大竹昭子さんから、新春メッセージ
昨年一月にスタートした「レンズ通り午前零時」が早一年を経過しました。早と書きましたが、ついこのあいだのようにも、もっと前のようにも感じます。過去を思い起こすとき、こうした時間のねじれはよくありますが、2011年はとりわけそれが強烈で、3月11日以降、荒海に翻弄される木の葉舟のように意識が揺れよじれました。
15回を迎える今年3月に連載は終了し、ギャラリーときの忘れもので今秋に開催予定の写真展にあわせて作るポートフォリオのなかに、印刷物として入れます。書くことも撮ることもあの時代のニューヨークの経験なくしてはあり得なかったのですから、街と自分の関わりを、記憶の細部を、フォリオという形式に封じ込められるのは魅力的です。フォリオを作るのははじめてで静かな興奮を覚えています。見ていただくに値するものになるよう努めます。ご期待ください。
(おおたけあきこ)
2011年12月29日ときの忘れものにて今秋の個展の抱負を語る大竹昭子さん。
大竹昭子「1980年 NYイーストビレッジ」
◆大竹昭子さんからのお知らせ
1月21日に写真家の畠山直哉さんをお迎えして「ことばのポトラック」をすることになりました。
(昨秋)、東京都写真美術館で行われた「ナチュラル・ストーリーズ」展で、畠山さんは故郷の陸前高田の写真を展示するコーナーをもうけました。
これは当初の計画にはなく、実家が流され母を失うという現実に直面して彼が考え抜いたあげくの選択でした。
とまどう人のいることを承知の上であえてそれをおこなったのは、ひとつのケースとしてぼくを使ってくださいという気持ちだった、
いろいろな意見に対してすべてを受け入れ答える準備がある、と彼は雑誌のインタビューで述べています。
写真展が終了したいま、彼が差し出したものに対して今度が私たちが問い考える番です。
フロアからの質問も受けてオープンに語り合える場にするつもりです。
ぜひご参加ください。
1月21日(土)13時~ トーク&スライドショー「ふるさ
とと写真」畠山直哉×大竹昭子
入場料2000円(お茶付き)
予約は会場のサラヴァ東京へ
HP http://www.saravah.jp/tokyo/ 予約フォーム
電話 03-6427-8886
新刊『読むとだれかに語りたくなる』(中央公論新社)が出ました。
さまざまな本とそれについての思索。私の脳内開張。
お正月の読書リストに加えていただければさいわいです。
大竹 昭子
カタリココ:http://katarikoko.blog40.fc2.com/
書評空間:http://booklog.kinokuniya.co.jp/ohtake/
レンズ通り午前零時:http://tokinowasuremono.com/
つぶやき: http://twitter.com/katarikoko/
◆今年個展を開催予定の作家の皆さんから新春メッセージをいただいています。
1月2日は大竹昭子さんからの新春メッセージ、
1月3日は尾形一郎・尾形優さんからの新春メッセージ、
1月4日は根岸文子さんからの新春メッセージ、
1月5日は大坂寛さんからの新春メッセージ、
1月6日は井桁裕子さんからの新春メッセージ、
1月7日は光嶋裕介さんからの新春メッセージを、お届けします。
昨年一月にスタートした「レンズ通り午前零時」が早一年を経過しました。早と書きましたが、ついこのあいだのようにも、もっと前のようにも感じます。過去を思い起こすとき、こうした時間のねじれはよくありますが、2011年はとりわけそれが強烈で、3月11日以降、荒海に翻弄される木の葉舟のように意識が揺れよじれました。
15回を迎える今年3月に連載は終了し、ギャラリーときの忘れもので今秋に開催予定の写真展にあわせて作るポートフォリオのなかに、印刷物として入れます。書くことも撮ることもあの時代のニューヨークの経験なくしてはあり得なかったのですから、街と自分の関わりを、記憶の細部を、フォリオという形式に封じ込められるのは魅力的です。フォリオを作るのははじめてで静かな興奮を覚えています。見ていただくに値するものになるよう努めます。ご期待ください。
(おおたけあきこ)
2011年12月29日ときの忘れものにて今秋の個展の抱負を語る大竹昭子さん。
大竹昭子「1980年 NYイーストビレッジ」◆大竹昭子さんからのお知らせ
1月21日に写真家の畠山直哉さんをお迎えして「ことばのポトラック」をすることになりました。
(昨秋)、東京都写真美術館で行われた「ナチュラル・ストーリーズ」展で、畠山さんは故郷の陸前高田の写真を展示するコーナーをもうけました。
これは当初の計画にはなく、実家が流され母を失うという現実に直面して彼が考え抜いたあげくの選択でした。
とまどう人のいることを承知の上であえてそれをおこなったのは、ひとつのケースとしてぼくを使ってくださいという気持ちだった、
いろいろな意見に対してすべてを受け入れ答える準備がある、と彼は雑誌のインタビューで述べています。
写真展が終了したいま、彼が差し出したものに対して今度が私たちが問い考える番です。
フロアからの質問も受けてオープンに語り合える場にするつもりです。
ぜひご参加ください。
1月21日(土)13時~ トーク&スライドショー「ふるさ
とと写真」畠山直哉×大竹昭子
入場料2000円(お茶付き)
予約は会場のサラヴァ東京へ
HP http://www.saravah.jp/tokyo/ 予約フォーム
電話 03-6427-8886
新刊『読むとだれかに語りたくなる』(中央公論新社)が出ました。
さまざまな本とそれについての思索。私の脳内開張。
お正月の読書リストに加えていただければさいわいです。
大竹 昭子
カタリココ:http://katarikoko.blog40.fc2.com/
書評空間:http://booklog.kinokuniya.co.jp/ohtake/
レンズ通り午前零時:http://tokinowasuremono.com/
つぶやき: http://twitter.com/katarikoko/
◆今年個展を開催予定の作家の皆さんから新春メッセージをいただいています。
1月2日は大竹昭子さんからの新春メッセージ、
1月3日は尾形一郎・尾形優さんからの新春メッセージ、
1月4日は根岸文子さんからの新春メッセージ、
1月5日は大坂寛さんからの新春メッセージ、
1月6日は井桁裕子さんからの新春メッセージ、
1月7日は光嶋裕介さんからの新春メッセージを、お届けします。
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