カルロス・ムニィスと根岸文子二人展
根岸文子
2024年3月9日より約1ヶ月間、マドリッド市内(calle Argensola 13, metro Alonso Martinez)にある名書店GAUDIにて、カルロス・ムニィスと根岸文子の二人展をショーウィンドーで開催しています。

Libreria Gaudiは1975年から続くスペイン・マドリッド市内の名書店です。考古学、建築学、芸術、装飾芸術、映画、鉄道、写真、軍事史、デザイン、ジュエリー、ファッション、環境デザイン、闘牛、そしてその他様々な本を扱っています。開店当時から、芸術家、文化人、大学教授などが集う書店でした。現在の書店のオーナーは初代オーナーの娘さんであるコンチさんです。いつも優しく対応してくれます。
そして現在でも多くの文化人が本を探しにやってくる場所です。コンチさんの話によると、日本からも多くの方が訪れるそうです。特に、スペイン文化、芸術を専門にしている日本人、大学の教授、時には頼まれて、本を日本まで郵送することもあるそうです。『コンチさんは日本では有名ですよ。』と言われたそうです。
書店の中に入ると素晴らしい美術書が沢山目に入り、いつまででもいれる様な雰囲気です。
スペースは奥も深く、スペイン、ヨーロッパの歴史書、軍事書、ヨーロッパの美術書、東洋文化の美術書、日本に関するものも多々あります。世界の庭の歴史、装飾文化、ありとあらゆる素晴らしい本に囲まれた環境です。定期的に、新しい本のプレゼンテーションや座談会、講演会などが行われ、直接、作家と読者が出会うことのできる特別な場所になっています。 私達も、2023年4月21日にマドリッドで行われたNoche de los libros/本の夜と題されたマドリッドのイベント日に、この名書店GAUDIで日本とスペインの文化について『旅』を題材にした座談会を行ったりもしました。

それ以外にも、詩集、歴史書、エッセイなどのプレゼンテーションなどに参加させていただいて、私達にとってはGAUDI書店は文化人の集う心地よく本に囲まれた隠れ家の様な存在です。変わりゆく現代の都会の時間の中で、ここにいると全く違った時間の流れを感じることができます。オーナーのコンチさんの人柄や知識などが溢れ出ているマドリッドでは特別な場所なのです
カルロス・ムニィスと根岸文子二人展では彫刻作品3点、絵画作品一点を展示しています。
彫刻作品はカルロス・ムニィスの作品です。日本の芸術、文化に大きな影響を受け、侘び寂びという美学、哲学が彼の大きなテーマとなっています。木材や金属そして顔料、伝統的に使わあれてきた素材を使って現在、過去、未来を表現しています。

カルロスの作品は、前から 1: タイトル・Koan/ 木材と顔料 2: タイトル・acrobata del Cairo/ 木材と真鍮 3: タイトル・puerta falsa /木材と顔料。

絵画作品は私、根岸文子の作品です。タイトル・Yuku kawano nagare/ 絹にアクリル画です。
鴨長明作、方丈の素晴らしい冒頭:行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。淀みに浮かぶ泡沫は、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし。世の中にある人とすみかとまたかくの如し。をタイトルにしています。時とはなんだろう、人の人生とはなんだろう、サッと過ぎ去る流れの中に生きる私たちの大切なものとは何だろう。という日々の問いかけが私の人生の大きなテーマです。そして作品制作を通して、もう一つの空間や時間を生きることができる様な気がしています

Libreria GAUDI : libreriagaudi.com
2024年3月27日・マドリッドにて
(ねぎし ふみこ)
■根岸文子 Fumiko NEGISHI
1970年東京生まれ。1993年女子美術大学絵画科版画コース卒業後、スペインに渡る。スペイン美術大学の版画工房で学ぶ。スペイン国内版画展で新人賞、モハカ絵画奨学コース(スペイン)等を受ける。99、01、04、07、09年ときの忘れもので個展。02年エガン画廊(マドリッド)で個展、またマドリッド国際アートフェアに同画廊より出展、GENERACION 2002、2005グループ展に参加(カッハマドリッド)。06年ギャラリーすどうで二人展開催。2016 在西日本大使邸で個展。2017スペイン・バレンシア市 Galeria cuatro、2019スペイン・マドリッド市 Galeria HG Contemporary で個展。KIMONO-JOYA展へアーティストとして、また企画に参加している。日本と西洋を結ぶ国際的なアーティストが日本の羽織を題材に制作した作品の展覧会であり、2015年スペイン・バヤドリード市、Palacio de Pimentel、2019年在日スペイン大使館などでの展覧会を展開している。
●本日のお勧め作品は、根岸文子です。
根岸文子《ISLA(島):みどり》
2000年
銅版
38.0x28.4cm
Ed.20
サインあり
根岸文子《SOKONASHINUMA》
2007年
油彩・キャンバス
22.0×16.0cm
サインあり
根岸文子《Lengua Mentirosa》
2006年
油彩・アルミニウム
22.0×16.0cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

