橋本凌一のフォトエッセイ「メモランダム東京百景」
第2回「棲む空間 住む家屋 住居住宅 740万軒戸棟邸 東京」
人は棲んでいる ウチとソトを厳しくしかも片時も忘れず弁別・区別・差別・・・しながら ひとつの家屋内に住む人々にもウチとソトがある・・・とかは忘れて物体として見て魅かれる住居
2024年6月20日
旧椎名町の”緑の要塞“ やっぱり木造かコンクリ造りかわからぬ だが白熱灯の明かりで室内がほの見える 確かにここは住居 扉や窓らしきガラスは彩色部分極小のステンドグラス もっと知りたい自分は変質者?

2022年9月25日
東京女子大学裏塀真ん前(善福寺二丁目=23区内だ) 平屋の造りは推測するしかない緑の濃さ 風流感を放射する薪ストーブの煙突 昨日徘徊したこの辺りは今日一入の豪雨だったとのこと

2021年9月25日
自由学園明日館まで徒歩2分 宮崎黄石氏邸 ちりひとつない冠木門の内外 清浄に保たれた連子格子から透けて見える滔天・龍介・(柳原)白蓮の幻影 (黄石氏は滔天の曾孫)

2021年9月11日
東京ミッドタウンがほんの100m Sさん宅 何億円もの土地の上に建つ「豪邸」 何軒かこんな家があるこの辺り ずうっと生きてる人がいる古い町

2021年9月7日
新堀橋(神田川)たもと 傾いた民家二軒 下落合駅ホームまで30秒 ムカシからこんな感じ 国(当時の建設省)・都・戸塚警察署等への抗議文で満艦飾 何度来て何回読んでも内容不明 けれど伝わる理不尽への怒り

2021年8月13日
芝浦運河の浦島橋たもと 昨日からの気懸り こんな所に民家 何故? 何度来て見ても不思議 しかも公衆便所!の出入口すぐむこうに玄関 歴史のせい?

2021年3月21日
酔い痴れる疑問と妄想 王子駅中央口改札から徒歩30秒 一見廃屋の民家に棲む老嬢 右に広がる空き地はかつては飲み屋街(「さくら新道」) 住居と一体の建造物は「聖徳院 飛鳥山観世音」 廃寺取り込み説と私設寺院説 焼け跡闇市の秘境存続と一体化の老嬢健在

2024年7月8日
高田の富士見坂 我が侘び住まいから20数分 いつ来たって展望よりも気になる邸宅 まさに夏の装い 暑さを実感させる もっと連想させられる涼しげな室内の空気

2020年6月1日
音羽二丁目 三軒長屋が幾棟か 周りはビルと邸宅とお茶の水女子大学

2024年2月6日
お隣さん 豪邸の佇まい 21∶19 スマホ表示気温は0℃ 空気の冷たさで頬や手がチリチリ 全身がヒリヒリ 遠く近く近く遠くと夕刻前から繰り返し絶えぬ快い雷鳴 脳はもう窓を閉めろと不機嫌に言っていたが

2020年6月26日
池袋 自由学園明日館そばの邸宅街 どう見たって廃屋 漂う濃厚な生活感 その名「ENGLISH HOUSE YOSHIOKA」

2023年9月17日
新宿6丁目 暑い 閑静過ぎるほどの住宅街 「押忍の精神」を視覚化?表現?体現?具体化?具現化?具象化?視覚化?いや幻視? メモ出来ず呆然と突っ立つ 徘徊老人だし

2023年10月6日
我がご町内 豪邸の常夜灯 コンクリート製ランプカバー=巨大ホヤ(火屋) 一坪程の空間を充たす明かり 仕切り無しなので昼間は子供たちが遊んだり? あの中にうずくまって瞑想する自分をちょっと幻視 ブキミ

2022年8月1日
都電西ヶ原四丁目駅2~300m程手前「滝野川10号」踏切 濃い味わいの小徑 密集住宅玄関はみな線路向き なぜ? 庭未満の地面(無い家はプランター)はてんこ盛りの緑 なぜ? 生涯借家住まいの自分はわかる

2021年2月11日
上井草二丁目 民家の庭に西武新宿線鉄橋?! 暗渠化された井草川の遺跡 消された川の歴史を知らぬ人はきっと驚愕

・先月から始まった新連載・橋本凌一のフォトエッセイ「メモランダム東京百景」は毎月6日の更新です。次回更新は2024年11月6日です。どうぞお楽しみに。
●本日のお勧め作品は松本竣介です。
松本竣介
《構図(1)》
1940年頃
インク、墨、鉛筆・紙
イメージサイズ:16.8x21.0cm
シートサイズ:23.5x32.0cm
●松本竣介展図録を刊行しました(1,100円+送料250円)。
『松本竣介展』図録
発行:ときの忘れもの
発行日:2024年10月4日
サイズ:25.7×18.2cm
カラー 24P
図版:松本竣介作品13点
執筆:弘中智子、大谷省吾
編集・デザイン:柴田卓
価格:1,100円(税込)
送料:250円
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

第2回「棲む空間 住む家屋 住居住宅 740万軒戸棟邸 東京」
人は棲んでいる ウチとソトを厳しくしかも片時も忘れず弁別・区別・差別・・・しながら ひとつの家屋内に住む人々にもウチとソトがある・・・とかは忘れて物体として見て魅かれる住居
2024年6月20日
旧椎名町の”緑の要塞“ やっぱり木造かコンクリ造りかわからぬ だが白熱灯の明かりで室内がほの見える 確かにここは住居 扉や窓らしきガラスは彩色部分極小のステンドグラス もっと知りたい自分は変質者?

