東京・天王洲に12月12日にオープンした、寺田倉庫株式会社が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT(ワット)」に行ってきました。
「謳う建築」展は、建築家が建てた住宅に詩人が訪ね、一日その家で過ごし、思い思いに詩を謳うという試み。
私が伺った時に、ちょうど副館長の近藤以久恵さんによるギャラリーツアーを開催中ということで、参加してきました。それぞれの作品の前で、建築の特徴、建築を検討する際の取り組み、訪ねた詩人の詩の書き方の特徴など、時間をかけてわかりやすく丁寧に説明していただきました。
展示作品は建築の図面や模型、スケッチ、詩人による詩(展示も工夫されています)、詩人の方が住宅を訪ねられて詩を考えているときの映像でした。
建築を詩で表す、なかなか面白い組み合わせです。その家を訪ねなくとも、家の空気感や温もりが断片的な言葉から伝わってきて、その家を理解するのに詩は十分な表現方法だと思いました。
詳しくは、王聖美さんのエッセイをお読みください。http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53443416.html
[玉川学園の家]田中敏溥 詩・岡本啓
佐藤研吾
[シャンティニケタンの住宅]と住人である詩人・Nilanjan Bandyopadhyayによる詩
そして、寺田倉庫はコレクターから預かり保管する貴重なアート作品の公開を目的とした芸術文化発信施設ということで、もう一つの展示室で、高橋龍太郎コレクションとA氏コレクションによる「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展が展示されています。
高橋龍太郎氏は日本を代表する現代美術コレクターの一人で、1997年より本格的に現代美術のコレクションを開始し、現在のコレクション数は2000点以上にのぼるそうです。
「今回の展示は今まで展示されなかった若い作家たちのストロークの強度と、先行く作家たちの新しい展開に焦点をあててみた。」という自らのセレクションで、迫力のある大作が多数展示されています。
会田誠
〈ランチボックス・ペインティング〉シリーズより
岡崎乾二郎
高橋龍太郎コレクションより
高橋龍太郎コレクションより
もう一人のコレクターA氏は日本の実業家である投資家で、2001年に奈良美智の作品を美術館で鑑賞したことをきっかけに、コレクションをはじめ、以来、奈良の作品を中心にコレクションを行っているそうです。奈良美智の平面、立体、車が展示されていました。
A氏コレクションより
5月30日(日)まで開催していますので、興味のある方は是非行かれてください(予約制)。
(おだちれいこ)
●本日のお勧めは佐藤研吾です。
佐藤研吾 Kengo SATO
《日本からシャンティニケタンへ送る家具2》
2017年
木、柿渋、アクリル
H110cm Signed
Photo by comuramai
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●塩見允枝子のエッセイ「フルクサスの回想」全6回の連載が完結しました。
塩見允枝子先生には昨秋11月から2021年4月までの6回にわたりエッセイをご執筆いただきました。合わせて連載記念の特別頒布会を開催しています。4月28日ブログには第6回目となる特別頒布作品を掲載しました。フルクサスの稀少作品をぜひこの機会にコレクションしてください。
●東京・アーティゾン美術館
5月9日(日)まで「Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展」が開催中。オノサト・トシノブ、瀧口修造、元永定正、倉俣史朗など現代美術の秀作が多数展示されています。3月13日ブログに番頭おだちの観覧レポートを掲載しました。
●埼玉県立近代美術館で5月16日まで「コレクション 4つの水紋」が開催中。倉俣史郎の名作「ミス・ブランチ」が出品されているほか、ときの忘れものが寄贈した瑛九(コラージュ)や靉嘔の版画も展示されています。4月17日ブログにスタッフMの観覧レポートを掲載しました。
●新装なった板橋区立美術館
5月23日まで「さまよえる絵筆―東京・京都 戦時下の前衛画家たち」展が開催中。松本竣介、難波田龍起、福沢一郎、オノサト・トシノブらの戦前・戦中期の作品が展示されています。
担当学芸員の弘中智子さんによる展覧会紹介は4月22日ブログに掲載しました。
招待券を少しいただきました。ご希望の方はメールにてお申込みください。
●東京・天王洲アイルの寺田倉庫 WHAT
佐藤研吾《シャンティニケタンの住宅》、Nilanjan Bandyopadhyay
5月30日まで「謳う建築」展が開催中。佐藤研吾が出品しています。
番頭おだちの観覧レポートは5月6日ブログに掲載です。
●磯崎新設計の群馬県立近代美術館で、6月13日までコレクション展示による小特集〈オノサト・トシノブ没後35年〉が開催中。「 波紋の緑 1968」「朱と緑の円 1974」「雷 1976」「衝撃波の円ピンク 1982」など油彩6点が展示されています。
●栃木県真岡市・久保記念観光文化交流館
6月14日まで久保貞次郎旧蔵の版画と素描による「関根伸夫展」が開催中。
久保記念観光文化交流館については2018年11月19日ブログ「第一回久保貞次郎の会~真岡の久保講堂を訪ねて」をお読みください。
三回忌となる5月13日ブログで関根伸夫の位相絵画をご紹介します。
●中国の上海と広東省仏山市で安藤忠雄展
上海の復星芸術センター(Fosun Foundation)で6月6日まで「安藤忠雄:挑戦」が、広東省仏山市の安藤忠雄設計による和美術館(He Art Museum)で8月1日まで「BEYOND:ANDO TADAO and ART」が開催中。4月26日ブログでスタッフSが二つの安藤展を紹介しています。
●ときの忘れものが青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転して3年が経ちました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
