大阪・堂島ホテルでの<ART OSAKA 2010>にはたくさんのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
井桁裕子さんの関西では初めての個展(815号室)でしたが、いかがでしたでしょうか。

残念ながら売り上げはありませんでしたが、昨夜展示が終了後、会場につめていた尾立麗子から「8階でしたが(客は11階から巡回して降りてくる)たくさんの方がいらしてくださいました。『やっとアートに会えた』という言葉に勇気付けられました。」と電話がありました。
今回私たちはアートフェアの正攻法で、いわば無名(井桁さんゴメンナサイ)の人形作家の個展で参戦したわけで、もし一人でもアートの毒に犯された人がいるならば以って瞑すべし。
ちょっとtwitterやmixiをのぞいたのですが、たくさんの感想が書かれていました。
以下、勝手に一部を引用させていただきます。
●井桁裕子の球体関節人形あり。見た目の異様さだけで慌てて逃げ出す観客の多さよ! コンセプチュアルな表現を重んじる人に限って彼女の作品を敬遠するが、彼女の人形は実はきわめてコンセプチュアル。作家にまず説明を聞くべし。
●ART OSAKA で井桁裕子さんの人形を見た。素晴らしいの一言。人か多すぎてゆっくり見ることができなかったのが無念。やはり、彼女の人形はちょっと次元が違う。
●まずは8階815号室、ギャラリー『ときの忘れもの』から井桁裕子(いげたひろこ)という人形作家の個展。 ここは前もってホームページでチェックしていて、真っ先に訪れましたが、想像してた以上に良かった。一際目を引いたのが、真ん中のベッドに横たわったリアルな顔をした女性の球体関節人形。… (以下略)
●ときの忘れものの井桁裕子さんに会う。穏やかな井桁さんのうちにある壮大な世界観に衝撃を受ける。
●メインは「815」室の『ときのわすれもの』井桁裕子さま。 「Makiko doll」 「錬金術 Ryoko-doll」・・・(ともに、『ART OSAKA』のHPの「815」参照!!) ・・・「おふた方」の存在感の素晴らしさ! 逢えてよかった!!!
●前の時と、どうしても比べてしまうのですが、今回、ググッ!と惹かれる作品が、少なく感じました。その代わり、あまり観たくないという作品も少なくなってきたように思えたので、良い意味でも悪い意味でも出品作品の傾向が、均一化に向かっているのかな?という気がしました。そんな中、とっても惹かれたのが、人形作家でらっしゃる井桁裕子さんの陶作品。通常の人形に比べると、とても小品なのだろうと思いますが、中に2~3点、キラキラ光って見えたものがありました。(以下略)
●昨日はArtOsaka2010にて井桁裕子様の作品を拝見いたしました。あまりの素晴らしさに食い入る様にしていると、おかけんた氏がスッと入って来られました。作品と私の顔を見比べられ「君、好きそうやなぁ…( ̄ー ̄)ニヤリッ」と一言仰って去っていかれました…。ハイ、大好きです…。
●井桁裕子作品@アート大阪「ときの忘れもの」ブース@堂島ホテル8階。彼女作品と共にそれぞれの「物語」に注目!是非作家さんとコミュニケーション!
***************
皆さん、ほんとうにありがとう。今後の井桁さんの創作活動に期待したいと思います。
井桁さんの連載エッセイは、大阪の反響への感想を含めて書いていただき、7月20日頃掲載の予定です。どうぞお楽しみに。
人が決定的な美術作品にめぐり会い生涯にわたる影響を受ける、それは人それぞれですが、亭主にとっては長谷川潔はそのひとりでした。
美術界に入りたての頃見た「長谷川潔展」のことは以前このブログに書きましたが、1985年1月現代版画センターの直営画廊だった「ギャラリー方寸」の最後の展覧会も長谷川潔展でした。
その十年後のときの忘れものの開廊展にも長谷川潔を展示しました。
バブル崩壊後、版画の価格が下落したとき、さすがの長谷川潔の市場価格も低迷しましたが、いまではすっかり高い評価が回復し、名品はなかなか手に入らなくなりました。
メゾチントとビュランの名品2点をご紹介します。
長谷川潔
「薔薇と時」
1961年 銅版(マニエール・ノワール)
35.7×26.5cm Ed.70
サインあり ※レゾネNo.320
長谷川潔
「小鳥と蟻」
1959年 銅版(ビュラン)
24.7×36.0cm 数部のみ刷られた珍しい作品(E.A.)
サインあり ※レゾネNo.312
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2010年7月2日[金]―7月14日[水]12:00-19:00(※日・月・祝日休廊)まで、画廊コレクションからル・コルビュジエ、マックス・クリンガー、ドローテ・ジョルジュ、長谷川潔、池田満寿夫、草間彌生、パウル・クレー、他を展示しています。ぜひお出かけください。

