画廊では「柳澤紀子 × 北川民次展」を開催中です。
●柳澤紀子先生は明日11月9日(土)13時~19時ころに在廊予定です。
映像制作:WebマガジンColla:J 塩野哲也
※クリックすると再生します。
※右下の「全画面」ボタンをクリックすると動画が大きくなります。
美術家・版画家の柳澤紀子は静岡県浜松市出身で、現在は掛川市を拠点に制作活動を行なっています。人間を見詰め、自然を観察してきた柳澤は、人間と自然、特に動物との関わりを強くイメージした作品や、原発など科学技術と人間との関わりを扱った作品、身体をモティーフに人間の内面を深く掘り起こそうとする作品をテーマに作品を制作しています。東京芸大在学中に駒井哲郎に学び、銅版画で表現してきましたが、95年頃よりミクストメディアにより表現を深化、作品を通して、人種、世代、ジェンダーを超えて多くの人々に問いかけています。
同じく静岡県の金谷に生まれた洋画家・北川民次は、1914年に渡米後、1921年にメキシコへと渡り、メキシコの風土や人々を描く独特の画風で作品を制作し、また美術教育者としても活動しました。美術評論家の久保貞次郎が実質的な版元となり、生涯に400点近い版画を制作されました。生誕130年の本年は、約30年ぶりの大規模な回顧展「生誕130年記念 北川民次展ーメキシコから日本へ」(名古屋市美術館、世田谷美術館、郡山市立美術館)が開催されています。
本展では、社会を反映して、世代を描き、海外でも数多く発表してきた二人の作家のそれぞれ10数点の作品をご覧いただきます。
展示風景

左から、柳澤紀子《光る身体 II》、《動物のことば・海の庭 Ⅱ》、《動物のことば・海の庭 I》、《地表II》

柳澤紀子《Watch》





左から柳澤紀子《少年シジフォス Ⅰ》、北川民次《山を背景に座る母と娘》(原画)



左壁の左から、北川民次《手鏡を持つ母子像》、《花》。右壁の左から、柳澤紀子《動物のことば・フクシマ Ⅰ》、《動物のことば・いのち Ⅱ》、《動物のことば・いのち Ⅰ》








柳澤紀子《庭Ⅰ》

北川民次《群集》

北川民次《小さいかいう》、《犬》、《ザクロを持つ女》

柳澤紀子《狼男》

北川民次《メキシコの恋人》、《女の顔》

北川民次《バッタの夢》

北川民次《二人の女の顔》



左から、北川民次《水浴の母子》、柳澤紀子《動物のことば・北緯72°》、《動物のことば・フクシマ》、北川民次《狂女》






■柳澤紀子 Yanagisawa Noriko
1940年静岡県浜松市に生まれる 。1963年東京藝術大学美術学部油画科油絵専攻卒業。1965年東京藝術大学大学院油画研究科油絵専攻修了。1971-75年ニューヨークに滞在し、プリントメーキングワークショップで制作。帰国後は静岡県掛川を拠点にエッチングによる銅版画を中心に制作活動を行う。1992年文化庁派遣芸術家在外研修員としてロンドン滞在。1995年よりミクストメディアの制作を始める。2003-11年武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画研究室教授。現在も精力的に作品を制作し発表を行っている。
■北川民次 Kitagawa Tamiji
1894年静岡県生まれ。早稲田大学を中退して1914年渡米。ニューヨークのアート・スチューデ ンツ・リーグでジョン・スローンに師事、学友に国吉康雄がいた。1923年メキシコに渡り、シケイロス、リベラ等と交友、メキシコ・ルネサンス を標榜する壁画運動に賛同、またメキシコ郊外のトラルパムで児童美術教育に携わる。1931(昭和6)年タスコに野外美術学校を移して校長となる。1936年帰国。翌年の第29回二科展に《タスコの祭》ほかを出品し注目を浴びる。二科展、日本国際美術展でも活躍し、1979年二科会会長となるも同会を退会、以後、悠々自適の生活を送り、1989年瀬戸で歿した。
◆柳澤紀子×北川民次展
会期=2024年10月30日(水)~11月9日(土) 11時~19時 ※日・月・祝日休み
出品全24点の画像と詳細は10月22日ブログに掲載しました。

*画廊亭主敬白
本日11月8日は難波田龍起先生(1905年8月13日 - 1997年11月8日)の命日です。
ときの忘れものの開廊展(1995年)からお亡くなりになる(1997年)まで、さらに没後も幾度も展覧会を開催させていただきました。
2022年5月ポーラ美術館にて、「生命体の集合」(油彩120号)の前で社長と亭主
5年前に開催した『難波田龍起作品史 1928-1996 アトリエに遺された作品による』刊行記念展は少部数、高額での抽選頒布にもかかわらずたくさんの方が応募され、没後20数年経っても衰えぬ人気に驚かされました。
来年は生誕120年、ゆかりの東京オペラシティなどで大きな展覧会が計画されているとうかがっています。

難波田龍起
《作品》
1961年 色紙に水彩、パステル、鉛筆
イメージサイズ:24.5×21.0cm
シートサイズ:27.0×24.0cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●12月7日(土)は臨時休廊いたします。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は原則として休廊ですが、企画によっては開廊、営業しています。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

