皆様、新年をいかがお迎えでしょうか。
明日5日より、新年の営業を開始します。
コロナウイルス感染の終息を期待していたのですが、残念ながら感染は拡大する一方で、画廊も予約制を続行させていただきます。
ご来廊希望の方は恐縮ですが事前にメールまたは電話にてご予約ください。
※予約制にてご来廊いただける日時は、火曜~土曜の平日11:00~19:00です。

◆新春最初の企画展は「第2回エディション展/版画掌誌ときの忘れもの」です(予約制/WEB展)。
会期=2021年1月6日[水]—1月23日[土]*日・月・祝日休廊
案内状両面1200
『版画掌誌 ときの忘れもの』 は優れた同時代作家の紹介と、歴史の彼方に忘れ去られた作品の発掘を目指し創刊したオリジナル版画入り大型美術誌です。第1号から第5号までを展観するのは今回が初めてです。各号の詳細は明後日6日のブログでご案内いたします。

コロナウイルスが猛威を振るっている現在、先の見通しが立たないというのが正直なところですが、感染防止のための最善を尽くしたうえで、皆様にご覧いただける企画展を準備したいと思います。
2月以降の企画展の予定は以下の通りです。

◆「銀塩写真の魅力 Ⅶ 20世紀の肖像」2021年2月12日(金)~3月6日(土)
細江英公・草間彌生ポートレート
出品:マン・レイ、ボブ・ウィロビー、ロベール・ドアノー、エドワード・スタイケン、金坂健二、細江英公、安齊重男、平嶋彰彦
2009年6月に始まったゼラチン・シルバー・プリント(銀塩写真)の魅力を伝える企画の7回目は8人の写真家が撮った20世紀を代表する表現者たち(ピカソ、アンドレ・ブルトン、A.ヘップバーン、A.ウォーホル、ブランクーシ、三島由紀夫、イサム・ノグチ、黒澤明、草間彌生、荒川修作、他)のポートレートを展観します。

◆「アートフェア東京2021」2021年3月18日(木)ー21日(日)
アートフェア東京2021チラシ表面アートフェア東京2021チラシ裏面
昨年は直前になって中止となってしまいましたが、今年はで二年ぶりで開催予定です。
会場:有楽町の東京国際フォーラム
出品:倉俣史朗、他

◆「Tricolore2021―根岸文子・宇田義久・釣光穂展」2021年4月2日(金)~4月17日(土)
昨春開催予定でしたがコロナウイルス禍で一年延期した三人展です。それぞれスペイン(根岸さん)、盛岡(宇田さん)、金沢(釣さん)と遠隔の地に在住されており、果たして会期中に在廊していただけるか不安もありますが・・・・

◆「吉原英里展」2021年5月7日(金)~5月22日(土)
yoshihara_02吉原英里 「午睡・ストール」(2016年 ミクストメディア 10号)
ただいまブログで「不在の部屋」(毎月25日更新)を連載中の吉原英里さんは関西を拠点に活躍されていますが、久しぶりの東京での発表となります。

◆「生誕100年 駒井哲郎 Part2 駒井哲郎と瀧口修造」2021年6月4日(金)~6月19日(土)
昨年6月の「生誕100年 駒井哲郎展 Part.1 若き日の作家とパトロン」に続く第二回展。戦後美術界に彗星のごとく現れた駒井哲郎を高く評価し後押しした瀧口修造に焦点をあて構成します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以下は会期は確定していませんが開催を予定している展覧会です。

◆「クリスト&ジャンヌ=クロード展」 
昨年急逝したクリストを偲んでドローイング、コラージュ、版画による遺作展を夏ごろ開催予定。

◆「杉山幸一郎展
202008杉山幸一郎img01
スイスのピーター・ズント―のアトリエで活躍する建築家杉山幸一郎さんの初個展です。昨年開催予定でしたが、ウイルス感染が猛威を振るったスイスからの帰国がかなわず、延期していました。杉山さんの夏休みの帰国に合わせて開催予定です。

◆「中村潤展
202009中村潤‗05 京都で紙を使った造形作品に取り組んでいる中村潤さんの新作個展を秋に開催予定。

中村潤「糸糸の法則 20」
2019年 刺繍糸 h,41×w,13×d,0.2cm
 
    
◆「生誕110年 第30回瑛九展 フォトデッサン
QEi_from_Reason_of_Sleep_7瑛九の生誕110年を記念して30回目となるシリーズ企画です。秋に開催予定。

◆「関根伸夫初期作品展
20161029_sekine1
一昨年ロスアンゼルスで亡くなった関根伸夫は1968年10月神戸の須磨離宮公園で制作した「位相 – 大地」(現存せず)が有名ですが、それ以前の作品はあまり知られていません。1960年代~70年代の初期作品を出品します。秋から冬にかけて開催予定です。

◆「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3集」の刊行
今年は倉俣史朗(1934年11月29日 - 1991年2月1日)の没後30年です。倉俣の遺したスケッチを倉俣美恵子夫人と植田実の監修によるシルクスクリーン作品集(全6集60点を予定)にまとめ、1集、2集を昨年刊行しました。今年は3集(10点)を刊行します。

一昨年までは国内外10ヵ所近いアートフェアに参加していましたが、今年出展が決まっているのは3月の「アートフェア東京2021」だけです。他のフェアに参加できるかどうかは現時点では不明ですが、臨機応変に対応していくつもりです。
昨年は春から臨時休廊に追い込まれ、ほとんどの展覧会、トーク、コンサート、アートフェア出展などを中止、延期とせざるを得ませんでした(昨年回顧はコチラ)。
開廊以来のピンチでしたが、ブログを使った「一日限定! 破格の掘り出し物」、「作家別 特別頒布会」などを開催し、皆様のおかげで何とか苦境を乗り越えることができました。
ブログも何とか年中無休を通すことができました(昨年の執筆者50人の紹介はコチラ)。
2002年からささやかですが継続してきた「中村哲医師とペシャワール会を支援する頒布会」は今年も毎月11日のブログを使って開催します。
以上、画廊空間とネット空間を往還してさまざまな企画に取り組んでまいります。

平和で安全な社会に再び戻れることを祈るばかりです。

塩見允枝子のエッセイ「フルクサスの回想」第2回を掲載しました。合わせて連載記念の特別頒布会を開催しています。
AAA_0054塩見允枝子先生には11月から2021年4月までの6回にわたりエッセイをご執筆いただきます。12月28日には第2回目の特別頒布会も開催しています。お気軽にお問い合わせください。

●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。