今年も東京国際フォーラムで「アートフェア東京2016」が開催されます。
会期は5月12日(木)~5月14日(土)(一般公開、5月11日はプレビュー)。
第11回目を迎えた今回は、過去最多の国内外157ギャラリーが参加、ときの忘れものも昨年に続き出展をします。
今まで国内では東京、大阪、京都、名古屋、福岡と出展してきましたが、正直に告白すると、経費をカバーできるほどの「黒字」の成果を挙げたことはほとんどありません。ここ数年に限れば連戦連敗です。
前回と前々回の「アートフェア東京」での成績もかんばしくありませんでした。
東京のブース代は極端に高く(おそらく坪単価でいえば世界一かも)、高額作品や流行の人気作品を揃えているわけでもない私たちにとっては黒字達成は至難の技です。
もちろん、旧知のお客様に久しぶりに会えたり、未知の作家や若い画商さんとの新たな出会いもあり、出展の意義は「売上げ」だけではないのですが、なにせ売れないことにはスタッフのモチベーションも上がりません。社長は資金繰りに四苦八苦し、ひいては夫婦仲も険悪になる。いいことありません。
その点、海外のアートフェアはリスクはありますが(昨夏のサンタフェは売上げゼロの完敗でした)、ここ数年は概ね黒字基調です。売上げは国内フェアとはゼロが一つ違います。ブース代、輸送費、スタッフの旅費・滞在費を差し引いても十分利益があがります。
私たちの営業努力が足らないのか、出品作品のラインナップが国内では通用しないのか。
さて今年はどうしようと産休中の大番頭たちと思案したのですが、コンテンポラリーは関根伸夫ひとりに絞り、他はすべて物故作家という、モダンアートに焦点をあてたラインナップにしました。
正面の壁面は瑛九の初期から晩年までの油彩、水彩、フォトデッサンで固め、左右の壁は松本竣介、瀧口修造、野田英夫という私たちが最も得意とする作家の作品を、床には(ブースは最小のスペースなのでとても狭いのですが)、関根伸夫の立体作品(黒御影石)を展示します。
また今年は角地で通路側の壁面も確保できたので、亭主と社長の原点である19世紀末から20世紀にかけて制作された「版画の名作」(ゴッタルド・セガンティーニ、ハインリッヒ・フォーゲラー、恩地孝四郎、ピエト・モンドリアン、セルジュ・ポリアコフ、オノサト・トシノブ)を展示します。

「アートフェア東京2016」
一般公開:5月12日(木)14:00~21:00
5月13日(金)12:00~21:00
5月14日(土)10:30~17:00
会場:東京国際フォーラム
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1
ときの忘れものブース:N16
スタッフ一同、皆様のご来場をお待ちしています。
●出品作品の一部をご紹介します
瑛九「はなびら」
1957年
油彩、板
15.8x22.5cm
サインあり
*「瑛九油彩画カタログレゾネ 1925~1959」No.325
(2011年、埼玉県立近代美術館・他『生誕100年記念 瑛九展』図録所収)
松本竣介「人物(W)」
1942年
鉛筆、紙
Image size: 36.5x26.0cm
Sheet size: 36.5x26.0cm
*『松本竣介素描 1912~1948』P.32掲載
(1977年、綜合工房発行)
野田英夫「風景」
1936年
油彩、ペン、紙
24.0x33.3cm
*『野田英夫展』図録No.7
(1979年、熊本県立美術館)
瀧口修造「III-39」
デカルコマニー、紙
Image size: 23.0x12.8cm
Sheet size: 23.0x12.8cm
関根伸夫「Phase of Nothingness-Black」
c.1977
彫刻、黒御影石
40.0x40.0xH30.0cm
ゴッタルド・セガンティーニ
「湖を渡るアヴェマリア」
銅版
37.5x29.0cm
サインあり
ハインリッヒ・フォーゲラー
「愛」
1896年
エッチング
35.0x37.5cm
サインあり
恩地孝四郎
「Spring time」
1942年
木版
Image size: 49.5x39.0cm
Sheet size: 61.5x49.2cm
Ed.10
サインあり
ピエト・モンドリアン
「composition, rouge, jaune, bleu (1928)」
1957年
シルクスクリーン
Image size: 36.1x36.0cm
Sheet size: 65.2x50.2cm
Ed.300
セルジュ・ポリアコフ
「青のコンポジション」
1958年
銅版
25.0x35.0cm
Ed.100
サインあり
