内間安瑆展 良かったです。特に、入り口近くにまとまっていた60年代の作品が好きです。
(YASUSHI ISHIBASHIさんのtwitterより)

池袋に出掛けたついでに、外苑前のギャラリー「ときの忘れもの」へ、内間安せい(王ヘンに星)の展覧会にも。美しくて素敵な木版画が多数ありましたが、私が買えるようなお値段のものはなく……。
(ouro1008さんのtwitterより)

ときの忘れものの内間安瑆と、CNAC LABのソル・ルウィット。どちらもよかった。鮮やかな色の構成が特徴的な2つの展覧会。
内間安瑆はFOREST BYOBUなどの木版画がよかったのは勿論だけど、エッチングの作品もまた面白かった。線の方向や密度によって、やはり画面を分割し構成している。

(Katsumasa Omoteさんのtwitterより)

亭主が店番をしているときには内間先生のお知り合いなどご年配の方が多く、ついつい昔話をしてしまうのですが、若い方にも結構ご覧いただいているようで嬉しい限りです。
内間安瑆展は5日(土)までですが、亭主と社長は明日から出張で不在です。

おそらく(昔のことは亭主もよくは知りませんので)九州では初のアートフェアとなる「ART FAIR ASIA/FUKUOKA 2015」にときの忘れものは出展します。
artfairasia15_logo600

会期:2015年9月4日(金)- 9月6日(日)
フェア会場:ソラリア西鉄ホテル 11階 (ワンフロア貸切り)
〒810-0001 福岡市中央区天神2-2-43 Tel 092-752-5555(代表)
入場料:〔前売〕1日券 1,000円(9/5(土),6(日))
          3日通し券 1,500円(※「9/4(金)内覧会」入場可)
     〔当日〕1日券 1,200円(9/5(土),6(日))

主催 ART FAIR.ASIA 実行委員会
ART FAIR.ASIA 実行委員会
〒810-0073 福岡市中央区舞鶴 1.9.11.306 (アストデザイン内)
Tel.092-332-8725 / E-Mail.info@artfair.asia

出展:27画廊

詳しくはホームページをご覧ください。

ときの忘れものは今まで国内のアートフェアのいくつかに出展してきましたが、正直言って売上げ的に大きな成果があったフェアはほとんどありません。
少々売上げがあったところで、経費を差し引けばいつも赤字でした。
それなのに今回出展を決めたのは、亭主が生きているうちに九州のお客様に挨拶したいと思ったからです。
社長はなんとこれが初の福岡となります(今回は若いスタッフ抜き、亭主と社長の二人だけで参ります)。
1974~1985年にかけて、まだ新幹線がない時代から電車を乗り継ぎ亭主は九州全県を行商してまわりました。
その頃お世話になった画廊も今はほとんどありませんが、現代版画センターOBの貝田隆博さんはいまでも久留米市で「筑後画廊」を経営されています。
ご高齢になったお客様たちがどれほど足を運んでくださるかわかりませんが、一目お会いして今までのご愛顧に対して御礼を申し上げたいと思っています。

アートフェアに関して、入場料をいただくからにはそれに相応しい作品、作家を紹介すべきだと亭主はつねづね考えています。
それぞれの画廊が一番得意とし、質の高い作品を持っていく、それがアートフェアではないか。
少なくとも私たちは「買いやすい(売りやすい)」とか「分かりやすい(流行の)」とかの基準で作品を選定することはありません。
先年、チューリッヒのアートフェアに参加したとき、ヨーロッパ各地から参加したギャラリーの出品作品の多様さ、質の高さには驚きました。
それを期待して世界中から客も来るのですね。
見るだけの若い学生なんか来ません。
いずれも「作品を楽しみ、買う」ことを目的に入場料を支払い、そして一日中、画廊と作品を品定めしている。
アートフェアがしっかりと根付いているのをうらやましく実感しました。

●今回九州に持って行くのは瑛九野田英夫松本竣介元永定正磯崎新の5作家の作品10数点です。
いずれも亭主が敬愛してやまない作家たちの選りすぐりのコレクションです。
九州の皆さん、ぜひ会場でお目にかかりましょう。
qei_154瑛九
「手」
1957年
板に油彩吹き付け
46.4×38.3cm (F8号)
※山田光春『私家版・瑛九油絵作品写真集』(1977年刊)No.286
※宮崎県立美術館他『生誕100年記念 瑛九展』図録所収・油彩画カタログレゾネ(2011年刊)No.346


noda_05_1104_5野田英夫
「風景」
紙に油彩・ペン
24.0x33.3cm
※1979年の熊本県立美術館「野田英夫展」出品作品


07松本竣介
「作品」(裏面にペン画あり)
1943年頃
紙にインク、鉛筆
イメージサイズ:25.7x20.3cm
シートサイズ:27.0x22.2cm


07_reverse松本竣介
「作品」(裏面)


motonaga150520_22元永定正
「うえうえ」
1984年
シルクスクリーン
27.5x40.0cm
Ed.150
サインあり


isozaki_w081a_19磯崎新
「栖 十二 挿画19」
1998年
銅版・手彩色・アルシュ紙
イメージサイズ:10.0x15.0cm
シートサイズ:28.5x38.0cm
Ed.8(E.A.)
サインあり


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆ときの忘れものは2015年8月25日[火]―9月5日[土]「内間安瑆展」を開催しています(*会期中無休)。
uchima_DM内間の代表作となったのは、伝統的な手摺りで45度摺を重ねた〈森の屏風 Forest Byobu〉連作です。鮮やかな色彩のハーモニー、微妙なぼかしが入った色面が幾重にも重なる複雑な構成、多色にもかかわらず画面全体には静かな気品が漂います。1950年代の初期から80年代の Forest Byobu 連作まで、多色木版約20点ご覧いただきます。

出品リストはホームページに掲載しました。
価格リストをご希望の方は、「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してメールにてお申し込みください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

●作家と作品については「内間安瑆の世界」をお読みください。