2019年が暮れて行きます。
ここ数年、常態化した気候の激化は地球が確実におかしくなっている信号ではないでしょうか。
自然を怖れぬ人類は、内部でもむき出しの差別、憎悪が渦巻き、社会全体がきしんでいます。
お正月早々、六角鬼丈先生、ジョナス・メカスさんの訃報に呆然とし、5月には40数年間、師匠と仰いだ関根伸夫先生がロスで亡くなられました。
お会いしたことはなかったけれど、ずっと尊敬し、微力ですが支援を続けてきたペシャワール会の中村哲先生が12月4日にアフガニスタンで殺されるという胸が締め付けられるような事件もありました。
私たちの商売は安全で平和な社会だからこそ成り立ちます。
戦乱の地に画商の居場所はなく、飢饉であえぐ人々に絵はなんの役にもたちません。
しかし人はパンのみにては生きてはいけません。
私たちは優れた美術品が人々の心に安らぎと刺激を与えることを知っています。それらを次の世代に手渡すお手伝いができることを誇りにも思っています。
今年も多くのお客様に支えられてたくさんの美術品を扱うことができました。感謝とともに振り返ります。
【ときの忘れものの企画展】
●2019年1月8日~1月26日「第27回瑛九展」
3月のアートバーゼル香港に瑛九の個展で初出展することになり、その壮行を兼ねた重量級の展示でした。
●2019年1月29日~2月2日「特集展示:生きものたち」:宮脇愛子、嶋田しづ、谷口靖、永井桃子
●2019年2月5日~2月9日「追悼 ジョナス・メカス上映会」
1月23日ジョナス・メカスさんが急逝されました。
追悼トーク:2月9日「メカスさんを語る」/左から木下哲夫さん、飯村昭子さん、植田実さん

●2019年2月8日~2月23日「ジョエル・シャピロ展」

●2019年3月7日~ 3月10日「アートフェア東京 2019」:倉俣史朗・安藤忠雄・磯崎新

●2019年3月15日~4月6日「ル・コルビュジエ展」

●3月27日 ~ 3月31日「Art Basel Hong Kong 2019(香港)」 :第28回瑛九展
展覧会図録『第28回瑛九展』(テキスト:大谷省吾)刊行

●2019年4月6日「吉川盛一の建築本を売る会」

●2019年4月10日「第10回ギャラリー・コンサート/武久源造」

●2019年4月12日~4月27日「Tricolore2019―中村潤・尾崎森平・谷川桐子展」
中村潤ギャラリートーク:伊熊泰子(芸術新潮編集部)
尾崎森平ギャラリートーク:喜夛孝臣(練馬区立美術館)




●2019年5月24日~6月8日「葉栗剛展」

●2019年7月5日~7月7日「ART OSAKA 2019」
出品:植田正治、ジョナス・メカス、アンディ・ウォーホル、 中村潤

●2019年7月9日~7月13日「H氏写真コレクション展(入札)」

●2019年7月26日~8月10日「紙の上の建築展」
フンデルトヴァッサー、六角鬼丈、M.グレイヴス、磯崎新、安藤忠雄、ル・コルビュジエ

●2019年8月23日~9月7日「眼差しの肖像画コレクション」
ベロック、ジョゼフ・コーネル、小野隆生、森村泰昌、三上誠、細江英公、五味彬

●2019年9月3日「第11回ギャラリーコンサート/守安功、守安雅子」

●2019年9月5日~9月8日「アートフェアアジア福岡 2019」
出品:磯崎新、瑛九、森下慶三、松本竣介、瀧口修造、安藤忠雄、オノサト・トシノブ

●2019年9月11日(水)~10月5日(土)「秋のコレクション展」
ベロック、ジョゼフ・コーネル、小野隆生、森下慶三、オノサト・トシノブ、瑛九、五味彬、ロイ・リキテンシュタイン、宮脇愛子、サム・フランシス、植田正治、安藤忠雄、関根伸夫
●2019年10月8日~10月26日「松本竣介と『雜記帳』」
松本竣介、福沢一郎、難波田龍起、桂ゆき、恩地孝四郎、鶴岡政男、海老原喜之助
図録『松本竣介と『雑記帳』 』刊行(執筆:小松崎拓男)

●2019年10月17日~10月21日「Art Taipei 2019」
出品:小野隆生、ジョナス・メカス、ジョン・ケージ、ナム・ジュン・パイク、葉栗剛、野口琢郎、ル・コルビュジエ、安藤忠雄、磯崎新、光嶋裕介


