<若葉の緑もしだいに色濃くなってまいりました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。日本での活動のお知らせをさせてください。
BankART主催のオープンスタジオ(2ヶ月の滞在制作の成果展) が5/31から6/9まで横浜の各会場であります。入場券はみなとみらい線乗車券付きですので、会場を巡ったり、元町、中華街にも行くことができます。機会がございましたら、私の故郷、横浜を楽しんでいただけると幸いです。オープニングパーティーは5/31の夜7時からです。
私は「みなとみらい線新高島駅地下1階」のブース21で、公開制作と来場者に本のカバーを作るプロジェクトを行っています。好きな本を持って来てくだされば、その場でオリジナルカバーをお作りします。(無料で参加できます)
この機会に、一人でも多くのみなさんにお会い出来ますように。
宮森敬子>
アメリカで制作活動を続ける宮森敬子さんから、ご案内をいただいたので社長と5月31日の夕方、横浜まででかけました。新高島駅のBankART Stationが会場です。
宮森さんに装丁していただいた『瀧口修造展 Ⅱ』。
宮森さんは手透きの和紙、チャコールなどの自然の物を使用し、ツリーロビング(木の表面の模様を手透きの和紙で写し取った作品)で自然物や人工物を包み込むもの、あるいは透明レズン(プラスチック)で自然物や自分の作品を固める作品を発表しています。
宮森さんのブース
他にも多くの若い作家たちが公開制作をしていました。
自分で作った映像を投影しながらキャンバスに描いていくライブのようなブースもあれば、ペットボトルをリサイクルしながら(細く紐状にして)それをオブジェにして展示している人など。久しぶりに老夫婦は心地よい刺激を受けて帰路につきました。
みなとみらい線という電車に乗ると一度も乗り換えることなく自宅のある西武線のひばりが丘まで行ってしまう(終点は飯能)。実に便利になったというか、あまりに多くの路線に乗り入れ複雑になったというべきか。
途中、池袋で降りて駅の中にあるなかなか感じのいい居酒屋風蕎麦屋さんのカウンター席で一杯やりながら夕食をとった。突然社長が「月末だっていうのに、財布の中身を心配せず、夫婦でのんびりお酒を飲めるなんて、なんて幸せかしら」と真面目な顔をしてつぶやいたので驚いたというか、少し笑った。
「レイコさん、そりゃあ昔はそういうこともあったけれど、ん十年前でしょ」と言っても、社長の刷り込みは時を超えて、つい昨日の出来事になってしまうのだ(苦労かけてスイマセン)。
社長が青山の一軒家で「ときの忘れもの」を開いたのは24年前の1995年6月5日でした。
明日は24回目の開廊記念日です。
(最初の日のお客のことは以前書きました)
四半世紀に及ぶ日々、たくさんのお客様と作家に支えられてまいりました。
ありがたいことですが、一方でお世話になった方たちが、次々と鬼籍に入られ、心細い思いも募ります。
この一年を振りかえっても、山口勝弘先生(2018年5月)、島州一先生(2018年7月)、六角鬼丈先生(2019年1月)、ジョナス・メカス先生(2019年1月)、関根伸夫先生(2019年5月)と5人もの作家が亡くなられました。ここには記しませんが、亡くなられたお客様も少なくありません。
ご冥福をお祈りするとともに、ときの忘れものの残された仕事として(もちろん若い作家たちの紹介も重要ですが)、忘れてはならない人たちの顕彰に微力を尽くしたいと思います。
●本日のお勧めは、24年前の第一回展に因んで、長谷川潔、難波田龍起、瑛九、駒井哲郎の作品をご紹介します。
長谷川潔
「樹と村の小寺院」
1959年 銅版
33.5×24.0cm
Ed.100 Signed
難波田龍起
「円と直線の構成」
1956年
クレヨン、紙
41.5×29.0cm
Signed
瑛九
「女性像(仮)」
木版か
26.5×21.0cm
Ed.5 Signed
駒井哲郎
「岩礁にて」
1970年
銅版(カラー)
23.0×35.0cm
Ed.500 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
~~~~~
●『一日だけの須賀敦子展 in MORIOKA第一画廊』
会期:2019年6月29日[土]
会場:岩手県盛岡市・MORIOKA第一画廊・舷
●『DEAR JONAS MEKAS 僕たちのすきなジョナス・メカス』
会期:2019年5月11日(土)~6月13日(木)
会場:東京白金・OUR FAVOURITE SHOP 内 OFS gallery
●『倉俣史朗 小展示』
会期:2019年5月25日(土)~6月9日(日)
会場:大阪・Nii Fine Arts
◆ときの忘れものでは「第311回企画◆葉栗剛展 」を開催しています。
会期:2019年5月24日[金]―6月8日[土]11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊

出品No.5 《<男気>鬼》 H 105.0cm

ときの忘れものは毎年アジアやアメリカのアートフェアに出展し、木彫作家・葉栗剛の作品をメインに出品しています。今回は、2014年以来二回目となる個展を開催し、国内未公開作品11点をご覧いただきます。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
