2025年8月某日、リトアニア大使館のガビヤ・チェプリョニーテ様と、国立M.K チュルリョーニス美術館のDaina Kamarauskienė館長(ダイナ・カマラウスキーネ)、副事務局長のDr. Raimonda Norkutė様(レイモンド・ノルクテ)にお越しいただきました。
国立M.K チュルリョーニス美術館は、リトアニアでも最大級の美術館で100年以上の歴史があります。リトアニアといえばジョナス・メカスやジョージ・マチューナスの出生地としても有名です。チュルリョーニス美術館はリトアニアの画家・M.K チュルリョーニス作品を多く所蔵しているそうです。ちょうど入ってきたニュースですが、国立西洋美術館にて、2026年3月28日[土]~6月14日[日]まで「チュルリョーニス展 内なる星」展が開催されるそうです。チュルリョーニス美術館には10の分館があり、その内1つKAUNAS PICTURE GALLERYには、1999年に開室したフルクサスの常設展示室「ジョージ・マチューナスのフルクサスルーム」があります。
毎年10月には、フルクサス風の衣装を着て歌い踊るフルクサス・フェスティバルが開催されているそうです。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=dIUI2SjwK_0

今年の6月に「塩見允枝子×フルクサス from 塩見コレクション」を開催しましたが、
この度、ようやく全出品作品を掲載した作品集が完成しましたので、11月に刊行記念展を開催予定です。


2025年8月某日、ときの忘れもの(駒込)にて撮影。
左から画廊亭主、ガビヤ様、Dr. Raimonda、Daina館長

後日、Daina 館長からのメールをいただきました。
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Dear Mr. Matsushita Kenta, dear all,
good day! I hope you are doing well? Having just returned from an impressive trip in Japan, I want to express my sincere gratitude for your hospitality representing us yours FLUXUS collection. It was useful to know. As we talk with your amazing staff we waiting for the catalogue of the collection when it will be published. You are all welcome to Kaunas – George Mačiūnas (Maciunas) native town.
Wishing you all the best

Director General
DAINA KAMARAUSKIENĖ
M. K. Čiurlionis National Museum of Art

~~~(英語訳)~~~

Dear Mr. Matsushita Kenta,
こんにちは!お元気ですか?
日本での印象深い旅から戻ったばかりですが、皆様のFLUXUSコレクションを
見せていただいたご厚意に、心より感謝申し上げます。大変参考になりました。
素晴らしいスタッフの皆様とお話しした通り、コレクションのカタログが発行されるのを心待ちにしています。
いつでもカウナスへお越しください – ジョージ・マチウナス(マチウナス)の故郷です。
皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

DAINA KAMARAUSKIENĖ
M. K. Čiurlionis National Museum of Art
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■ジョージ・マチューナス(George Maciunas リトアニア語名: ユルギス・マチューナス(Jurgis Mačiūnas)1931年11月8日  1978年5月9日)は リトアニア生まれのデザイナー、建築家、現代美術家[1][2]フルクサスの創始者として知られる。日本語では「マチュナス」「マチウナス」と表記されることがある。1931年リトアニアカウナスで、リトアニア人で建築家の父とロシア人でバレリーナの母の間に生まれた。一家はソ連の侵攻を逃れて、難民として1944年にドイツ、1948年に米国に渡った。マチューナスは1949年から1952年までクーパー・ユニオンで美術、グラフィック・アート、建築、1952年から1954年までカーネギーメロン大学で建築と音楽、1954年から1960年までニューヨーク大学でヨーロッパとシベリア移民の美術を学んだ。学生時代に過去のあらゆる芸術様式や芸術運動、各学派、芸術家などをまとめた複雑なチャート(未完)を数多く作っている。1950年代後半の世界的な前衛アートやイヴェントの潮流に共感して、1961年、マディソン・アヴェニューに「AGギャラリー」を設立し、ラ・モンテ・ヤングジャクソン・マクロウなどの作品を上演し始める。しかし同年秋に同ギャラリーの経営が破綻したので、債権者から逃れるために西ドイツに渡る。当地でアメリカ空軍のデザイナーという職を得て生活が安定し始めると、また芸術活動のプロデュース活動に舞い戻った。

<おすすめ作品>

mekas_17_Dallesandro_carries_John (1)ジョナス・メカス
“Dallesandro (star of several of Warhol movies… carries John Kennedy jr., South Hampton beach. 1971”
1972年 (Printed in 1999)
Type-Cプリント
イメージサイズ:49.1×32.4cm
シートサイズ :50.7×40.7cm
Ed.10
サインあり

塩見允枝子
《バランス・ポエム 1》
1991年
紙にコラージュ
42.0×59.4cm
Ed.10
サインとナンバーあり

ジョン・ケージ John CAGE
“Fontana Mix(Orange/Tan)”
1982年
シルクスクリーン、紙、フィルム3枚組
56.7×76.5cm
Ed.97
サインあり

フルクサス
《インターメディアアートフェスティバル》ポスター
1969年
紙に両面印刷
78.5×44.7cm

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●ときの忘れものはアートフェアアジア福岡2025】に出展参加します。
会期:2025年9月26日(金)~ 9月28日(日)
VIP View: 9/25(木)※招待者のみ
一般公開: 9/26(金) 11:00 – 19:00
      9/27(土) 11:00 – 19:00
      9/28(日) 11:00 – 18:00
会場:マリンメッセ福岡 B館(福岡県福岡市博多区沖浜町2−1)
ときの忘れものブース番号: W01
出品作家:松本竣介瑛九瀧口修造靉嘔塩見允枝子磯崎新ジョナス・メカス元永定正佐藤研吾

ときの忘れものは今年で30周年を迎えます。開廊当初から扱ってきた作家をいくつかのテーマに分けてご紹介いたします。
日本の近現代美術史に大きな足跡を残した瑛九のフォト・デッサンや版画、松本竣介の素描を展示します。
音楽・詩・美術・映画などの領域を飛び越えた芸術運動「フルクサス」からは、女性アーティスト・塩見允枝子の新作エディションをはじめ、虹の作家として知られる靉嘔や、「日記映画」の創始者ジョナス・メカスの作品もご覧いただきます。
「具体美術協会」で活躍した元永定正の版画もご紹介。
また、当方の柱である建築家の作品では、九州に多くの建築を遺した磯崎新の版画と、大阪万博で活躍中の佐藤研吾の立体を展示します。

●ときの忘れものの建築空間(阿部勤 設計)についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。