スタッフSの海外ネットサーフィン No.32
「The EY Exhibition: The World Goes Pop」
TATE Modern、London
読者の皆様こんにちわ、気が付けばすっかり秋めいてきている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか? 上着で出歩く人も多い中、休日は相変わらずTシャツ短パンなスタッフSこと新澤です。

今回は一年四ヶ月ぶりに英国ロンドンのTATE Modernを取り上げさせていただきます。現在2016年6月の新館オープニングに向けて建設中の新館は、完成時には地上10階の高さを誇り、6割増しの展示スペースとサウスバンク(テームズ川南河岸)の景観に新たに一筆を加えることでしょう。
美術館の成り立ちについては、以前の記事をご参照ください。

今回紹介させていただく「The EY Exhibition: The World Goes Pop」は、2015年9月17日から2016年1月24日まで開催されている長期企画です。入場料はTATEメンバーは無料、一般はGBP 16.00-(寄付抜きGBP 14.50-)、割引GBP 14.00-(寄付抜きGBP 12.70-)、12歳以下は無料。個人的に寄付金を含まない価格をわざわざ書く辺りがエグいと言うか何というか…。
ポップアートの企画展と聞くと、大抵は特定の作家に注力している印象が強いのですが、この企画展ではタイトルにあるように、60から70年代にかけての世界各地でのポップアートの変遷がテーマとなっています。ポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインを擁するアメリカは勿論、南米、アジア、中近東、ヨーロッパの各地で、どのようにムーブメントが異なる文化に受け止められ、反応されていったのか。ポップアートというジャンルが欧米の消費者文化を賛美するだけではなく、往々にして言葉の壁を超えた抵抗の手段であったことを見ることができます。
Ushio Shinohara
"Doll Festival"
1966
Hyogo Prefectural Museum of Art (Yamamura Collection)
c Ushio and Noriko Shinohara
Isabel Oliver
"Cosmetica" (from the series La Mujer)
1971
Private collection c Isabel Oliver
Kiki Kogelnik
"Fallout"
c.1964
Private collection c Andrew Rinkhy / Kiki Kogelnik Foundation, Vienna / New York
(しんざわ ゆう)
■TATE Modern公式ページ(英文)
■The EY Exhibition: The World Goes Pop 紹介ページ(英文)
●今日のお勧め作品は、磯辺行久です。
磯辺行久 Yukihisa ISOBE
0017-003 "WORK '65-50-E"
1965年
ミクストメディア・ 箪笥に着彩
42.0×97.0×100.0cm
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
「The EY Exhibition: The World Goes Pop」
TATE Modern、London
読者の皆様こんにちわ、気が付けばすっかり秋めいてきている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか? 上着で出歩く人も多い中、休日は相変わらずTシャツ短パンなスタッフSこと新澤です。

今回は一年四ヶ月ぶりに英国ロンドンのTATE Modernを取り上げさせていただきます。現在2016年6月の新館オープニングに向けて建設中の新館は、完成時には地上10階の高さを誇り、6割増しの展示スペースとサウスバンク(テームズ川南河岸)の景観に新たに一筆を加えることでしょう。
美術館の成り立ちについては、以前の記事をご参照ください。

今回紹介させていただく「The EY Exhibition: The World Goes Pop」は、2015年9月17日から2016年1月24日まで開催されている長期企画です。入場料はTATEメンバーは無料、一般はGBP 16.00-(寄付抜きGBP 14.50-)、割引GBP 14.00-(寄付抜きGBP 12.70-)、12歳以下は無料。個人的に寄付金を含まない価格をわざわざ書く辺りがエグいと言うか何というか…。
ポップアートの企画展と聞くと、大抵は特定の作家に注力している印象が強いのですが、この企画展ではタイトルにあるように、60から70年代にかけての世界各地でのポップアートの変遷がテーマとなっています。ポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインを擁するアメリカは勿論、南米、アジア、中近東、ヨーロッパの各地で、どのようにムーブメントが異なる文化に受け止められ、反応されていったのか。ポップアートというジャンルが欧米の消費者文化を賛美するだけではなく、往々にして言葉の壁を超えた抵抗の手段であったことを見ることができます。
Ushio Shinohara"Doll Festival"
1966
Hyogo Prefectural Museum of Art (Yamamura Collection)
c Ushio and Noriko Shinohara
Isabel Oliver"Cosmetica" (from the series La Mujer)
1971
Private collection c Isabel Oliver
Kiki Kogelnik"Fallout"
c.1964
Private collection c Andrew Rinkhy / Kiki Kogelnik Foundation, Vienna / New York
(しんざわ ゆう)
■TATE Modern公式ページ(英文)
■The EY Exhibition: The World Goes Pop 紹介ページ(英文)
●今日のお勧め作品は、磯辺行久です。
磯辺行久 Yukihisa ISOBE0017-003 "WORK '65-50-E"
1965年
ミクストメディア・ 箪笥に着彩
42.0×97.0×100.0cm
サインあり
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