昨日8月27日はマン・レイの誕生日でした(Man Ray, 本名:エマニュエル・ラドニツキー Emmanuel Rudnitsky, Эммануэль Рудзицкий, 1890年8月27日 - 1976年11月18日)。
ちょうどいま渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで大規模な「マン・レイと女性たち」展が開催されています(2021年7月13日~9月6日)。今後いくつかの会場を巡回予定なので、このブログでも詳しくご紹介する予定です。

ときの忘れものは1995年の開廊以来、マン・レイ作品を積極的に扱ってきました。
1995年7月/「色彩と形象の交響 銅版画セレクション2
2001年3月/「ダダとシュール
2008年12月/「再発見! プリントの美
2009年4月/「マン・レイ展
2009年4月マンレイ展DM

2010年4月/「The NUDE 写真展
2010年9月/「マン・レイと宮脇愛子展
2011年11月/「デュシャン、エルンスト、マン・レイ展
2020年2月/「銀塩写真の魅力 Ⅵ展
2021年2月/「銀塩写真の魅力Ⅶ 20世紀の肖像
2021年2月銀塩写真の魅力Ⅶ


マン・レイは油彩、版画、オブジェ、写真など幅広いジャンルで数多くの作品を遺しましたが、質量ともに圧倒的なのは写真作品です。
顔マン・レイ Man RAY
《顔》(『ファースト・ステップス』より)
1920年(1971年プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:25.2×14.2cm
シートサイズ:25.2×14.2cm
Ed.8
裏面にスタンプあり

ジャン・コクトーマン・レイ Man RAY
《ジャン・コクトー》
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:28.5×21.5cm
シートサイズ:29.5×22.7cm


画廊がある作家の作品を長く、多く扱うことができるには、それを収集する熱心なコレクターの存在が不可欠です。
マン・レイといえばマン・レイになってしまった人=石原輝雄さんを挙げねばなりません。
日本にこれほどのコレクターが生まれたことを私たちは感謝せずにはいられません。
石原さんがときの忘れもののブログにマン・レイについて初めて執筆してくださったのは2012年11月22日のことでした。

石原輝雄「マン・レイのパリ 1972年」
20121204マン・レイのパリ1972年 表
第1回

第2回

第3回

続いて2014年4月5日から24回にわたる「マン・レイへの写真日記」の連載が始まりました。

石原輝雄「マン・レイへの写真日記」
第1回「アンナ 1975年7月8日 東京」

第1回bis「マン・レイ展『光の時代』 2014年4月29日―5月4日 京都」

第2回「シュルレアリスム展 1975年11月30日 京都」

第3回「ヴァランティーヌの肖像 1977年12月14日 京都」

第4回「青い裸体 1978年8月29日 大阪」

第5回「ダダメイド 1980年3月5日 神戸」

第6回「プリアポスの文鎮 1982年6月11日 パリ」
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第7回「よみがえったマネキン 1983年7月5日 大阪」

第8回「マン・レイになってしまった人 1983年9月20日 京都」

第9回「ダニエル画廊 1984年9月16日 大阪」

第10回「エレクトリシテ 1985年12月26日 パリ」

第11回「セルフポートレイト 1986年7月11日 ミラノ」

第12回「贈り物 1988年2月4日 大阪」

第13回「指先のマン・レイ展 1990年6月14日 大阪」
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第14回「ピンナップ 1991年7月6日 東京」

第15回「破壊されざるオブジェ 1993年11月10日 ニューヨーク」

第16回「マーガレット 1995年4月18日 ロンドン」

第17回「我が愛しのマン・レイ展 1996年12月1日 名古屋」
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第18回「1929 1998年9月17日 東京」

第19回「封印された星 1999年6月22日 パリ」

第20回「パリ・国立図書館 2002年11月12日 パリ」

第21回「まなざしの贈り物 2004年6月2日 銀座」

第22回「マン・レイ展のエフェメラ 2008年12月20日 京都」

第23回「天使ウルトビーズ 2011年7月13日 東京」

第24回「月夜の夜想曲 2012年7月7日 東京」

番外編「新刊『マン・レイへの写真日記』 2016年7月京都」
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番外編─2『Reflected; 展覧会ポスターに見るマン・レイ』

番外編─2-2『マン・レイへの廻廊』

以後も石原輝雄さんの連載は「マルセル、きみは寂しそうだ。」、「美術館でブラパチ」など内容を変えて今に続いています。
ぜひご愛読ください。

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。