今日は、28日に打ち合わせを予定している磯崎新連刊画文集『百二十の見えない都市』のシルクスクリーン刷りのエッセイを校正した。28日はシルクスクリーン用のゲラを見せながら4つのエッセイの最終確認を行いたいので、校正の法則を綿貫さんと決めることになった。綿貫さんと私は別々に校正を行い、送り仮名や漢字を照らし合わせて法則を決めていった。やり始めたら限がなく、二人で大慌て。今回のエッセイには『古事記』『プラトンのティマイオス』『老子』『岡倉天心の茶の本』『日本書紀』『淮南子』など古典からの引用が多く、綿貫さんは本屋さんに様々な種類の辞書を買いに行き、私のデスクに積み上げた。19時を過ぎても全く終わらない。途中、頭がパニックになりそうだった。21時を回り、とりあえず終了した。磯崎新アトリエの平田さんとデザイナーの北澤さんに校正したエッセイをFAXで送り、終了・・・と思いきや、北澤さんから元原もFAXしてくれと言われ、持って行った方が早かったのでディスハウスまで届けた。しかし、どうやら北澤さんの言っていた元原とは、シルクスクリーンサイズのゲラのことだったらしく、後日やり直すことにした。サンタさんがいっぱい仕事を運んで来た。でもそんなに悪くないクリスマス・イヴだ。
2005.12.27
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