昨夜はメカスさんの映画上映の後、ときの忘れものの忘年会でした。
ときの忘れものの大切なお客様たちをはじめ、井桁裕子さん、百瀬恒彦さん、西村多美子さん、秋葉シスイさんなど来年個展を予定している作家たち、土渕信彦さん、植田実さんなどブログの執筆陣、などなど大勢の皆さんにお集まりいただき、にぎやかに2013年を送りました。
メカス日本日記の会の木下哲夫さんたちもかけつけてくれ、メカスさんの91歳を祝う会ともなりました。
近日中にスナップ写真でご紹介しますが、今回は若い建築家たちも幾人か参加してくださいました。

初台で開催中の磯崎新展については尾立がレポートしましたが、最近は「建築展」が普通に開かれるようになってきましたね。
亭主が磯崎新先生の版画をつくり、建築家の展覧会を企画しだした1977年当時の世間の眼を思うと隔世の感があります。

先日、大阪での建築展についてのエッセイを寄せてくれた杉山幸一郎さんも昨日の忘年会に参加してくれましたが、ときの忘れものの直ぐ近くでの展覧会『Japanese Junction』のご案内もいただきました。
もっと早くご紹介できればよかったのですが、ブログの掲載順序の都合で遅くなってしまいました。
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MIELE CENTER 表参道(根津美術館の通りを挟んで隣り)にて共同展示を行なっています。
キッチン機器のメーカーとして有名なミーレのショールームに、4組5名の作家が作品を散りばめています。とても新しい試みです。
以前ブログにて紹介させていただいた作品以外にも数点展示してあります。
もしお時間有ればと思いご報告させていただきます。
杉山幸一郎


Japanese Junction
会場:ミーレ・センター表参道
   東京都港区南青山 4-23-8
会期:2013年12月20日 - 26日 
2014年1月7日 - 13日
開場時間:11:00 - 18:00
出展者:杉山 幸一郎 丸山 亮介 川島 範久 大場 徳一郎 阿部 真理子

「Japanese Junction」は世界各地で建築を学ぶ日本人留学生の作品を紹介する展覧会です。
現在世界の建築に関する思想は多様化しています。しかし日本から海外へ留学する学生数の減少が問題視されている昨今、日本と海外との間での建築に関する交流や議論が停滞しつつあります。また日本国内において流通する海外建築思想に関する情報は乏しい状況にあります。インターネットを介して大量の情報を手にする事が可能とはいえ、その多くは他言語であり、また世界各国のそれぞれ異なる建築思想への基礎的理解を前提としたものであるのが現状です。
本展ではそれぞれの建築教育の現場で様々な発見や思考を通して作り上げた彼らの建築のヴィジョンが、図面やドローイング、模型、ムービーなど、さまざまな手法を通じて表現され、世界において多様化する建築思想の現在を理解する貴重な機会となっています。公開講評会では国内外で活躍する建築家達をゲストとしてお招きし、出展者や来場者の皆様とともに、それぞれの作品を通して、様々な議論が展開されることを期待しています。(同展HPより)
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既に年内の展示は終了し、次は年明けになりますが、建築家の今村創平さんがフェイスブックでこの展覧会を紹介しているので引用させていただきます。

JAPANESE JUNCTION EMERGING TRAJECTORIES展を観に、南青山まで。ミーレのショウルームの中での展示なのですが、若手建築家に対する、ミーレの全面協力ぶりが見事。例えば、調理器具の扉を開けて、その中に模型が展示してあったりするのですから。調理系のショールルームで、ありなのでしょうか。阿部真理子さんの、都市のテクスチャーをコレクションした、多数のスケッチをまとめた本や、杉山幸一郎さんの2ヶ月におよぶ巡礼教会めぐりをまとめた、こちらも本や、大場さんのプロジェクトの、これまた本や、川島範久さんと丸山亮介さんの環境に反応する機械等、ゆっくり見ていたら思いのほか時間を過ごしてしまった。本日から、1月13日まで(年末年始長期閉館に注意)。
今村創平


●冬季休廊のお知らせ
ときの忘れものは12月29日(日)~2014年1月6日(月)まで冬季休廊いたします。