツのヴォルプスヴェーデでフォーゲラーらと制作活動を始めますが、その後独自の世界を拓き、これからと言うときに夭逝した女性画家です。来年葉山に巡回するのを楽しみに待っています。

 

●今月から始まる展覧会

『植田正治写真展』東京都写真美術館(東京・恵比寿 17日から)・・・生前お会いすることが出来て本当に良かったと思います。大ファンです。

『前川國男建築展』東京ステーション・ギャラリー(東京駅 23日から)・・・コルビュジエに師事した建築家の回顧展です。先日弘前で作品を見てまいりました。

『幻想のコレクション 芝川照吉』渋谷区立松濤美術館(東京・渋谷 開催中)・・・近代絵画のパトロンであった芝川の散逸したコレクションを再現しようという変わった視点の展覧会です。入館料300円が嬉しい!

                 (ときの忘れものスタッフ 三浦次郎)