ときの忘れものは「没後50年 難波田史男遺作展」を4月26日(金)~ 5月11日の会期で開催します(日・月・祝日休廊)。
難波田史男さんが亡くなられたのはちょうど50年前の1974年1月。
美術業界に縁も所縁もなかった画廊亭主が現代版画センターをつくったのがその直後の同年5月でした。
(3月31日ブログ「旗揚げから50年 1974年3月31日高輪プリンスホテル」)
史男さんとはすれ違いで、お目にかかってはいません。
しかし亡くなられた少し後から経堂の難波田家には足繁く通うことになり、父の難波田龍起先生には晩年の20数年にわたり多くの版画作品をエディションさせていただきました(画廊亭主のエッセイ「難波田龍起先生の銅版画」参照)。
小田急で開催された大規模な遺作展で史男さんの鮮烈な作品に触れ、いつかその作品を扱いたいと密かに思ってきました。
フジテレビギャラリーなどが難波田史男作品の普及顕彰につとめ、オペラシティの寺田コレクション、福島の小川コレクション、新潟の相澤コレクション、富山の富山コレクション、京都のT氏コレクションなど熱心な難波田史男ファンによる充実したコレクション群が各地に生まれました。
短い生涯に2,000点もの作品を制作したといわれますが、上掲のコレクションはじめ東京国立近代美術館、世田谷美術館、早稲田大学會津八一記念博物館など各地の美術館に遺作の多くが収蔵されています。
32歳で夭折した作家の遺作がこれほど多くのパブリックコレクションに収まっていること自体、稀有なことと言っていいでしょう。
No.9《少年の夢》
難波田史男 《少年の夢》 1973年 紙、水彩、インク
イメージサイズ:21.0×32.0cm/シートサイズ:27.0×38.0cm 裏に龍起証明あり
No.10《やさしい人々の住む町》
難波田史男 《やさしい人々の住む町》 1973年 紙、水彩、インク
イメージサイズ:21.0×32.0cm/シートサイズ:27.0×37.5cm サインあり
No.11《空》
難波田史男 《空》 1972年 紙、水彩、インク
イメージサイズ:24.0×33.5cm/シートサイズ:27.0×37.5cm サインあり
No.12《花》
難波田史男 《花》 1971年 紙、水彩、インク
イメージサイズ:21.0×32.0cm/シートサイズ:27.0×38.0cm 裏に龍起証明あり
数年前、難波田家のご厚意により、夢と思っていた遺作展を開催できることとなり、難波田家に遺された資料類を中尾美穂さんに精査していただき、ブログに「難波田史男:宇宙ステーションへの旅」を連載していただきました(中尾さん、ありがとう)。
今回展示する油彩、水彩、素描30点はご遺族が大切に守ってきた文字通り珠玉の遺作群です。
30点の詳細な画像とデータは4月22日ブログに掲載しました。
価格リストもご希望者には郵送しますので、遠慮なくお問合せください。
ご高覧のうえ、ぜひ皆さんのコレクションに加えてください。
~~~~~~
本日4月26日は北川民次(きたがわ たみじ 1894年1月17日 - 1989年4月26日)先生の命日でもあります。
95歳と長命で、幸いにも亭主はその謦咳に接することができました。
明治、大正、昭和、平成の四代を見事に生き抜き、生涯に400点近い版画を制作した北川先生。早稲田大学を中退して渡米後1923年にメキシコへと渡り、メキシコの風土や人々を描く独特の画風は多くのファンを集めました。
画廊亭主がタミジ先生にお会いしたのは今からちょうど50年前の1974年8月28日。その日の天覧相撲のエピソードについてはこのブログでも書いたのでお読みください。
生誕130年となる今年は約30年ぶりの大規模な回顧展が開催されるほか、秋にはときの忘れものでも企画展「柳澤紀子 × 北川民次展」の開催を予定しています。ぜひご注目ください。
●「生誕130年記念 北川民次展ーメキシコから日本へ」
【愛知】名古屋市美術館 2024年6月29日(土)~9月8日(日)
【東京】世田谷美術館 2024年9月21日(土)~11月17日(日)
【福島】郡山市立美術館 2025年1月25日(土)~3月23日(日)
画廊コレクションから北川民次の版画代表作をいくつかご紹介します。

北川民次《メキシコの浴み》
1941年頃
木口木版
37.5×45.0cm
Ed.100
サインあり
※レゾネNo.32

《タスコの裸婦》
1941年頃 (1952年2月摺り)
イメージサイズ:30.3x39.9cm
シートサイズ :31.4x40.9cm
サインあり (1956年5月21日署名)
裏面に久保貞次郎の注釈あり
※レゾネNo.33

《眠るインディアン》
1961年
リトグラフ
イメージサイズ:30.1x38.8cm
シートサイズ :38.3x56.5cm
Ed.55
サインあり
※レゾネ No.124
作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆没後50年 難波田史男遺作展
会期:2024年4月26日(金)~ 5月11日(土)*日・月・祝日休廊 11:00-19:00
難波田史男(1941-1974)が瀬戸内海で没してから50年が経ちました。
32歳の短い生涯でしたが油彩、水彩、ドローイング、版画など2000点を超える作品を遺しました。今回の出品作品の詳細は4月22日ブログをご覧ください。東京オペラシティ アートギャラリーでも「特別展示 没後50年 難波田史男」が4月11日~6月16日に開催されています。

ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
