京都から3~ART KYOTO 2012
「ART KYOTO 2012」の最終日です。
本日はときの忘れもの以外の出展者の方々のブースをご紹介させていただきます。
なお、各ブース(敬称略)のセレクションについては完全に新澤の趣味ですので悪しからず。
初日の金曜日はやや人入りが少なかったものの、土曜日はGW初日ということもあって盛況でした。ご家族連れの方も多く、一家揃ってお楽しみいただけたようです。
翠波画廊(東京)
出展作品はハンス・イヌメのみ。絵本の挿絵のような可愛らしい動物たちが、確たる計算の基にキャンバスに描かれていました。
乙画廊(大阪)
龍をモチーフにした作品が目を惹きました。特に自分の目を惹いたのは山路智生さんの作品。龍から花輪へ、紋章から人形へ、円盤から鶴へと、何とも大人になれない男心を刺激する作品を展示されていました。
サテライツ・アート・ラボ(東京)
荒川敦彦さんの立体作品。宮崎アニメのファンである自分は、直線のシンプルさと中心の筒状パーツの装飾、そしてオブジェの錆色と緑のコントラストに天空の城を想像してしまい、一目で気に入ってしまいました。
ギャラリー戸村(東京)
富田伊織さんの『透明標本』シリーズ。ビビッドな色で構成されたカエルやタツノオトシゴの骨格標本。平面で見れば「ああ、そのように塗ったんだな」で済みますが、立体として展示されると「えぇ!?」と思わずにはいられません。

ユカリアート(東京)
淀川テクニックさんの作品群。名前の通り、淀川で見つけた物のみで作品が構成されています。部品の加工などは一切行わず、見つけたままの状態で使っているとのこと。
拾ってきた材料だけでこれだけのものが作れるというのは凄いことですが、これだけのものを作る材料が川一本から採れるということも、違う意味ですごい話です。
NODA CONTEMPORARY(名古屋)
ラクガキのようなゆる~い造形のキャラクターたちが、小さい画面の中でただひたすらに縄跳びを続け、その縄跳びの音をBGMに大きい画面の中では同じキャラクターが無音で踊りつづけるという、何ともシュールなインステレーションでした。
ARTantide(イタリア)
キャンバス作品は砂絵で、一枚につき制作者が旅行で出向いた一つの地方の砂のみを使用したものだとか。角にある黒い立体作品はイタリアのビエンナーレで受賞した名作。分厚い炭の板を重ねたこの作品、この写真では分かりませんが、たしかにスゴイ存在感でした。
ギャラリーAYA(東京)
屏風に描かれた作品の細かさもさることながら、何より圧巻なのはやはりそのサイズ。小間3つに渡って展開したその大きさには、それだけでも感じ入る物がありました。
Queen Projects by LUIUL(日本/英国)
ケースに納められた作品に被せるように画像を表示し、独特な雰囲気を醸し出していました。手前の革製品は髑髏のバッグに尻尾付き、光源付きのハイヒールなど、こちらも展示方法に劣らず独特な作品群が。
ニュートロン(東京/京都)
玉砂利敷きの白い空間の中に綺麗に配置された青銅色の作品が印象的。展示物の中には屋内に建てられた小屋に入り込んで見るものも。
芦屋画廊(兵庫)
こちらも展示作家は一名のみ。菩須彦さんというライブペインターで、会場でも日に二度、30分で2畳くらいありそうな紙に龍を書き出すというパフォーマンスを行っていました。当たりをつけるでもなく、墨であっと言う間に作品が描き出されていく様は見応えがありました。
こちらが完成した龍。濃度の違う墨や、筆と霧吹きなどを使い分け、即興ながら立体感のある出来映え。制作者の菩須彦さんは、結婚式などでもこのパフォーマンスを行い、縁起物などを描かれているそうです。
拙い写真と文章ですが、少しでも雰囲気を感じていただければ幸いです。
(しんざわゆう)
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◆ときの忘れものは「ART KYOTO 2012」に出展します。
会期:2012年4月27日[金]―4月29日[日]
会場:国立京都国際会館 ANNEX HALL ブース番号32