●2019年11月8日~11月22日「霜月の画廊コレクション展」
ドメニコ・ベッリ、ジェラール・ティトゥス=カルメル、ニキ・ド・サンファル、マノロ・バルデス、アガム、ジョン・ケージ、ルイーズ・ニーヴェルスン、ソニア・ドローネ、アンディ・ウォーホル、棟方志功、杉浦康平

●2019年11月14日「第12回ギャラリーコンサート/守安功、守安雅子」

●2019年11月29日~12月28日「難波田龍起作品史 刊行記念展」
『難波田龍起作品史』(テキスト:小林俊介、編集:三上豊)刊行、
ギャラリー・トーク:11月30日 難波田武男×三上豊

●2019年12月3日~12月8日「ART MIAMI 2019 葉栗剛展」
展覧会図録『葉栗剛展』刊行(テキスト:山下裕二)

【協力した展覧会】
●2019年1月21日~2月2日「版画のコア core 2」
会場:神田文房堂ギャラリー

●2019年2月2日~3月24日「インポッシブル・アーキテクチャー」
会場:埼玉県立近代美術館、新潟市美術館 (4月13日~7月15日)、広島市現代美術館(9月18日~12月8日)と巡回

●2019年2月「インポッシブル・アーキテクチャー関連フェア/磯崎新」
会場:代官山 蔦屋書店
●2019年2月27日~3月16日「メカス作品展と上映会」
会場:スタジオ35分 (新井薬師)

●2019年3月1日~15日「メカス作品展と上映会」
会場:誠光社 (京都)

●2019年3月6日~4月6日「ジョナスメカス、高橋恭司 Chibacrome / type-c [ The manners of Photography #5 ]」
会場:アーツ3331:nap gallery

●2019 年3月15 日~6月30 日「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」

会場:21_21 DESIGN SIGHT
瀧口修造コーナーにて
●2019年4月20日~5月19日「Landscape of Light 光嶋裕介展~光のランドスケープ」
会場:アンフォルメル中川村美術館(長野県)

●2019年5月11日~6月13日「DEAR JONAS MEKAS僕たちのすきなジョナス・メカス」
会場:OUR FAVOURITE SHOP 内 OFS gallery(東京・白金)

●2019年5月25日~6月9日「倉俣史朗 小展示」
会場:Nii Fine Arts(大阪)

●2019年6月29日~6月30日「一日だけの須賀敦子展」
会場:MORIOKA第一画廊(盛岡)
対談:大竹昭子×末盛千枝子、盛岡建築ツアー「竣介の街を歩く、建築ツアー」

●2019年8月27日~9月30日「幻想都市風景 2019 GINZA ~ 光嶋裕介展」
会場:銀座 蔦屋書店
●2019年9月7日~9月12日「一日だけの須賀敦子展」
会場:ギャラリー島田(神戸)
対談:大竹昭子×武谷なおみ
●2019年9月13日~9月16日「磯崎新作品展」
会場:中上邸イソザキホール(福井県勝山)
対談:植田実 × 石山友美「磯崎建築を語る」、
石山友美監督映画『だれも知らない建築のはなし』 上映