難波田史男さんが亡くなられたのはちょうど50年前の1974年1月。
美術業界に縁も所縁もなかった画廊亭主が現代版画センターをつくったのがその直後の同年5月でした。
(3月31日ブログ「旗揚げから50年 1974年3月31日高輪プリンスホテル」)
史男さんとはすれ違いで、お目にかかってはいません。
しかし亡くなられた少し後から経堂の難波田家には足繁く通うことになり、父の難波田龍起先生には晩年の20数年にわたり多くの版画作品をエディションさせていただきました(画廊亭主のエッセイ「難波田龍起先生の銅版画」参照)。
小田急で開催された大規模な遺作展で史男さんの鮮烈な作品に触れ、いつかその作品を扱いたいと密かに思ってきました。
フジテレビギャラリーなどが難波田史男作品の普及顕彰につとめ、オペラシティの寺田コレクション、福島の小川コレクション、新潟の相澤コレクション、富山の富山コレクション、京都のT氏コレクションなど熱心な難波田史男ファンによる充実したコレクション群が各地に生まれました。
短い生涯に2,000点もの作品を制作したといわれますが、上掲のコレクションはじめ東京国立近代美術館、世田谷美術館、早稲田大学會津八一記念博物館など各地の美術館に遺作の多くが収蔵されています。
32歳で夭折した作家の遺作がこれほど多くのパブリックコレクションに収まっていること自体、稀有なことと言っていいでしょう。
No.9《少年の夢》
難波田史男 《少年の夢》 1973年 紙、水彩、インクイメージサイズ:21.0×32.0cm/シートサイズ:27.0×38.0cm 裏に龍起証明あり
No.10《やさしい人々の住む町》
難波田史男 《やさしい人々の住む町》 1973年 紙、水彩、インクイメージサイズ:21.0×32.0cm/シートサイズ:27.0×37.5cm サインあり
No.11《空》
難波田史男 《空》 1972年 紙、水彩、インクイメージサイズ:24.0×33.5cm/シートサイズ:27.0×37.5cm サインあり
No.12《花》
難波田史男 《花》 1971年 紙、水彩、インクイメージサイズ:21.0×32.0cm/シートサイズ:27.0×38.0cm 裏に龍起証明あり
数年前、難波田家のご厚意により、夢と思っていた遺作展を開催できることとなり、難波田家に遺された資料類を中尾美穂さんに精査していただき、ブログに「難波田史男:宇宙ステーションへの旅」を連載していただきました(中尾さん、ありがとう)。
今回展示する油彩、水彩、素描30点はご遺族が大切に守ってきた文字通り珠玉の遺作群です。
30点の詳細な画像とデータは4月22日ブログに掲載しました。
価格リストもご希望者には郵送しますので、遠慮なくお問合せください。
ご高覧のうえ、ぜひ皆さんのコレクションに加えてください。
~~~~~~
本日4月26日は北川民次(きたがわ たみじ 1894年1月17日 - 1989年4月26日)先生の命日でもあります。
95歳と長命で、幸いにも亭主はその謦咳に接することができました。
明治、大正、昭和、平成の四代を見事に生き抜き、生涯に400点近い版画を制作した北川先生。早稲田大学を中退して渡米後1923年にメキシコへと渡り、メキシコの風土や人々を描く独特の画風は多くのファンを集めました。
画廊亭主がタミジ先生にお会いしたのは今からちょうど50年前の1974年8月28日。その日の天覧相撲のエピソードについてはこのブログでも書いたのでお読みください。
生誕130年となる今年は約30年ぶりの大規模な回顧展が開催されるほか、秋にはときの忘れものでも企画展「柳澤紀子 × 北川民次展」の開催を予定しています。ぜひご注目ください。
●「生誕130年記念 北川民次展ーメキシコから日本へ」
【愛知】名古屋市美術館 2024年6月29日(土)~9月8日(日)
【東京】世田谷美術館 2024年9月21日(土)~11月17日(日)
【福島】郡山市立美術館 2025年1月25日(土)~3月23日(日)
画廊コレクションから北川民次の版画代表作をいくつかご紹介します。

北川民次《メキシコの浴み》
1941年頃
木口木版
37.5×45.0cm
Ed.100
サインあり
※レゾネNo.32

《タスコの裸婦》
1941年頃 (1952年2月摺り)
イメージサイズ:30.3x39.9cm
シートサイズ :31.4x40.9cm
サインあり (1956年5月21日署名)
裏面に久保貞次郎の注釈あり
※レゾネNo.33

《眠るインディアン》
1961年
リトグラフ
イメージサイズ:30.1x38.8cm
シートサイズ :38.3x56.5cm
Ed.55
サインあり
※レゾネ No.124
作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆没後50年 難波田史男遺作展
会期:2024年4月26日(金)~ 5月11日(土)*日・月・祝日休廊 11:00-19:00
難波田史男(1941-1974)が瀬戸内海で没してから50年が経ちました。32歳の短い生涯でしたが油彩、水彩、ドローイング、版画など2000点を超える作品を遺しました。今回の出品作品の詳細は4月22日ブログをご覧ください。東京オペラシティ アートギャラリーでも「特別展示 没後50年 難波田史男」が4月11日~6月16日に開催されています。

ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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