井桁裕子さんの関西では初めての個展(815号室)でしたが、いかがでしたでしょうか。

残念ながら売り上げはありませんでしたが、昨夜展示が終了後、会場につめていた尾立麗子から「8階でしたが(客は11階から巡回して降りてくる)たくさんの方がいらしてくださいました。『やっとアートに会えた』という言葉に勇気付けられました。」と電話がありました。
今回私たちはアートフェアの正攻法で、いわば無名(井桁さんゴメンナサイ)の人形作家の個展で参戦したわけで、もし一人でもアートの毒に犯された人がいるならば以って瞑すべし。
ちょっとtwitterやmixiをのぞいたのですが、たくさんの感想が書かれていました。
以下、勝手に一部を引用させていただきます。
●井桁裕子の球体関節人形あり。見た目の異様さだけで慌てて逃げ出す観客の多さよ! コンセプチュアルな表現を重んじる人に限って彼女の作品を敬遠するが、彼女の人形は実はきわめてコンセプチュアル。作家にまず説明を聞くべし。
●ART OSAKA で井桁裕子さんの人形を見た。素晴らしいの一言。人か多すぎてゆっくり見ることができなかったのが無念。やはり、彼女の人形はちょっと次元が違う。
●まずは8階815号室、ギャラリー『ときの忘れもの』から井桁裕子(いげたひろこ)という人形作家の個展。 ここは前もってホームページでチェックしていて、真っ先に訪れましたが、想像してた以上に良かった。一際目を引いたのが、真ん中のベッドに横たわったリアルな顔をした女性の球体関節人形。… (以下略)
●ときの忘れものの井桁裕子さんに会う。穏やかな井桁さんのうちにある壮大な世界観に衝撃を受ける。
●メインは「815」室の『ときのわすれもの』井桁裕子さま。 「Makiko doll」 「錬金術 Ryoko-doll」・・・(ともに、『ART OSAKA』のHPの「815」参照!!) ・・・「おふた方」の存在感の素晴らしさ! 逢えてよかった!!!
●前の時と、どうしても比べてしまうのですが、今回、ググッ!と惹かれる作品が、少なく感じました。その代わり、あまり観たくないという作品も少なくなってきたように思えたので、良い意味でも悪い意味でも出品作品の傾向が、均一化に向かっているのかな?という気がしました。そんな中、とっても惹かれたのが、人形作家でらっしゃる井桁裕子さんの陶作品。通常の人形に比べると、とても小品なのだろうと思いますが、中に2~3点、キラキラ光って見えたものがありました。(以下略)
●昨日はArtOsaka2010にて井桁裕子様の作品を拝見いたしました。あまりの素晴らしさに食い入る様にしていると、おかけんた氏がスッと入って来られました。作品と私の顔を見比べられ「君、好きそうやなぁ…( ̄ー ̄)ニヤリッ」と一言仰って去っていかれました…。ハイ、大好きです…。
●井桁裕子作品@アート大阪「ときの忘れもの」ブース@堂島ホテル8階。彼女作品と共にそれぞれの「物語」に注目!是非作家さんとコミュニケーション!
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皆さん、ほんとうにありがとう。今後の井桁さんの創作活動に期待したいと思います。
井桁さんの連載エッセイは、大阪の反響への感想を含めて書いていただき、7月20日頃掲載の予定です。どうぞお楽しみに。
人が決定的な美術作品にめぐり会い生涯にわたる影響を受ける、それは人それぞれですが、亭主にとっては長谷川潔はそのひとりでした。
美術界に入りたての頃見た「長谷川潔展」のことは以前このブログに書きましたが、1985年1月現代版画センターの直営画廊だった「ギャラリー方寸」の最後の展覧会も長谷川潔展でした。
その十年後のときの忘れものの開廊展にも長谷川潔を展示しました。
バブル崩壊後、版画の価格が下落したとき、さすがの長谷川潔の市場価格も低迷しましたが、いまではすっかり高い評価が回復し、名品はなかなか手に入らなくなりました。
メゾチントとビュランの名品2点をご紹介します。
長谷川潔「薔薇と時」
1961年 銅版(マニエール・ノワール)
35.7×26.5cm Ed.70
サインあり ※レゾネNo.320
長谷川潔「小鳥と蟻」
1959年 銅版(ビュラン)
24.7×36.0cm 数部のみ刷られた珍しい作品(E.A.)
サインあり ※レゾネNo.312
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◆ときの忘れものは、2010年7月2日[金]―7月14日[水]12:00-19:00(※日・月・祝日休廊)まで、画廊コレクションからル・コルビュジエ、マックス・クリンガー、ドローテ・ジョルジュ、長谷川潔、池田満寿夫、草間彌生、パウル・クレー、他を展示しています。ぜひお出かけください。

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