<綿貫様
夜分遅くに失礼いたします。
メカスさんの作品上映などでお世話になった井戸沼です。
突然ですが、5月から渋谷の映画館・アップリンクと
合同の上映シリーズを始めることになりました。
第1回目は
中国の新鋭ビー・ガンの『凱里ブルース』という作品を
東京・京都で1日ずつ上映します。
今日(12日)の20:00に、正式に情報解禁するのですが
一足先にURLなどお伝えさせてください。
公式サイト/https://hadakeru-kosen.tumblr.com/
Twitter/https://twitter.com/hadakeru_kosen
UPLINK/http://www.uplink.co.jp/event/2018/50931
誠光社/http://www.seikosha-books.com/event/3275
シリーズのどこかで、メカスさんの作品も上映したい!
と勝手に意気込んでいますので、見守っていただけたら嬉しいです。
埼玉近代美術館の展示も、楽しく拝見させていただきました。
キャプションをみると数多の芸術グループが盛んに活動していることがわかり
あの時代に美術大学に通っていた人達の決意を感じられた気がしました。
メカスさんの映像がご本人所蔵のものだったのにも、興奮いたしました!
またなにかとお世話になる折があるかと思いますが
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
井戸沼紀美>
■上映シリーズについて
『肌蹴る光線 ― あたらしい映画』は、上映機会の少ない傑作映画を発掘し、広めることを目的とした上映会です。洋邦や、制作年を問わない柔軟な選定を目指し、季節に1回のペースを基準に、アップリンク渋谷で開催していく予定です。アップリンク渋谷と企画者・井戸沼紀美の共同運営で開催されます。
■第1回上映作品について
第1回目の上映作品として、中国の1989年生まれの映画監督、ビー・ガン(畢贛)の処女長編『凱里(かいり)ブルース』(2015年・113分)を上映します。
出演者がほとんど監督の家族や親戚、友人で構成されている『凱里ブルース』。監督のビー・ガンは同作で台湾の映画賞「金馬奨」の最優秀新人監督賞を最年少26歳で受賞したほか、フランス『ナント三大陸映画祭』では、ホウ・シャオシェン監督以来の中国人としてのグランプリを獲得、『ロカルノ国際映画祭』では現代映画人部門で最優秀新人監督賞を受賞しています。音楽はホウ・シャオシェンやジャ・ジャンク―の作品も手掛ける林強。
海外サイトではギレルモ・デル・トロやジョナサン・デミらが同作に賛辞を送っていることや、アピチャッポン、タルコフスキー、ソクーロフ、ブニュエルらを引き合いに出されながら称賛されていることが確認できます。
また、ビー・ガン監督は現在新作を制作中で、同作はカイエ・デュ・シネマの「2018年に最も期待される映画」リストにも名を連ねています。
≪凱里ブルースあらすじ≫
霧に包まれた小さな診療所に勤める医者の陳は、何者かに連れ去られてしまった甥や、同じ診療所で働く老婦人の過去の恋人を探しに旅に出た。その途中に立ち寄った村で、過去/現在/未来、現実/非現実がゆらめきはじめる。ミラーボール、電車、カセット、バイク、時計…様々なエレメントと絡みあいながら展開してゆく、白昼夢のような113分。




■第1回上映概要について
第1回『肌蹴る光線―あたらしい映画―』は5月に開催。アップリンク渋谷のほか、京都・誠光社でも特別開催します。また、アップリンクでの作品上映後には、富田克也さん、相澤虎之助さんをお招きしたトークも実施予定です。
『肌蹴る光線―あたらしい映画―vol.1』
・京都会場
2018年5月12日(土)
会場:京都府 誠光社
時間:19:00~
料金:1,500円(ドリンク別)
http://www.seikosha-books.com/event/3275
・東京会場
2018年5月26日(土)
会場:東京都 渋谷アップリンク
時間:17:30~(20:00頃終了予定)
ゲスト:富田克也さん、相澤虎之助さん
料金:1,800円
http://www.uplink.co.jp/event/2018/50931
■上映会関連リンク
公式サイト: https://hadakeru-kosen.tumblr.com/
Twitter: https://twitter.com/hadakeru_kosen
宣伝用画像素材: https://www.dropbox.com/sh/6rj5yw015uqocs5/AAAFNXRhsBploex1UIrQLrT6a?dl=0
■協力:中国インディペンデント映画祭、CHINA FILM INTERNATIONAL、GRASSHOPPER FILM
~~~~
企画者より:
この度、アップリンク渋谷で新しい上映シリーズを始めることになりました。下記に、私の敬愛するジョナス・メカスの言葉を引用します。
わたしたちは人間が何かを知らない。わたしたちは映画が何かも知らない。
だから、何でも受け入れようではないか。
どんな方向でも試してみよう。何でも受け入れ、何にでも耳を傾け、ほんのわずかの合図でどの方向にでも進む準備をととのえておこう。
たとえば疲労困憊して、神経が楽器の弦のようにはりつめた人のように、自分自身の力をほとんどなくしたかのように、新しく到来しようとする時代の神秘の風に吹かれ、玩ばれながら、ほんのわずかの動きや呼びかけ、そして合図を待って、わたしたちを引きずりおろそうとする綱から逃れ、どんな方角にでも進んでみようではないか。
母の叡智だって!