●2019年11月2日「第二回久保貞次郎の会~建築ツアー目白・自由学園明日館」
対談:細江英公×栗田秀法


●2019年11月27日~12月16日「元永定正展」
会場:ギャラリーバーン(栃木県那須町)
那須高原の三会場で巡回
●2019年12月19日~2020年1月13日会場:那須ブックセンター(栃木県那須町)
●2020年1月18日~2月2日会場:那須町づくり広場
以上、駆け足で2019年を振り返りました(漏れがあるかも知れない)。
歳には勝てず、スタッフにおんぶにだっこの一年でしたが、いい作家、いいお客様に恵まれ幸せをかみ締めています。
ありがとうございました。
昨日のブログでは2019年に執筆していただいた方々を一挙ご紹介していますので、ぜひお読みください。
それでは皆さん、よいお年を!
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◎昨日読まれたブログ(archive)/2016年10月12日|駒井哲郎の超希少作品「山口長男とM氏コレクション展」より~駒井哲郎を追いかけて第59回
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●年末年始ご案内
2019年12月29日(日)~2020年1月6日(月)までは冬季休廊いたします。
新年の営業は1月7日(火)からです。
ブログは年中無休、毎日更新しますのでお楽しみください。
ここ数年、常態化した気候の激化は地球が確実におかしくなっている信号ではないでしょうか。
自然を怖れぬ人類は、内部でもむき出しの差別、憎悪が渦巻き、社会全体がきしんでいます。
お正月早々、六角鬼丈先生、ジョナス・メカスさんの訃報に呆然とし、5月には40数年間、師匠と仰いだ関根伸夫先生がロスで亡くなられました。
お会いしたことはなかったけれど、ずっと尊敬し、微力ですが支援を続けてきたペシャワール会の中村哲先生が12月4日にアフガニスタンで殺されるという胸が締め付けられるような事件もありました。
私たちの商売は安全で平和な社会だからこそ成り立ちます。
戦乱の地に画商の居場所はなく、飢饉であえぐ人々に絵はなんの役にもたちません。
しかし人はパンのみにては生きてはいけません。
私たちは優れた美術品が人々の心に安らぎと刺激を与えることを知っています。それらを次の世代に手渡すお手伝いができることを誇りにも思っています。
今年も多くのお客様に支えられてたくさんの美術品を扱うことができました。感謝とともに振り返ります。
【ときの忘れものの企画展】
●2019年1月8日~1月26日「第27回瑛九展」
3月のアートバーゼル香港に瑛九の個展で初出展することになり、その壮行を兼ねた重量級の展示でした。●2019年1月29日~2月2日「特集展示:生きものたち」:宮脇愛子、嶋田しづ、谷口靖、永井桃子
●2019年2月5日~2月9日「追悼 ジョナス・メカス上映会」
1月23日ジョナス・メカスさんが急逝されました。追悼トーク:2月9日「メカスさんを語る」/左から木下哲夫さん、飯村昭子さん、植田実さん

●2019年2月8日~2月23日「ジョエル・シャピロ展」

●2019年3月7日~ 3月10日「アートフェア東京 2019」:倉俣史朗・安藤忠雄・磯崎新

●2019年3月15日~4月6日「ル・コルビュジエ展」

●3月27日 ~ 3月31日「Art Basel Hong Kong 2019(香港)」 :第28回瑛九展
展覧会図録『第28回瑛九展』(テキスト:大谷省吾)刊行

●2019年4月6日「吉川盛一の建築本を売る会」

●2019年4月10日「第10回ギャラリー・コンサート/武久源造」

●2019年4月12日~4月27日「Tricolore2019―中村潤・尾崎森平・谷川桐子展」
中村潤ギャラリートーク:伊熊泰子(芸術新潮編集部)
尾崎森平ギャラリートーク:喜夛孝臣(練馬区立美術館)




●2019年5月24日~6月8日「葉栗剛展」

●2019年7月5日~7月7日「ART OSAKA 2019」
出品:植田正治、ジョナス・メカス、アンディ・ウォーホル、 中村潤

●2019年7月9日~7月13日「H氏写真コレクション展(入札)」

●2019年7月26日~8月10日「紙の上の建築展」
フンデルトヴァッサー、六角鬼丈、M.グレイヴス、磯崎新、安藤忠雄、ル・コルビュジエ

●2019年8月23日~9月7日「眼差しの肖像画コレクション」
ベロック、ジョゼフ・コーネル、小野隆生、森村泰昌、三上誠、細江英公、五味彬

●2019年9月3日「第11回ギャラリーコンサート/守安功、守安雅子」

●2019年9月5日~9月8日「アートフェアアジア福岡 2019」
出品:磯崎新、瑛九、森下慶三、松本竣介、瀧口修造、安藤忠雄、オノサト・トシノブ

●2019年9月11日(水)~10月5日(土)「秋のコレクション展」
ベロック、ジョゼフ・コーネル、小野隆生、森下慶三、オノサト・トシノブ、瑛九、五味彬、ロイ・リキテンシュタイン、宮脇愛子、サム・フランシス、植田正治、安藤忠雄、関根伸夫●2019年10月8日~10月26日「松本竣介と『雜記帳』」
松本竣介、福沢一郎、難波田龍起、桂ゆき、恩地孝四郎、鶴岡政男、海老原喜之助
図録『松本竣介と『雑記帳』 』刊行(執筆:小松崎拓男)

●2019年10月17日~10月21日「Art Taipei 2019」
出品:小野隆生、ジョナス・メカス、ジョン・ケージ、ナム・ジュン・パイク、葉栗剛、野口琢郎、ル・コルビュジエ、安藤忠雄、磯崎新、光嶋裕介