●柳澤紀子先生は明日11月9日(土)13時~19時ころに在廊予定です。
映像制作:WebマガジンColla:J 塩野哲也
※クリックすると再生します。
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美術家・版画家の柳澤紀子は静岡県浜松市出身で、現在は掛川市を拠点に制作活動を行なっています。人間を見詰め、自然を観察してきた柳澤は、人間と自然、特に動物との関わりを強くイメージした作品や、原発など科学技術と人間との関わりを扱った作品、身体をモティーフに人間の内面を深く掘り起こそうとする作品をテーマに作品を制作しています。東京芸大在学中に駒井哲郎に学び、銅版画で表現してきましたが、95年頃よりミクストメディアにより表現を深化、作品を通して、人種、世代、ジェンダーを超えて多くの人々に問いかけています。
同じく静岡県の金谷に生まれた洋画家・北川民次は、1914年に渡米後、1921年にメキシコへと渡り、メキシコの風土や人々を描く独特の画風で作品を制作し、また美術教育者としても活動しました。美術評論家の久保貞次郎が実質的な版元となり、生涯に400点近い版画を制作されました。生誕130年の本年は、約30年ぶりの大規模な回顧展「生誕130年記念 北川民次展ーメキシコから日本へ」(名古屋市美術館、世田谷美術館、郡山市立美術館)が開催されています。
本展では、社会を反映して、世代を描き、海外でも数多く発表してきた二人の作家のそれぞれ10数点の作品をご覧いただきます。
展示風景

左から、柳澤紀子《光る身体 II》、《動物のことば・海の庭 Ⅱ》、《動物のことば・海の庭 I》、《地表II》

柳澤紀子《Watch》





左から柳澤紀子《少年シジフォス Ⅰ》、北川民次《山を背景に座る母と娘》(原画)



左壁の左から、北川民次《手鏡を持つ母子像》、《花》。右壁の左から、柳澤紀子《動物のことば・フクシマ Ⅰ》、《動物のことば・いのち Ⅱ》、《動物のことば・いのち Ⅰ》








柳澤紀子《庭Ⅰ》

北川民次《群集》

北川民次《小さいかいう》、《犬》、《ザクロを持つ女》

柳澤紀子《狼男》

北川民次《メキシコの恋人》、《女の顔》

北川民次《バッタの夢》

北川民次《二人の女の顔》



左から、北川民次《水浴の母子》、柳澤紀子《動物のことば・北緯72°》、《動物のことば・フクシマ》、北川民次《狂女》






■柳澤紀子 Yanagisawa Noriko
1940年静岡県浜松市に生まれる 。1963年東京藝術大学美術学部油画科油絵専攻卒業。1965年東京藝術大学大学院油画研究科油絵専攻修了。1971-75年ニューヨークに滞在し、プリントメーキングワークショップで制作。帰国後は静岡県掛川を拠点にエッチングによる銅版画を中心に制作活動を行う。1992年文化庁派遣芸術家在外研修員としてロンドン滞在。1995年よりミクストメディアの制作を始める。2003-11年武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画研究室教授。現在も精力的に作品を制作し発表を行っている。
■北川民次 Kitagawa Tamiji
1894年静岡県生まれ。早稲田大学を中退して1914年渡米。ニューヨークのアート・スチューデ ンツ・リーグでジョン・スローンに師事、学友に国吉康雄がいた。1923年メキシコに渡り、シケイロス、リベラ等と交友、メキシコ・ルネサンス を標榜する壁画運動に賛同、またメキシコ郊外のトラルパムで児童美術教育に携わる。1931(昭和6)年タスコに野外美術学校を移して校長となる。1936年帰国。翌年の第29回二科展に《タスコの祭》ほかを出品し注目を浴びる。二科展、日本国際美術展でも活躍し、1979年二科会会長となるも同会を退会、以後、悠々自適の生活を送り、1989年瀬戸で歿した。
◆柳澤紀子×北川民次展
会期=2024年10月30日(水)~11月9日(土) 11時~19時 ※日・月・祝日休み
出品全24点の画像と詳細は10月22日ブログに掲載しました。

*画廊亭主敬白
本日11月8日は難波田龍起先生(1905年8月13日 - 1997年11月8日)の命日です。
ときの忘れものの開廊展(1995年)からお亡くなりになる(1997年)まで、さらに没後も幾度も展覧会を開催させていただきました。
2022年5月ポーラ美術館にて、「生命体の集合」(油彩120号)の前で社長と亭主5年前に開催した『難波田龍起作品史 1928-1996 アトリエに遺された作品による』刊行記念展は少部数、高額での抽選頒布にもかかわらずたくさんの方が応募され、没後20数年経っても衰えぬ人気に驚かされました。
来年は生誕120年、ゆかりの東京オペラシティなどで大きな展覧会が計画されているとうかがっています。

難波田龍起
《作品》
1961年 色紙に水彩、パステル、鉛筆
イメージサイズ:24.5×21.0cm
シートサイズ:27.0×24.0cm
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●12月7日(土)は臨時休廊いたします。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は原則として休廊ですが、企画によっては開廊、営業しています。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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