『とやま文学』第34号(2016年3月号)が「追慕・顕彰 瀧口修造」と題して、144~247ページにわたる大特集を組んでいます。
土渕信彦さんはじめ、錚々たる研究者たちの論考が掲載されています。
~~~
瀧口修造は、死後四十年近くを経てなお、芸術の世界で異彩を放つ希有の人物です。詩・美術評論・造形など各分野に大きな足跡を遺しており、尽きない魅力があります。
瀧口とふるさと富山をつなぐ富山県立近代美術館は、二十世紀美術をテーマとした日本初の地方美術館であり、収蔵品や「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」の質の高さから世界に誇るべき美術館と言えます。生前瀧口が愛した世界の芸術家からの私的な贈り物は、同館収蔵の「瀧口修造コレクション」の中核をなしています。瀧口が夢見た芸術の可能性は、このたび移転新築する「富山県美術館(仮称)」に引き継がれ、輝きを増していくでしょう。
美術館の転換点にあたり、今回の特集では各界の識者に、瀧口のジャンルを超えた創作活動や、富山との関係に新たな光をあてていただきました。日本の近代美術の出発点となった瀧口修造を追慕し顕彰することで、美と人の未来をつなぐ新美術館開館への期待を込めます。
(『とやま文学』第34号 p.145より転載)
『とやま文学』第34号(2016年3月号)
表紙
目次
目次(クリックしてください。特集欄拡大)

■上掲のように、「20世紀美術の流れ」の紹介を活動の柱に位置づけ1981年7月に開館した富山県立近代美術館は今年で現在の地での美術館活動を終了します。
同館の常設展示では、2016年3月12日(土曜)から6月19日(日曜)まで、
「瀧口修造 夢の漂流物」が開催されています。
瀧口修造(富山県出身、1903~1979)は、 詩作と美術評論を軸に、戦前はシュルレアリスムを日本に紹介した一人として、戦後は国内外の前衛的な芸術表現を見つめ、擁護した存在として知られています。
当館に収められた〈瀧口修造コレクション〉には、国内外の作家たちから贈られた様々な作品と、親しかった誰かの旅の土産や瀧口が拾ったかもしれない石ころ、貝殻などが区別されることなく共存しています。これら"瀧口の書斎にたどり着いたモノたち"によるコレクションは、多領域にわたる作家たちと瀧口との交流のスヴニール(思い出の品)であるといえます。
今回は、「夢の漂流物」と題し、このコレクションのダイジェスト版として、国内外の作家たちの作品や、無名のオブジェの一部を紹介します。(同館HPより)
●今日のお勧め作品は、瀧口修造です。
瀧口修造
"Ⅲ-6"
デカルコマニー、紙
イメージサイズ:19.3×13.8cm
シートサイズ :19.3×13.8cm
瀧口修造
"I-12"
インク、紙
イメージサイズ:31.3×25.5cm
シートサイズ :35.4×27.1cm
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
先日のブログをお読みになった皆様から、お見舞いのお電話やメールをいただき恐縮しています。
ありがとうございます。
右腕を手術したので、パソコンの操作もなかなか思うようにできず、当分はリハビリ最優先の生活になりそうです。
退院はできたのですが、一昨日も昨日も今日も朝から病院です。
脳神経外科と整形外科、リハビリ科と行く先が三つもあり、それぞれ担当の先生たちの診察日が異なるので亭主はともかく、付き添う社長がたいへんです。
リハビリ初日、手に重い環を握らされ上下に腕を曲げる訓練をしたのですが、終わってこれは1kgくらいあるのかしらと療法士さんに聞いたら「250gです」との返事。
道は遠い・・・・・・・・
土渕信彦さんはじめ、錚々たる研究者たちの論考が掲載されています。
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瀧口修造は、死後四十年近くを経てなお、芸術の世界で異彩を放つ希有の人物です。詩・美術評論・造形など各分野に大きな足跡を遺しており、尽きない魅力があります。
瀧口とふるさと富山をつなぐ富山県立近代美術館は、二十世紀美術をテーマとした日本初の地方美術館であり、収蔵品や「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」の質の高さから世界に誇るべき美術館と言えます。生前瀧口が愛した世界の芸術家からの私的な贈り物は、同館収蔵の「瀧口修造コレクション」の中核をなしています。瀧口が夢見た芸術の可能性は、このたび移転新築する「富山県美術館(仮称)」に引き継がれ、輝きを増していくでしょう。
美術館の転換点にあたり、今回の特集では各界の識者に、瀧口のジャンルを超えた創作活動や、富山との関係に新たな光をあてていただきました。日本の近代美術の出発点となった瀧口修造を追慕し顕彰することで、美と人の未来をつなぐ新美術館開館への期待を込めます。
(『とやま文学』第34号 p.145より転載)
『とやま文学』第34号(2016年3月号)表紙
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■上掲のように、「20世紀美術の流れ」の紹介を活動の柱に位置づけ1981年7月に開館した富山県立近代美術館は今年で現在の地での美術館活動を終了します。
同館の常設展示では、2016年3月12日(土曜)から6月19日(日曜)まで、
「瀧口修造 夢の漂流物」が開催されています。
瀧口修造(富山県出身、1903~1979)は、 詩作と美術評論を軸に、戦前はシュルレアリスムを日本に紹介した一人として、戦後は国内外の前衛的な芸術表現を見つめ、擁護した存在として知られています。
当館に収められた〈瀧口修造コレクション〉には、国内外の作家たちから贈られた様々な作品と、親しかった誰かの旅の土産や瀧口が拾ったかもしれない石ころ、貝殻などが区別されることなく共存しています。これら"瀧口の書斎にたどり着いたモノたち"によるコレクションは、多領域にわたる作家たちと瀧口との交流のスヴニール(思い出の品)であるといえます。
今回は、「夢の漂流物」と題し、このコレクションのダイジェスト版として、国内外の作家たちの作品や、無名のオブジェの一部を紹介します。(同館HPより)
●今日のお勧め作品は、瀧口修造です。
瀧口修造"Ⅲ-6"
デカルコマニー、紙
イメージサイズ:19.3×13.8cm
シートサイズ :19.3×13.8cm
瀧口修造"I-12"
インク、紙
イメージサイズ:31.3×25.5cm
シートサイズ :35.4×27.1cm
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*画廊亭主敬白
先日のブログをお読みになった皆様から、お見舞いのお電話やメールをいただき恐縮しています。
ありがとうございます。
右腕を手術したので、パソコンの操作もなかなか思うようにできず、当分はリハビリ最優先の生活になりそうです。
退院はできたのですが、一昨日も昨日も今日も朝から病院です。
脳神経外科と整形外科、リハビリ科と行く先が三つもあり、それぞれ担当の先生たちの診察日が異なるので亭主はともかく、付き添う社長がたいへんです。
リハビリ初日、手に重い環を握らされ上下に腕を曲げる訓練をしたのですが、終わってこれは1kgくらいあるのかしらと療法士さんに聞いたら「250gです」との返事。
道は遠い・・・・・・・・
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