「謳う建築」展は、建築家が建てた住宅に詩人が訪ね、一日その家で過ごし、思い思いに詩を謳うという試み。
私が伺った時に、ちょうど副館長の近藤以久恵さんによるギャラリーツアーを開催中ということで、参加してきました。それぞれの作品の前で、建築の特徴、建築を検討する際の取り組み、訪ねた詩人の詩の書き方の特徴など、時間をかけてわかりやすく丁寧に説明していただきました。
展示作品は建築の図面や模型、スケッチ、詩人による詩(展示も工夫されています)、詩人の方が住宅を訪ねられて詩を考えているときの映像でした。
建築を詩で表す、なかなか面白い組み合わせです。その家を訪ねなくとも、家の空気感や温もりが断片的な言葉から伝わってきて、その家を理解するのに詩は十分な表現方法だと思いました。
詳しくは、王聖美さんのエッセイをお読みください。http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53443416.html
[玉川学園の家]田中敏溥 詩・岡本啓
佐藤研吾[シャンティニケタンの住宅]と住人である詩人・Nilanjan Bandyopadhyayによる詩
そして、寺田倉庫はコレクターから預かり保管する貴重なアート作品の公開を目的とした芸術文化発信施設ということで、もう一つの展示室で、高橋龍太郎コレクションとA氏コレクションによる「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展が展示されています。
高橋龍太郎氏は日本を代表する現代美術コレクターの一人で、1997年より本格的に現代美術のコレクションを開始し、現在のコレクション数は2000点以上にのぼるそうです。
「今回の展示は今まで展示されなかった若い作家たちのストロークの強度と、先行く作家たちの新しい展開に焦点をあててみた。」という自らのセレクションで、迫力のある大作が多数展示されています。
会田誠〈ランチボックス・ペインティング〉シリーズより
岡崎乾二郎
高橋龍太郎コレクションより
高橋龍太郎コレクションよりもう一人のコレクターA氏は日本の実業家である投資家で、2001年に奈良美智の作品を美術館で鑑賞したことをきっかけに、コレクションをはじめ、以来、奈良の作品を中心にコレクションを行っているそうです。奈良美智の平面、立体、車が展示されていました。
A氏コレクションより5月30日(日)まで開催していますので、興味のある方は是非行かれてください(予約制)。
(おだちれいこ)
●本日のお勧めは佐藤研吾です。
佐藤研吾 Kengo SATO《日本からシャンティニケタンへ送る家具2》
2017年
木、柿渋、アクリル
H110cm Signed
Photo by comuramai
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●塩見允枝子のエッセイ「フルクサスの回想」全6回の連載が完結しました。
塩見允枝子先生には昨秋11月から2021年4月までの6回にわたりエッセイをご執筆いただきました。合わせて連載記念の特別頒布会を開催しています。4月28日ブログには第6回目となる特別頒布作品を掲載しました。フルクサスの稀少作品をぜひこの機会にコレクションしてください。●東京・アーティゾン美術館
5月9日(日)まで「Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展」が開催中。オノサト・トシノブ、瀧口修造、元永定正、倉俣史朗など現代美術の秀作が多数展示されています。3月13日ブログに番頭おだちの観覧レポートを掲載しました。●埼玉県立近代美術館で5月16日まで「コレクション 4つの水紋」が開催中。倉俣史郎の名作「ミス・ブランチ」が出品されているほか、ときの忘れものが寄贈した瑛九(コラージュ)や靉嘔の版画も展示されています。4月17日ブログにスタッフMの観覧レポートを掲載しました。
●新装なった板橋区立美術館
5月23日まで「さまよえる絵筆―東京・京都 戦時下の前衛画家たち」展が開催中。松本竣介、難波田龍起、福沢一郎、オノサト・トシノブらの戦前・戦中期の作品が展示されています。担当学芸員の弘中智子さんによる展覧会紹介は4月22日ブログに掲載しました。
招待券を少しいただきました。ご希望の方はメールにてお申込みください。
●東京・天王洲アイルの寺田倉庫 WHAT
佐藤研吾《シャンティニケタンの住宅》、Nilanjan Bandyopadhyay5月30日まで「謳う建築」展が開催中。佐藤研吾が出品しています。
番頭おだちの観覧レポートは5月6日ブログに掲載です。
●磯崎新設計の群馬県立近代美術館で、6月13日までコレクション展示による小特集〈オノサト・トシノブ没後35年〉が開催中。「 波紋の緑 1968」「朱と緑の円 1974」「雷 1976」「衝撃波の円ピンク 1982」など油彩6点が展示されています。
●栃木県真岡市・久保記念観光文化交流館
6月14日まで久保貞次郎旧蔵の版画と素描による「関根伸夫展」が開催中。久保記念観光文化交流館については2018年11月19日ブログ「第一回久保貞次郎の会~真岡の久保講堂を訪ねて」をお読みください。
三回忌となる5月13日ブログで関根伸夫の位相絵画をご紹介します。
●中国の上海と広東省仏山市で安藤忠雄展
上海の復星芸術センター(Fosun Foundation)で6月6日まで「安藤忠雄:挑戦」が、広東省仏山市の安藤忠雄設計による和美術館(He Art Museum)で8月1日まで「BEYOND:ANDO TADAO and ART」が開催中。4月26日ブログでスタッフSが二つの安藤展を紹介しています。●ときの忘れものが青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転して3年が経ちました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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