画廊空間に収まりきれない大作による「葉栗剛展」が先週終了したのですが、まだ撤収は完了していません。あまりに大きな作品なので、倉庫への移動も大きなトラックを使います。お天気も不安定なのでなおさら慎重にスタッフたちが取り組んでいます。
そんなわけでしばらくは企画展もありませんが、そんなときこそ亭主にとっては密かな楽しみである「常設展示」にああでもない、こうでもないとコレクションを取り出しひとり悦に入っています。

左から瑛九、宮脇愛子、ジャック・ヴィヨン
左から森下慶三、サム・フランシス、オノサト・トシノブ
服部冬樹

野田哲也
草間彌生
舟越直木
瑛九
関根伸夫
~~~~~~
アルバムなので額装はしていませんが、ハンス・ベルメールの版画集『道徳小論』もご覧いただけます。
異端の作家が死んで40数年。
ハンス・ベルメール(Hans Bellmer, 1902年3月13日~1975年2月23日)が亡くなったというニュースを当時どのように受け止めたのか今では思い出せません。
現代版画センターを立ち上げたばかりで自前のエディションも少なく、創立に関わった久保貞次郎先生、尾崎正教先生たちから提供される版画作品をカルトンケースに詰め込んで全国各地を行商して歩いていました。
瑛九、オノサト・トシノブ、北川民次、長谷川潔、駒井哲郎、靉嘔、磯辺行久、川島猛、福井延光、木村利三郎たちでしたが、海外作家も、メグゼッパー、ヘンリー・ミラー、マン・レイ、マックス・エルンスト、ローランサン、そしてベルメールなど。
私たちはハンス・ベルメールのことは最初は版画家として意識しました。
前衛美術の紹介誌として注目を浴びていた雑誌『gq』での特集や、「日本一のベルメール・コレクター」を豪語していた版画コレクターU氏の情報によるところが大きく、まだ球体関節人形や写真作品が本格的な紹介をされていなかった(と思う)。
それは70年代が版画の時代だったことの反映でもあります。
後年私たちが井桁裕子さんの球体関節人形の個展を開いたのも1970年代の記憶が底流にあったからでしょう。
ときの忘れもので「ハンス・ベルメール版画展」を開催したのは2008年2月でした。
このときもベルメールの代表作である版画集『道徳小論』を展示しましたが、それがまた入ってきた。複数芸術の版画ならではのことですね。
ハンス・ベルメール Hans BELLMER
版画集『道徳小論』
1968年 銅版・ビュラン10点入の版画集
各25.5~27.5x21.2cm
各シート:37.8x28.5cm(フルマージン)
ケース:38.7x29.3cm
各作品の右下にサインあり
Ed.150 オリジナルケース付き
版画集『道徳小論』より I
「『新ジュスティーヌ』のためのノート」
版画集『道徳小論』より II
「小説論」
版画集『道徳小論』より III
「お嬢さん鷹という鳥は」
版画集『道徳小論』より IV
「美徳の不幸」
版画集『道徳小論』より V
「アリーヌとヴァルクール」
版画集『道徳小論』より VI
「閨房哲学」
版画集『道徳小論』より VII
「ジュリエット 悪徳の栄え」
版画集『道徳小論』より VIII
「ソドム百二十日」
版画集『道徳小論』より IX
「恋の罪」
版画集『道徳小論』より X
「司祭と臨終の男の対話」
恐縮ですがセットですので、単品での販売はいたしません。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
そんなわけでしばらくは企画展もありませんが、そんなときこそ亭主にとっては密かな楽しみである「常設展示」にああでもない、こうでもないとコレクションを取り出しひとり悦に入っています。

左から瑛九、宮脇愛子、ジャック・ヴィヨン
左から森下慶三、サム・フランシス、オノサト・トシノブ
服部冬樹
野田哲也
草間彌生
舟越直木
瑛九
関根伸夫~~~~~~
アルバムなので額装はしていませんが、ハンス・ベルメールの版画集『道徳小論』もご覧いただけます。
異端の作家が死んで40数年。
ハンス・ベルメール(Hans Bellmer, 1902年3月13日~1975年2月23日)が亡くなったというニュースを当時どのように受け止めたのか今では思い出せません。
現代版画センターを立ち上げたばかりで自前のエディションも少なく、創立に関わった久保貞次郎先生、尾崎正教先生たちから提供される版画作品をカルトンケースに詰め込んで全国各地を行商して歩いていました。
瑛九、オノサト・トシノブ、北川民次、長谷川潔、駒井哲郎、靉嘔、磯辺行久、川島猛、福井延光、木村利三郎たちでしたが、海外作家も、メグゼッパー、ヘンリー・ミラー、マン・レイ、マックス・エルンスト、ローランサン、そしてベルメールなど。
私たちはハンス・ベルメールのことは最初は版画家として意識しました。
前衛美術の紹介誌として注目を浴びていた雑誌『gq』での特集や、「日本一のベルメール・コレクター」を豪語していた版画コレクターU氏の情報によるところが大きく、まだ球体関節人形や写真作品が本格的な紹介をされていなかった(と思う)。
それは70年代が版画の時代だったことの反映でもあります。
後年私たちが井桁裕子さんの球体関節人形の個展を開いたのも1970年代の記憶が底流にあったからでしょう。
ときの忘れもので「ハンス・ベルメール版画展」を開催したのは2008年2月でした。
このときもベルメールの代表作である版画集『道徳小論』を展示しましたが、それがまた入ってきた。複数芸術の版画ならではのことですね。
ハンス・ベルメール Hans BELLMER
版画集『道徳小論』
1968年 銅版・ビュラン10点入の版画集
各25.5~27.5x21.2cm
各シート:37.8x28.5cm(フルマージン)
ケース:38.7x29.3cm
各作品の右下にサインあり
Ed.150 オリジナルケース付き
版画集『道徳小論』より I「『新ジュスティーヌ』のためのノート」
版画集『道徳小論』より II「小説論」
版画集『道徳小論』より III「お嬢さん鷹という鳥は」
版画集『道徳小論』より IV「美徳の不幸」
版画集『道徳小論』より V「アリーヌとヴァルクール」
版画集『道徳小論』より VI「閨房哲学」
版画集『道徳小論』より VII「ジュリエット 悪徳の栄え」
版画集『道徳小論』より VIII「ソドム百二十日」
版画集『道徳小論』より IX「恋の罪」
版画集『道徳小論』より X「司祭と臨終の男の対話」
恐縮ですがセットですので、単品での販売はいたしません。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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