ここ一年ほど銅版画制作に没頭している石山修武先生の様子は先日のブログでお伝えしました。版元である亭主も知らないスピードで既に40点ほどの銅版が彫られているらしい、困った・・・。
エッチング技法をご存知の方は、石山先生の「銅版を彫る」という表現に「?」と思うかも知れませんが、通常使うニードルという細い針だけではなく、「ノミ」まで使って実際に「彫って」います。つまり鍬や鋤で穏やかに畑を耕すのではなく、いきなりブルトーザーなどの重機器を持ち込み広大な原野を縦横無尽に走りまわっている感じですね。
(追伸:セルフビルドを建築設計の根幹に据えてきた石山先生に「重機器云々」は少し違うかなと思い直しました。まだ鉄を発見していない原始人が素手と石斧でもって荒野を切り拓くイメージでしょうか。)
ぜひ会場でご覧になってください。刷りは今までと同じく白井四子男版画工房です。
今回発表するのはそのうちの13点です。当初石山先生が持ち込んだプランでは25点ほどあったのですが、亭主が「それじゃ石山センセの個展になってしまいますよ」と恐る恐る申し上げたら、「あっそうか」とあっさり撤回された次第です。
●石山修武・新作エディションのご紹介
石山修武
「幾星霜の夢が紡いだモノもある」
2016年 銅版
Image size: 12.3x12.3cm
Sheet size: 24.7x24.5cm
Ed.5 Signed
石山修武
「先へ先へと行きながら翼が欲しいとも思った 足もいる」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武
「足は船を作ったり」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武
「巨大な廃墟の山々を背に又歩き出す、そして、今、再び。何ともしぶとい足たちよ」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武
「姿を消した者を祈念する祭りが作られたりもした」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武
「さらに足の速さを夢見たり」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武
「うーんと遠くへゆける船も作った」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武
「アフリカの谷の門を出た者がいた」
2016年 銅版
Image size: 36.0x28.8cm
Sheet size: 50.0x39.5cm
Ed.3 Signed
石山修武
「足は歩く家をつくったりも試みた」
2016年 銅版
Image size: 22.3x56.5cm
Sheet size: 36.0×70.3cm
Ed.3 Signed
石山修武
「塔が作られた」
2016年 銅版
Image size: 56.5x22.3cm
Sheet size: 70.3x36.0cm
Ed.3 Signed
石山修武
「やがて異形の者も出現する」
2016年 銅版
Image size: 60.7x44.8cm
Sheet size: 74.3x53.5cm
Ed.3 Signed
石山修武
「大きな伽藍もつくられた」
2016年 銅版
Image size: 60.7x44.8cm
Sheet size: 74.3x53.5cm
Ed.3 Signed
石山修武
「谷に残った者たちは安穏にくらした」
2016年 銅版
Image size: 60.7x44.8cm
Sheet size: 74.3x53.5cm
Ed.3 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

「石山修武・六角鬼丈 二人展―遠い記憶の形―」
会期:2017年1月10日[火]~1月21日[土] 11:00~18:30 ※日・祝日休廊
主催/会場:ギャラリーせいほう
〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-7 東成ビル1F
TEL. 03-3573-2468
協力:ときの忘れもの
●オープニングパーティー
明日1月10日(火)17:00~19:00
皆様お誘いあわせの上、是非お出かけください。
■石山修武 Osamu ISHIYAMA
建築家。1944年生まれ。1966年早稲田大学卒業。1968同大学院建設工学科修士課程修了後、設計事務所開設。1988年早稲田大学教授。2014年退任、同大学名誉教授。設計事務所「スタジオGAYA」開設。
主な建築作品:幻庵、開拓者の家、伊豆の長八美術館(吉田五十八賞)、リアス・アーク美術館(日本建築学会賞)、世田谷村(芸術選奨文部科学大臣賞)、ひろしまハウス(カンボジア・プノンペン)など。
1996年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では瓦礫が散乱する廃墟を出現させ金獅子賞を受賞。2008年世田谷美術館「建築がみる夢-石山修武と12の物語」展開催。
主な著書:『笑う住宅』(1986年、筑摩書房)、『現代の職人』(1991年 晶文社)『建築家、突如雑貨商となり至極満足に生きる』(1999年、デジタルハリウッド出版局)、『石山修武画文集 世田谷村日記』(2004年、ときの忘れもの)など。
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●本日の瑛九情報!