根岸文子
2024年3月9日より約1ヶ月間、マドリッド市内(calle Argensola 13, metro Alonso Martinez)にある名書店GAUDIにて、カルロス・ムニィスと根岸文子の二人展をショーウィンドーで開催しています。

Libreria Gaudiは1975年から続くスペイン・マドリッド市内の名書店です。考古学、建築学、芸術、装飾芸術、映画、鉄道、写真、軍事史、デザイン、ジュエリー、ファッション、環境デザイン、闘牛、そしてその他様々な本を扱っています。開店当時から、芸術家、文化人、大学教授などが集う書店でした。現在の書店のオーナーは初代オーナーの娘さんであるコンチさんです。いつも優しく対応してくれます。
そして現在でも多くの文化人が本を探しにやってくる場所です。コンチさんの話によると、日本からも多くの方が訪れるそうです。特に、スペイン文化、芸術を専門にしている日本人、大学の教授、時には頼まれて、本を日本まで郵送することもあるそうです。『コンチさんは日本では有名ですよ。』と言われたそうです。
書店の中に入ると素晴らしい美術書が沢山目に入り、いつまででもいれる様な雰囲気です。
スペースは奥も深く、スペイン、ヨーロッパの歴史書、軍事書、ヨーロッパの美術書、東洋文化の美術書、日本に関するものも多々あります。世界の庭の歴史、装飾文化、ありとあらゆる素晴らしい本に囲まれた環境です。定期的に、新しい本のプレゼンテーションや座談会、講演会などが行われ、直接、作家と読者が出会うことのできる特別な場所になっています。 私達も、2023年4月21日にマドリッドで行われたNoche de los libros/本の夜と題されたマドリッドのイベント日に、この名書店GAUDIで日本とスペインの文化について『旅』を題材にした座談会を行ったりもしました。

それ以外にも、詩集、歴史書、エッセイなどのプレゼンテーションなどに参加させていただいて、私達にとってはGAUDI書店は文化人の集う心地よく本に囲まれた隠れ家の様な存在です。変わりゆく現代の都会の時間の中で、ここにいると全く違った時間の流れを感じることができます。オーナーのコンチさんの人柄や知識などが溢れ出ているマドリッドでは特別な場所なのです
カルロス・ムニィスと根岸文子二人展では彫刻作品3点、絵画作品一点を展示しています。
彫刻作品はカルロス・ムニィスの作品です。日本の芸術、文化に大きな影響を受け、侘び寂びという美学、哲学が彼の大きなテーマとなっています。木材や金属そして顔料、伝統的に使わあれてきた素材を使って現在、過去、未来を表現しています。

カルロスの作品は、前から 1: タイトル・Koan/ 木材と顔料 2: タイトル・acrobata del Cairo/ 木材と真鍮 3: タイトル・puerta falsa /木材と顔料。

絵画作品は私、根岸文子の作品です。タイトル・Yuku kawano nagare/ 絹にアクリル画です。
鴨長明作、方丈の素晴らしい冒頭:行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。淀みに浮かぶ泡沫は、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし。世の中にある人とすみかとまたかくの如し。をタイトルにしています。時とはなんだろう、人の人生とはなんだろう、サッと過ぎ去る流れの中に生きる私たちの大切なものとは何だろう。という日々の問いかけが私の人生の大きなテーマです。そして作品制作を通して、もう一つの空間や時間を生きることができる様な気がしています

Libreria GAUDI : libreriagaudi.com
2024年3月27日・マドリッドにて
(ねぎし ふみこ)
■根岸文子 Fumiko NEGISHI
1970年東京生まれ。1993年女子美術大学絵画科版画コース卒業後、スペインに渡る。スペイン美術大学の版画工房で学ぶ。スペイン国内版画展で新人賞、モハカ絵画奨学コース(スペイン)等を受ける。99、01、04、07、09年ときの忘れもので個展。02年エガン画廊(マドリッド)で個展、またマドリッド国際アートフェアに同画廊より出展、GENERACION 2002、2005グループ展に参加(カッハマドリッド)。06年ギャラリーすどうで二人展開催。2016 在西日本大使邸で個展。2017スペイン・バレンシア市 Galeria cuatro、2019スペイン・マドリッド市 Galeria HG Contemporary で個展。KIMONO-JOYA展へアーティストとして、また企画に参加している。日本と西洋を結ぶ国際的なアーティストが日本の羽織を題材に制作した作品の展覧会であり、2015年スペイン・バヤドリード市、Palacio de Pimentel、2019年在日スペイン大使館などでの展覧会を展開している。
●本日のお勧め作品は、根岸文子です。
根岸文子《ISLA(島):みどり》2000年
銅版
38.0x28.4cm
Ed.20
サインあり
根岸文子《SOKONASHINUMA》2007年
油彩・キャンバス
22.0×16.0cm
サインあり
根岸文子《Lengua Mentirosa》2006年
油彩・アルミニウム
22.0×16.0cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

コメント