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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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「マン・レイと宮脇愛子」展は、ご好評のうちに終了いたしました。多くの方にマン・レイと宮脇愛子との厚い親交を知っていただくと同時に、彫刻家になる以前の宮脇作品の魅力にも触れていただけたと自負しております。さて、来週26日(火)からは、「S氏コレクション駒井哲郎PART II展」を開催いたします。昨年の「PART I」では、ひとつの作品を
複数の刷りでコレクションするというS氏の「異端」ぶりを垣間見ていただきました。駒井哲郎の生誕90周年の今年は、「銅版画の詩人」と謳われ、叙情的な面が高く評価される駒井版画の奥底に流れるものを掬いあげ、S氏コレクションの二つ目の特色である「生命あるものへ」の視点を凝縮した展示を30点の作品でご覧いただきます。11月6日(土)まで、会期中無休です。
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<<今週の話題~ ゴッホ展 >>
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いま六本木の国立新美術館で「ゴッホ展」が開催中です。このゴッホ展は、「ゴッホがいかにしてゴッホになったか」という視点で、決してうまいとはいえない初期のデッサンから、ゴッホ晩年の独特な色遣いの油彩まで、その生涯を油彩36点、版画・素描32点、ゴッホに影響を与えた作家の作品39点も交えて展観しています。6つの時期に分けて、それぞれの時期で影響を与えた作家の作品がゴッホの作品とともに展示してあり、その関連性が分かりやすくなっている反面、少し見づらい感もありました。面白いのは、ゴッホがアルルで住んだ黄色い家の自室を描いた「アルルの寝室」をその絵とともに原寸で再現してあります。アルル以降の色遣いは、現実と夢想の間を浮揚するような感覚を見るものに与えます。それが生き急いだゴッホの短い生涯と併せて大きな魅力となっているのではないでしょうか。12月20日まで、その後、福岡、名古屋に巡回します。
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<<今週のオークションから>>
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◎榎倉康二 「作品」1989年 マット付
◎芹沢圭介の世界 文藝春秋デラックス第五巻三号
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◆ペシャワール会支援チャリティー・オークション!
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%CB%BA%A1%FA%A1%A1%A5%DA%A5%B7
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ペシャワール会支援のためのチャリティー・オークションも4年目を迎えました。今後も引き続き行いますので、趣旨をご理解いただき、コレクションをしつつ、支援活動ができるというチャリティー・オークションにご協力くださいますようお願い申し上げます。ぺシャワール会は、1983年9月、中村哲医師のパキスタン北西辺境州ならびにアフガニスタンでの医療活動を支援する目的で結成されました。2000年夏からは戦乱についで今世紀最悪の干ばつに見舞われたアフガニスタンの村々で約1,000カ所以上の水源(井戸、カレーズ)確保作業を継続しています。その活動の支援として、2006年1月から毎週、コレクション作品を継続してヤフーオークションに提供します。落札者の方には、落札金額の全額を「ぺシャワール会」の郵便替口座に振り込んでいただきます。目標は、1,000万円です!どうぞご協力よろしくお願いいたします。
★先週ご協力いただいた金額  0円 
★目標まであと 9,546,324円 ご協力よろしくお願いいたします!