●2019年11月8日~11月22日「霜月の画廊コレクション展」
ドメニコ・ベッリ、ジェラール・ティトゥス=カルメル、ニキ・ド・サンファル、マノロ・バルデス、アガム、ジョン・ケージ、ルイーズ・ニーヴェルスン、ソニア・ドローネ、アンディ・ウォーホル、棟方志功、杉浦康平

●2019年11月14日「第12回ギャラリーコンサート/守安功、守安雅子」

●2019年11月29日~12月28日「難波田龍起作品史 刊行記念展」
『難波田龍起作品史』(テキスト:小林俊介、編集:三上豊)刊行、
ギャラリー・トーク:11月30日 難波田武男×三上豊

●2019年12月3日~12月8日「ART MIAMI 2019 葉栗剛展」
展覧会図録『葉栗剛展』刊行(テキスト:山下裕二)

【協力した展覧会】
●2019年1月21日~2月2日「版画のコア core 2」
会場:神田文房堂ギャラリー

●2019年2月2日~3月24日「インポッシブル・アーキテクチャー」
会場:埼玉県立近代美術館、新潟市美術館 (4月13日~7月15日)、広島市現代美術館(9月18日~12月8日)と巡回

●2019年2月「インポッシブル・アーキテクチャー関連フェア/磯崎新」
会場:代官山 蔦屋書店
●2019年2月27日~3月16日「メカス作品展と上映会」
会場:スタジオ35分 (新井薬師)

●2019年3月1日~15日「メカス作品展と上映会」
会場:誠光社 (京都)

●2019年3月6日~4月6日「ジョナスメカス、高橋恭司 Chibacrome / type-c [ The manners of Photography #5 ]」
会場:アーツ3331:nap gallery

●2019 年3月15 日~6月30 日「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」

会場:21_21 DESIGN SIGHT瀧口修造コーナーにて
●2019年4月20日~5月19日「Landscape of Light 光嶋裕介展~光のランドスケープ」
会場:アンフォルメル中川村美術館(長野県)

●2019年5月11日~6月13日「DEAR JONAS MEKAS僕たちのすきなジョナス・メカス」
会場:OUR FAVOURITE SHOP 内 OFS gallery(東京・白金)

●2019年5月25日~6月9日「倉俣史朗 小展示」
会場:Nii Fine Arts(大阪)

●2019年6月29日~6月30日「一日だけの須賀敦子展」
会場:MORIOKA第一画廊(盛岡)
対談:大竹昭子×末盛千枝子、盛岡建築ツアー「竣介の街を歩く、建築ツアー」

●2019年8月27日~9月30日「幻想都市風景 2019 GINZA ~ 光嶋裕介展」
会場:銀座 蔦屋書店●2019年9月7日~9月12日「一日だけの須賀敦子展」
会場:ギャラリー島田(神戸) 対談:大竹昭子×武谷なおみ
●2019年9月13日~9月16日「磯崎新作品展」
会場:中上邸イソザキホール(福井県勝山)
対談:植田実 × 石山友美「磯崎建築を語る」、
石山友美監督映画『だれも知らない建築のはなし』 上映


●2019年11月2日「第二回久保貞次郎の会~建築ツアー目白・自由学園明日館」
対談:細江英公×栗田秀法


●2019年11月27日~12月16日「元永定正展」
会場:ギャラリーバーン(栃木県那須町)
那須高原の三会場で巡回●2019年12月19日~2020年1月13日会場:那須ブックセンター(栃木県那須町)
●2020年1月18日~2月2日会場:那須町づくり広場
以上、駆け足で2019年を振り返りました(漏れがあるかも知れない)。
歳には勝てず、スタッフにおんぶにだっこの一年でしたが、いい作家、いいお客様に恵まれ幸せをかみ締めています。
ありがとうございました。
昨日のブログでは2019年に執筆していただいた方々を一挙ご紹介していますので、ぜひお読みください。
それでは皆さん、よいお年を!
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◎昨日読まれたブログ(archive)/2016年10月12日|駒井哲郎の超希少作品「山口長男とM氏コレクション展」より~駒井哲郎を追いかけて第59回
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●年末年始ご案内
2019年12月29日(日)~2020年1月6日(月)までは冬季休廊いたします。
新年の営業は1月7日(火)からです。
ブログは年中無休、毎日更新しますのでお楽しみください。
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