BankART主催のオープンスタジオ(2ヶ月の滞在制作の成果展) が5/31から6/9まで横浜の各会場であります。入場券はみなとみらい線乗車券付きですので、会場を巡ったり、元町、中華街にも行くことができます。機会がございましたら、私の故郷、横浜を楽しんでいただけると幸いです。オープニングパーティーは5/31の夜7時からです。
私は「みなとみらい線新高島駅地下1階」のブース21で、公開制作と来場者に本のカバーを作るプロジェクトを行っています。好きな本を持って来てくだされば、その場でオリジナルカバーをお作りします。(無料で参加できます)
この機会に、一人でも多くのみなさんにお会い出来ますように。
宮森敬子>
アメリカで制作活動を続ける宮森敬子さんから、ご案内をいただいたので社長と5月31日の夕方、横浜まででかけました。新高島駅のBankART Stationが会場です。
宮森さんに装丁していただいた『瀧口修造展 Ⅱ』。
宮森さんは手透きの和紙、チャコールなどの自然の物を使用し、ツリーロビング(木の表面の模様を手透きの和紙で写し取った作品)で自然物や人工物を包み込むもの、あるいは透明レズン(プラスチック)で自然物や自分の作品を固める作品を発表しています。
宮森さんのブース他にも多くの若い作家たちが公開制作をしていました。
自分で作った映像を投影しながらキャンバスに描いていくライブのようなブースもあれば、ペットボトルをリサイクルしながら(細く紐状にして)それをオブジェにして展示している人など。久しぶりに老夫婦は心地よい刺激を受けて帰路につきました。
みなとみらい線という電車に乗ると一度も乗り換えることなく自宅のある西武線のひばりが丘まで行ってしまう(終点は飯能)。実に便利になったというか、あまりに多くの路線に乗り入れ複雑になったというべきか。
途中、池袋で降りて駅の中にあるなかなか感じのいい居酒屋風蕎麦屋さんのカウンター席で一杯やりながら夕食をとった。突然社長が「月末だっていうのに、財布の中身を心配せず、夫婦でのんびりお酒を飲めるなんて、なんて幸せかしら」と真面目な顔をしてつぶやいたので驚いたというか、少し笑った。
「レイコさん、そりゃあ昔はそういうこともあったけれど、ん十年前でしょ」と言っても、社長の刷り込みは時を超えて、つい昨日の出来事になってしまうのだ(苦労かけてスイマセン)。
社長が青山の一軒家で「ときの忘れもの」を開いたのは24年前の1995年6月5日でした。
明日は24回目の開廊記念日です。
(最初の日のお客のことは以前書きました)
四半世紀に及ぶ日々、たくさんのお客様と作家に支えられてまいりました。
ありがたいことですが、一方でお世話になった方たちが、次々と鬼籍に入られ、心細い思いも募ります。
この一年を振りかえっても、山口勝弘先生(2018年5月)、島州一先生(2018年7月)、六角鬼丈先生(2019年1月)、ジョナス・メカス先生(2019年1月)、関根伸夫先生(2019年5月)と5人もの作家が亡くなられました。ここには記しませんが、亡くなられたお客様も少なくありません。
ご冥福をお祈りするとともに、ときの忘れものの残された仕事として(もちろん若い作家たちの紹介も重要ですが)、忘れてはならない人たちの顕彰に微力を尽くしたいと思います。
●本日のお勧めは、24年前の第一回展に因んで、長谷川潔、難波田龍起、瑛九、駒井哲郎の作品をご紹介します。
長谷川潔「樹と村の小寺院」
1959年 銅版
33.5×24.0cm
Ed.100 Signed
難波田龍起「円と直線の構成」
1956年
クレヨン、紙
41.5×29.0cm
Signed
瑛九「女性像(仮)」
木版か
26.5×21.0cm
Ed.5 Signed
駒井哲郎「岩礁にて」
1970年
銅版(カラー)
23.0×35.0cm
Ed.500 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
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●『一日だけの須賀敦子展 in MORIOKA第一画廊』
会期:2019年6月29日[土]
会場:岩手県盛岡市・MORIOKA第一画廊・舷
●『DEAR JONAS MEKAS 僕たちのすきなジョナス・メカス』
会期:2019年5月11日(土)~6月13日(木)
会場:東京白金・OUR FAVOURITE SHOP 内 OFS gallery
●『倉俣史朗 小展示』
会期:2019年5月25日(土)~6月9日(日)
会場:大阪・Nii Fine Arts
◆ときの忘れものでは「第311回企画◆葉栗剛展 」を開催しています。
会期:2019年5月24日[金]―6月8日[土]11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊

出品No.5 《<男気>鬼》 H 105.0cm

ときの忘れものは毎年アジアやアメリカのアートフェアに出展し、木彫作家・葉栗剛の作品をメインに出品しています。今回は、2014年以来二回目となる個展を開催し、国内未公開作品11点をご覧いただきます。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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