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会期は5月12日(木)~5月14日(土)(一般公開、5月11日はプレビュー)。
第11回目を迎えた今回は、過去最多の国内外157ギャラリーが参加、ときの忘れものも昨年に続き出展をします。
今まで国内では東京、大阪、京都、名古屋、福岡と出展してきましたが、正直に告白すると、経費をカバーできるほどの「黒字」の成果を挙げたことはほとんどありません。ここ数年に限れば連戦連敗です。
前回と前々回の「アートフェア東京」での成績もかんばしくありませんでした。
東京のブース代は極端に高く(おそらく坪単価でいえば世界一かも)、高額作品や流行の人気作品を揃えているわけでもない私たちにとっては黒字達成は至難の技です。
もちろん、旧知のお客様に久しぶりに会えたり、未知の作家や若い画商さんとの新たな出会いもあり、出展の意義は「売上げ」だけではないのですが、なにせ売れないことにはスタッフのモチベーションも上がりません。社長は資金繰りに四苦八苦し、ひいては夫婦仲も険悪になる。いいことありません。
その点、海外のアートフェアはリスクはありますが(昨夏のサンタフェは売上げゼロの完敗でした)、ここ数年は概ね黒字基調です。売上げは国内フェアとはゼロが一つ違います。ブース代、輸送費、スタッフの旅費・滞在費を差し引いても十分利益があがります。
私たちの営業努力が足らないのか、出品作品のラインナップが国内では通用しないのか。
さて今年はどうしようと産休中の大番頭たちと思案したのですが、コンテンポラリーは関根伸夫ひとりに絞り、他はすべて物故作家という、モダンアートに焦点をあてたラインナップにしました。
正面の壁面は瑛九の初期から晩年までの油彩、水彩、フォトデッサンで固め、左右の壁は松本竣介、瀧口修造、野田英夫という私たちが最も得意とする作家の作品を、床には(ブースは最小のスペースなのでとても狭いのですが)、関根伸夫の立体作品(黒御影石)を展示します。
また今年は角地で通路側の壁面も確保できたので、亭主と社長の原点である19世紀末から20世紀にかけて制作された「版画の名作」(ゴッタルド・セガンティーニ、ハインリッヒ・フォーゲラー、恩地孝四郎、ピエト・モンドリアン、セルジュ・ポリアコフ、オノサト・トシノブ)を展示します。

「アートフェア東京2016」
一般公開:5月12日(木)14:00~21:00
5月13日(金)12:00~21:00
5月14日(土)10:30~17:00
会場:東京国際フォーラム
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1
ときの忘れものブース:N16
スタッフ一同、皆様のご来場をお待ちしています。
●出品作品の一部をご紹介します
瑛九「はなびら」1957年
油彩、板
15.8x22.5cm
サインあり
*「瑛九油彩画カタログレゾネ 1925~1959」No.325
(2011年、埼玉県立近代美術館・他『生誕100年記念 瑛九展』図録所収)
松本竣介「人物(W)」1942年
鉛筆、紙
Image size: 36.5x26.0cm
Sheet size: 36.5x26.0cm
*『松本竣介素描 1912~1948』P.32掲載
(1977年、綜合工房発行)
野田英夫「風景」1936年
油彩、ペン、紙
24.0x33.3cm
*『野田英夫展』図録No.7
(1979年、熊本県立美術館)
瀧口修造「III-39」デカルコマニー、紙
Image size: 23.0x12.8cm
Sheet size: 23.0x12.8cm
関根伸夫「Phase of Nothingness-Black」c.1977
彫刻、黒御影石
40.0x40.0xH30.0cm
ゴッタルド・セガンティーニ「湖を渡るアヴェマリア」
銅版
37.5x29.0cm
サインあり
ハインリッヒ・フォーゲラー「愛」
1896年
エッチング
35.0x37.5cm
サインあり
恩地孝四郎「Spring time」
1942年
木版
Image size: 49.5x39.0cm
Sheet size: 61.5x49.2cm
Ed.10
サインあり
ピエト・モンドリアン「composition, rouge, jaune, bleu (1928)」
1957年
シルクスクリーン
Image size: 36.1x36.0cm
Sheet size: 65.2x50.2cm
Ed.300
セルジュ・ポリアコフ「青のコンポジション」
1958年
銅版
25.0x35.0cm
Ed.100
サインあり
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