建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した建築家、磯崎新(いそざき・あらた)さんが28日、死去した。91歳。葬儀は近親者で営む。喪主は長男宙さん。
毎日新聞より)>

1975年から多くの版画エディション、展覧会の開催等でお世話になってきた磯崎新先生が亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

綿貫不二夫、令子
スタッフ一同
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磯崎新 Arata ISOZAKI
建築家。1931年大分市生まれ。54年東京大学卒業。61年東京大学数物系大学院建築学博士課程修了。63年磯崎新アトリエを設立。代表作に[大分県立中央図書館][岩田学園][福岡相互銀行本店][つくばセンタービル][MOCA―ロサンゼルス現代美術館][バルセロナ市オリンピック・スポーツホール][ティーム・ディズニー・ビルディング][山口県秋吉台国際芸術村][トリノ冬季五輪アイスホッケーメーン会場]他。近年は頻繁にアジアに出向き、多数のプロジェクトに参加している。日本建築学会賞、RIBA賞、朝日賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞、プリツカー賞、他受賞。著書『空間へ』『建築の解体』『手法が』『栖十二』『建築家捜し』など多数。
早くから建築のみならず、思想、美術、デザイン、映画などの国際的な舞台で活躍、評論や設計競技の審査を通じて、世界のラディカルな建築家たちの発想を実現に導くうえでのはかり知れない支援を果たしてきた。日本を代表するとともに、世界の建築界で最も信頼されている建築家である。自らの建築観(コンセプト)を紙の上に表現することに強い意欲を示し、77年から既に200点もの版画を制作している。2022年12月28日死去。91歳。

2001年12月15日磯崎新先生、リトの描画
連作画文集「百二十の見えない都市」にためにリトグラフの描画をする磯崎新先生。
2001年12月15日磯崎新アトリエにて。

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自作の椅子(福岡相互銀行大分支店貴賓室用)に座る磯崎新先生。
2010年10月ときの忘れもの(青山)にて。

2012年1月磯崎新連作画文集「百二十の見えない都市」の銅版画にサインする磯崎新先生。
2012年1月、撮影:植田実

磯崎新 円柱

磯崎新のエッセイ
磯崎新の版画
磯崎新『百二十の見えない都市』
磯崎新『栖(すみか)十二』
中上邸イソザキホール/台所なんて要りませんから