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瑛九の会の機関誌『眠りの理由』を順次ご紹介しています。
『眠りの理由 No.4(季刊)』
限定500部
1967年4月1日 瑛九の会発行
編集発行者:尾崎正教
48ページ 24.4×17.6cm
目次:
瑛九の会総会-----------------渡辺光一 1
瑛九伝 -------------------------山田光春 7
瑛九のこと --------------------小此木真三郎 38
瑛九君の思出 ----------------川村清人 41
芳信抄------------------------------------ 44
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<瑛九 1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす>展が東京国立近代美術館で開催されています(11月22日~2017年2月12日)。外野応援団のときの忘れものは会期終了まで瑛九について毎日発信します。
●「今月のお勧め作品」を更新しました(オノサト・トシノブ)。
エッチング技法をご存知の方は、石山先生の「銅版を彫る」という表現に「?」と思うかも知れませんが、通常使うニードルという細い針だけではなく、「ノミ」まで使って実際に「彫って」います。つまり鍬や鋤で穏やかに畑を耕すのではなく、いきなりブルトーザーなどの重機器を持ち込み広大な原野を縦横無尽に走りまわっている感じですね。
(追伸:セルフビルドを建築設計の根幹に据えてきた石山先生に「重機器云々」は少し違うかなと思い直しました。まだ鉄を発見していない原始人が素手と石斧でもって荒野を切り拓くイメージでしょうか。)
ぜひ会場でご覧になってください。刷りは今までと同じく白井四子男版画工房です。
今回発表するのはそのうちの13点です。当初石山先生が持ち込んだプランでは25点ほどあったのですが、亭主が「それじゃ石山センセの個展になってしまいますよ」と恐る恐る申し上げたら、「あっそうか」とあっさり撤回された次第です。
●石山修武・新作エディションのご紹介
石山修武「幾星霜の夢が紡いだモノもある」
2016年 銅版
Image size: 12.3x12.3cm
Sheet size: 24.7x24.5cm
Ed.5 Signed
石山修武「先へ先へと行きながら翼が欲しいとも思った 足もいる」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武「足は船を作ったり」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武「巨大な廃墟の山々を背に又歩き出す、そして、今、再び。何ともしぶとい足たちよ」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武「姿を消した者を祈念する祭りが作られたりもした」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武「さらに足の速さを夢見たり」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武「うーんと遠くへゆける船も作った」
2016年 銅版
Image size: 15.0x15.0cm
Sheet size: 26.0x25.3cm
Ed.5 Signed
石山修武「アフリカの谷の門を出た者がいた」
2016年 銅版
Image size: 36.0x28.8cm
Sheet size: 50.0x39.5cm
Ed.3 Signed
石山修武「足は歩く家をつくったりも試みた」
2016年 銅版
Image size: 22.3x56.5cm
Sheet size: 36.0×70.3cm
Ed.3 Signed
石山修武「塔が作られた」
2016年 銅版
Image size: 56.5x22.3cm
Sheet size: 70.3x36.0cm
Ed.3 Signed
石山修武「やがて異形の者も出現する」
2016年 銅版
Image size: 60.7x44.8cm
Sheet size: 74.3x53.5cm
Ed.3 Signed
石山修武「大きな伽藍もつくられた」
2016年 銅版
Image size: 60.7x44.8cm
Sheet size: 74.3x53.5cm
Ed.3 Signed
石山修武「谷に残った者たちは安穏にくらした」
2016年 銅版
Image size: 60.7x44.8cm
Sheet size: 74.3x53.5cm
Ed.3 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

「石山修武・六角鬼丈 二人展―遠い記憶の形―」
会期:2017年1月10日[火]~1月21日[土] 11:00~18:30 ※日・祝日休廊
主催/会場:ギャラリーせいほう
〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-7 東成ビル1F
TEL. 03-3573-2468
協力:ときの忘れもの
●オープニングパーティー
明日1月10日(火)17:00~19:00
皆様お誘いあわせの上、是非お出かけください。
■石山修武 Osamu ISHIYAMA
建築家。1944年生まれ。1966年早稲田大学卒業。1968同大学院建設工学科修士課程修了後、設計事務所開設。1988年早稲田大学教授。2014年退任、同大学名誉教授。設計事務所「スタジオGAYA」開設。
主な建築作品:幻庵、開拓者の家、伊豆の長八美術館(吉田五十八賞)、リアス・アーク美術館(日本建築学会賞)、世田谷村(芸術選奨文部科学大臣賞)、ひろしまハウス(カンボジア・プノンペン)など。
1996年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では瓦礫が散乱する廃墟を出現させ金獅子賞を受賞。2008年世田谷美術館「建築がみる夢-石山修武と12の物語」展開催。
主な著書:『笑う住宅』(1986年、筑摩書房)、『現代の職人』(1991年 晶文社)『建築家、突如雑貨商となり至極満足に生きる』(1999年、デジタルハリウッド出版局)、『石山修武画文集 世田谷村日記』(2004年、ときの忘れもの)など。
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●本日の瑛九情報!
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瑛九の会の機関誌『眠りの理由』を順次ご紹介しています。
『眠りの理由 No.4(季刊)』限定500部
1967年4月1日 瑛九の会発行
編集発行者:尾崎正教
48ページ 24.4×17.6cm
目次:
瑛九の会総会-----------------渡辺光一 1
瑛九伝 -------------------------山田光春 7
瑛九のこと --------------------小此木真三郎 38
瑛九君の思出 ----------------川村清人 41
芳信抄------------------------------------ 44
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<瑛九 1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす>展が東京国立近代美術館で開催されています(11月22日~2017年2月12日)。外野応援団のときの忘れものは会期終了まで瑛九について毎日発信します。
●「今月のお勧め作品」を更新しました(オノサト・トシノブ)。
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