作家:磯崎新、安藤忠雄、宮脇愛子、井桁裕子、五味彬、尾形一郎 尾形優、ジョック・スタージス、草間彌生 他
「ART KYOTO 2012」の最終日です。
本日はときの忘れもの以外の出展者の方々のブースをご紹介させていただきます。
なお、各ブース(敬称略)のセレクションについては完全に新澤の趣味ですので悪しからず。
初日の金曜日はやや人入りが少なかったものの、土曜日はGW初日ということもあって盛況でした。ご家族連れの方も多く、一家揃ってお楽しみいただけたようです。
翠波画廊(東京)出展作品はハンス・イヌメのみ。絵本の挿絵のような可愛らしい動物たちが、確たる計算の基にキャンバスに描かれていました。
乙画廊(大阪)龍をモチーフにした作品が目を惹きました。特に自分の目を惹いたのは山路智生さんの作品。龍から花輪へ、紋章から人形へ、円盤から鶴へと、何とも大人になれない男心を刺激する作品を展示されていました。
サテライツ・アート・ラボ(東京)荒川敦彦さんの立体作品。宮崎アニメのファンである自分は、直線のシンプルさと中心の筒状パーツの装飾、そしてオブジェの錆色と緑のコントラストに天空の城を想像してしまい、一目で気に入ってしまいました。
ギャラリー戸村(東京)富田伊織さんの『透明標本』シリーズ。ビビッドな色で構成されたカエルやタツノオトシゴの骨格標本。平面で見れば「ああ、そのように塗ったんだな」で済みますが、立体として展示されると「えぇ!?」と思わずにはいられません。

ユカリアート(東京)淀川テクニックさんの作品群。名前の通り、淀川で見つけた物のみで作品が構成されています。部品の加工などは一切行わず、見つけたままの状態で使っているとのこと。
拾ってきた材料だけでこれだけのものが作れるというのは凄いことですが、これだけのものを作る材料が川一本から採れるということも、違う意味ですごい話です。
NODA CONTEMPORARY(名古屋)ラクガキのようなゆる~い造形のキャラクターたちが、小さい画面の中でただひたすらに縄跳びを続け、その縄跳びの音をBGMに大きい画面の中では同じキャラクターが無音で踊りつづけるという、何ともシュールなインステレーションでした。
ARTantide(イタリア)キャンバス作品は砂絵で、一枚につき制作者が旅行で出向いた一つの地方の砂のみを使用したものだとか。角にある黒い立体作品はイタリアのビエンナーレで受賞した名作。分厚い炭の板を重ねたこの作品、この写真では分かりませんが、たしかにスゴイ存在感でした。
ギャラリーAYA(東京)屏風に描かれた作品の細かさもさることながら、何より圧巻なのはやはりそのサイズ。小間3つに渡って展開したその大きさには、それだけでも感じ入る物がありました。
Queen Projects by LUIUL(日本/英国)ケースに納められた作品に被せるように画像を表示し、独特な雰囲気を醸し出していました。手前の革製品は髑髏のバッグに尻尾付き、光源付きのハイヒールなど、こちらも展示方法に劣らず独特な作品群が。
ニュートロン(東京/京都)玉砂利敷きの白い空間の中に綺麗に配置された青銅色の作品が印象的。展示物の中には屋内に建てられた小屋に入り込んで見るものも。
芦屋画廊(兵庫)こちらも展示作家は一名のみ。菩須彦さんというライブペインターで、会場でも日に二度、30分で2畳くらいありそうな紙に龍を書き出すというパフォーマンスを行っていました。当たりをつけるでもなく、墨であっと言う間に作品が描き出されていく様は見応えがありました。
こちらが完成した龍。濃度の違う墨や、筆と霧吹きなどを使い分け、即興ながら立体感のある出来映え。制作者の菩須彦さんは、結婚式などでもこのパフォーマンスを行い、縁起物などを描かれているそうです。拙い写真と文章ですが、少しでも雰囲気を感じていただければ幸いです。
(しんざわゆう)
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◆ときの忘れものは「ART KYOTO 2012」に出展します。
会期:2012年4月27日[金]―4月29日[日]
会場:国立京都国際会館 ANNEX HALL ブース番号32

作家:磯崎新、安藤忠雄、宮脇愛子、井桁裕子、五味彬、尾形一郎 尾形優、ジョック・スタージス、草間彌生 他
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