2022年9月25日
東京女子大学裏塀真ん前(善福寺二丁目=23区内だ) 平屋の造りは推測するしかない緑の濃さ 風流感を放射する薪ストーブの煙突 昨日徘徊したこの辺りは今日一入の豪雨だったとのこと

2021年9月25日
自由学園明日館まで徒歩2分 宮崎黄石氏邸 ちりひとつない冠木門の内外 清浄に保たれた連子格子から透けて見える滔天・龍介・(柳原)白蓮の幻影 (黄石氏は滔天の曾孫)

2021年9月11日
東京ミッドタウンがほんの100m Sさん宅 何億円もの土地の上に建つ「豪邸」 何軒かこんな家があるこの辺り ずうっと生きてる人がいる古い町

2021年9月7日
新堀橋(神田川)たもと 傾いた民家二軒 下落合駅ホームまで30秒 ムカシからこんな感じ 国(当時の建設省)・都・戸塚警察署等への抗議文で満艦飾 何度来て何回読んでも内容不明 けれど伝わる理不尽への怒り

2021年8月13日
芝浦運河の浦島橋たもと 昨日からの気懸り こんな所に民家 何故? 何度来て見ても不思議 しかも公衆便所!の出入口すぐむこうに玄関 歴史のせい?

2021年3月21日
酔い痴れる疑問と妄想 王子駅中央口改札から徒歩30秒 一見廃屋の民家に棲む老嬢 右に広がる空き地はかつては飲み屋街(「さくら新道」) 住居と一体の建造物は「聖徳院 飛鳥山観世音」 廃寺取り込み説と私設寺院説 焼け跡闇市の秘境存続と一体化の老嬢健在

2024年7月8日
高田の富士見坂 我が侘び住まいから20数分 いつ来たって展望よりも気になる邸宅 まさに夏の装い 暑さを実感させる もっと連想させられる涼しげな室内の空気

2020年6月1日
音羽二丁目 三軒長屋が幾棟か 周りはビルと邸宅とお茶の水女子大学

2024年2月6日
お隣さん 豪邸の佇まい 21∶19 スマホ表示気温は0℃ 空気の冷たさで頬や手がチリチリ 全身がヒリヒリ 遠く近く近く遠くと夕刻前から繰り返し絶えぬ快い雷鳴 脳はもう窓を閉めろと不機嫌に言っていたが

2020年6月26日
池袋 自由学園明日館そばの邸宅街 どう見たって廃屋 漂う濃厚な生活感 その名「ENGLISH HOUSE YOSHIOKA」

2023年9月17日
新宿6丁目 暑い 閑静過ぎるほどの住宅街 「押忍の精神」を視覚化?表現?体現?具体化?具現化?具象化?視覚化?いや幻視? メモ出来ず呆然と突っ立つ 徘徊老人だし

2023年10月6日
我がご町内 豪邸の常夜灯 コンクリート製ランプカバー=巨大ホヤ(火屋) 一坪程の空間を充たす明かり 仕切り無しなので昼間は子供たちが遊んだり? あの中にうずくまって瞑想する自分をちょっと幻視 ブキミ

2022年8月1日
都電西ヶ原四丁目駅2~300m程手前「滝野川10号」踏切 濃い味わいの小徑 密集住宅玄関はみな線路向き なぜ? 庭未満の地面(無い家はプランター)はてんこ盛りの緑 なぜ? 生涯借家住まいの自分はわかる

2021年2月11日
上井草二丁目 民家の庭に西武新宿線鉄橋?! 暗渠化された井草川の遺跡 消された川の歴史を知らぬ人はきっと驚愕

・先月から始まった新連載・橋本凌一のフォトエッセイ「メモランダム東京百景」は毎月6日の更新です。次回更新は2024年11月6日です。どうぞお楽しみに。
●本日のお勧め作品は松本竣介です。
松本竣介《構図(1)》
1940年頃
インク、墨、鉛筆・紙
イメージサイズ:16.8x21.0cm
シートサイズ:23.5x32.0cm
●松本竣介展図録を刊行しました(1,100円+送料250円)。
『松本竣介展』図録発行:ときの忘れもの
発行日:2024年10月4日
サイズ:25.7×18.2cm
カラー 24P
図版:松本竣介作品13点
執筆:弘中智子、大谷省吾
編集・デザイン:柴田卓
価格:1,100円(税込)
送料:250円
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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