各地で記録的な大雨が続いています。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

午前の仕事が早く終了+台風予報で行くなら今がチャンス!と判断して、ときの忘れもの「瑛九展/湯浅コレクション」の初日へ。瑛九の貴重なフォトデッサンを一同に。それもこんなに間近で。素晴らしかった。後期も足を運びたいです。
瀧口修造氏は瑛九が亡くなった直後の1960年5月号に「だから私が「光の創作版画」と呼びたくなったのも自然であろう」と書いている。今日、ときの忘れもので観た瑛九のフォトデッサンは、まさに「光の創作版画」の原点であった。(20230602/堂森知博さんのtwitterより)>

あいにくの雨の初日でしたが、二年近くの準備を経て開催にこぎつけた「第33回瑛九展/湯浅コレクション」が昨日から始まりました。
前期=6月2日(金)~6月17日(土)
後期=6月20日(火)~6月24日(土)
日・月・祝日休廊ですのでご留意ください。
旧蔵者・湯浅英夫さんについては宮崎県立美術館の小林美紀先生に<10代で「瑛九」と出会った湯浅英夫>をご寄稿いただきましたので、ぜひお読みください。
おかげさまで初日から赤丸がつくという幸先のよいスタートとなりました。
おそらくこれだけのまとまった点数のフォトデッサンを展示できるのはこの先ないかも知れません。
どうぞご高覧ください。

さて、西の方では、菊竹清訓の設計で知られる島根県立美術館で、作品493点+資料169点という大規模な「森山大道 光の記憶」展が開催されています。
会期:2023年4月12日(水) ~ 6月26日(月)

写真家・森山大道(1938~)は、数々の国際的な賞に輝き、次々と大規模な国際展を開催して、今や世界の頂点に立ちました。島根県宅野で過ごした少年期からすでに旺盛な表現力を携えていた森山。この展覧会では、漆黒の闇から照射される光に満ちた生命体のような圧倒的な強さをもつ写真を発表し続けた森山の60年を凝縮します。(同館HPより)
335頁からなるカタログ(企画・編集:蔦谷典子)も充実の一言、それが3,300円(求龍堂刊行)と破格の値段で、お勧めです。
若干ですが招待券がありますので、ご希望のかたはメールでお知らせください。

森山大道1森山大道2
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◆「第33回瑛九展/湯浅コレクション
前期=2023年6月2日(金)~6月17日(土)/後期=6月20日(火)~6月24日(土)
11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
カタログを刊行しました。詳しくは5月20日ブログをお読みください。
2397b0c7のコピー

瑛九展_表紙『第33回瑛九展/湯浅コレクション』図録
発行日:2023年6月2日
発行:有限会社ワタヌキ/ときの忘れもの
図版:40点
写真:15点
執筆:大谷省吾(東京国立近代美術館)、小林美紀(宮崎県立美術館)、工藤香澄(横須賀美術館)
翻訳:小川紀久子、新澤悠(ときの忘れもの)
編集:Curio Editors Studio 
デザイン:柴田卓
体裁:B5判、84頁、日本語・英語併記
価格:2,750円(税込)+送料250円


ジョナス・メカスの映像作品27点を収録した8枚組のボックスセット「JONAS MEKAS : DIARIES, NOTES & SKETCHES VOL. 1-8 (Blu-Ray版/DVD版)」を販売しています。
映像フォーマット:Blu-Ray、リージョンフリー/DVD PAL、リージョンフリー
各作品の撮影形式:16mmフィルム、ビデオ
制作年:1963~2014年
合計再生時間:1,262分
価格等については、3月4日ブログをご参照ください。

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