出勤すると、もうすでに綿貫さんと三浦さんと雄高さんは、あの手が縺れそうな作業をしていた。昨日仕掛けて帰ったプリンタが途中で止まっていた。理由を追求すると、私がパソコンの電源を切って帰ったから・・・。あぁバカ。
昨日の残りの発送作業は2時間弱で終了、三浦さんと雄高さんは小野隆生展の展示に取り掛かった。
15時にシルクスクリーン刷り師の石田了一さんとデザイナーの北澤敏彦さんが磯崎新連刊画文集『百二十の見えない都市』の製版の打ち合わせを行った。
「網点がどうのこうの・・・」とか、私にはさっぱりわからない技術的な話をしていたので、隣でポカーンと聞いていた。
1月4日~25日までアートコテージぱぴるすで「工藤政秀(画家)・八木幹夫(詩人)展」を開催している八木幹夫さんにお呼ばれしていたので、綿貫さんと18時頃横浜市の橋本まで出掛けた。八木さんには『日和崎尊夫句集』のパンフレットでお世話になり、お会いするのは2度目になる。八木さんに仲間たちを紹介してくださった。詩人の八木忠栄さん、宮本むつみさん、画家の工藤政秀さん、彫刻家の西澤利高さんと新婚ほやほやの奥様さん、アートコテージぱぴるすのオーナー細川孝光さん。
展覧会を見せて戴き、八木幹夫さんのぽつり、ぽつりと入ってくる純粋ではあるが無垢ではない・・・(きっと“純粋”と“無垢”は同じ意味なんだろうけど、ただ純粋無垢ではないということが言いたい)詩に溶け込む工藤政秀さんの絵がぽつり、ぽつりと入ってくる。工藤政秀さんが描いた絵に八木幹夫さんが詩を浮かべ、また八木さんのリクエストに応えて工藤さんが絵を描くといった感じで3ヶ月ほどかけて進めたという。
会場で少しワインを呑んだ後、8人で橋本駅近くのご飯屋さんへ移動した。日和崎尊夫さんの話題から始まり様々な作家さんの話、詩の世界の話、・・・皆さん、お酒に酔わされて熱くなり始めた様子だった。10時くらいまで呑んでしまい、綿貫さんは今日中に帰れるかな、令子さんに怒られるかな・・・と呟きながらそそくさと帰って行った。帰りの電車で、八木幹夫さんは詩について語り、これが男のロマンというものか・・・と思わせるほど情熱的な人だということを私は知った。宮本むつみさんは、「専業主婦として努めるために詩をかくのを止めた時、このまま私はそこにあるコーヒーカップになってしまうのではないか」と思ったとおっしゃられた。自分からあるコト・モノを取ったら静物になってしまうかも、という恐怖を覚えるくらい私にも人生そのものというコト・モノを見つけたいと思った。何よりコーヒーカップという喩えがステキな表現だ、と感激した。
昨日の残りの発送作業は2時間弱で終了、三浦さんと雄高さんは小野隆生展の展示に取り掛かった。
15時にシルクスクリーン刷り師の石田了一さんとデザイナーの北澤敏彦さんが磯崎新連刊画文集『百二十の見えない都市』の製版の打ち合わせを行った。
「網点がどうのこうの・・・」とか、私にはさっぱりわからない技術的な話をしていたので、隣でポカーンと聞いていた。
1月4日~25日までアートコテージぱぴるすで「工藤政秀(画家)・八木幹夫(詩人)展」を開催している八木幹夫さんにお呼ばれしていたので、綿貫さんと18時頃横浜市の橋本まで出掛けた。八木さんには『日和崎尊夫句集』のパンフレットでお世話になり、お会いするのは2度目になる。八木さんに仲間たちを紹介してくださった。詩人の八木忠栄さん、宮本むつみさん、画家の工藤政秀さん、彫刻家の西澤利高さんと新婚ほやほやの奥様さん、アートコテージぱぴるすのオーナー細川孝光さん。
展覧会を見せて戴き、八木幹夫さんのぽつり、ぽつりと入ってくる純粋ではあるが無垢ではない・・・(きっと“純粋”と“無垢”は同じ意味なんだろうけど、ただ純粋無垢ではないということが言いたい)詩に溶け込む工藤政秀さんの絵がぽつり、ぽつりと入ってくる。工藤政秀さんが描いた絵に八木幹夫さんが詩を浮かべ、また八木さんのリクエストに応えて工藤さんが絵を描くといった感じで3ヶ月ほどかけて進めたという。
会場で少しワインを呑んだ後、8人で橋本駅近くのご飯屋さんへ移動した。日和崎尊夫さんの話題から始まり様々な作家さんの話、詩の世界の話、・・・皆さん、お酒に酔わされて熱くなり始めた様子だった。10時くらいまで呑んでしまい、綿貫さんは今日中に帰れるかな、令子さんに怒られるかな・・・と呟きながらそそくさと帰って行った。帰りの電車で、八木幹夫さんは詩について語り、これが男のロマンというものか・・・と思わせるほど情熱的な人だということを私は知った。宮本むつみさんは、「専業主婦として努めるために詩をかくのを止めた時、このまま私はそこにあるコーヒーカップになってしまうのではないか」と思ったとおっしゃられた。自分からあるコト・モノを取ったら静物になってしまうかも、という恐怖を覚えるくらい私にも人生そのものというコト・モノを見つけたいと思った。何よりコーヒーカップという喩えがステキな表現だ、と感激した。
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