既存の体制には決してからめとられることのないように。
太陽こそが、わたしたちの向かう方角だ。美こそがわたしたちのめざすものだ。金ではなく、成功でもなく、安逸でもなければ身の安全でもなく、自分たちの幸せでさえない。めざすものはわたしたち皆が一緒に幸せになることだ。
版画掌誌「ときの忘れもの」第5号掲載
ジョナス・メカス『わたしたちはどこにいるのか?』(1966年)より抜粋
小規模なわたしたちの上映会は、誰の役にも立たないかもしれません。しかし我々はいつでも、あたらしい出会いを待ち望んで良いのだと信じています。
少しでも良い場所になるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。
■井戸沼紀美(いどぬま・きみ)
1992年生まれ、都内在住。明治学院大学卒。これまでに手掛けたイベントに『ジョナス・メカスとその日々をみつめて』(2014年)、『ジョナス・メカス写真展+上映会』(2015年)がある。
~~~~~~~
*画廊亭主敬白
1922年12月生まれのジョナス・メカスさんは96歳!
映画監督、詩人というけれど、一般的には無名といってもいい存在です。
しかし展覧会や上映会をすればどこで聞きつけたか若い人たちが見にやってくる。
作品だけでは満足せず、NYまで勝手に押しかけ、運よくメカスさんに会えるとビールまでご馳走になってくる。
そのうち、自分で勝手に映画の上映会まで企画してしまう。
そういう人の一人が井戸沼さんです。
(2014年に井戸沼さんがNYで敢行したメカスさんのインタビューをぜひご覧ください)
その志や壮、ぜひ成功させてもらいたいですね。
早速カレンダーの5月26日(土)に赤丸つけました。
同時代の優れた作家の紹介と、歴史の彼方に忘れ去られた作品の発掘をめざしてオリジナル版画入り大判美術誌『版画掌誌』を創刊したのは1999年です。
今まで5巻を出してきましたが、完売したのは第3号(草間彌生+パーヴェル・V・リュバルスキ)のみで、他の4巻はまだあります。
人生は短く、芸術は永し、といって亭主は強がっておりますが、ぜひご覧になってご注文ください。
ジョナス・メカスさんの特集を組んだのは第5号です。
◆特集1/ジョナス・メカス
フローズン・フィルム・フレームズ(静止した映画)と呼ぶ写真作品を紹介。
テキスト執筆
:ジョナス・メカス「わたしたちはどこにいるのか」
:ヴィートウタス・ランズベルギス「メカス マチューナス フルクサス」
◆特集2/日和崎尊夫
1992年50歳の若さで死去した日和崎尊夫の遺した木口木版画の秀作を紹介。
テキスト執筆
:谷川渥「星と薔薇」
:日和崎尊夫「ヨーロッパでの日々」(再録)
●仕様と価格
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
詳しくはホームページの版画掌誌第5号をクリックしてください。
ここでは、挿入されたメカスさんの写真と版画をご紹介します。
A版ーA : 限定15部 価格:126,000円
ジョナス・メカスの写真「ジプシーの予言」とシルクスクリーン1点・日和崎尊夫の木口木版2点 計4点挿入
『the gypsy told me
the gypsy read it from the cards
the gypsy told me
I'll have a big journey
and I'll find myself
beyond the sea』
制作:2005年
技法:写真
制作部数:限定15部(1/15~15/15)
他に作家保存版(A.P.)を3部、版元保存版(H.C.)を2部制作した。
制作総部数は20部である。
イメージサイズ:24.5×12.5cm
シートサイズ :30.5×24.5cm
プリント:堀内カラー
作家自筆サイン、及び限定番号を記入、本誌・A版-Aにのみ挿入
A版ーB : 限定20部 価格:126,000円
ジョナス・メカスの写真「リキテンスタインのモデル」とシルクスクリーン1点・日和崎尊夫の木口木版2点 計4点挿入
『Roy Lichtenstein’s model….
Filmed at Andy Warhol’s studio,
December 15,1976.From the film,
He Stands in a Desert Counting the
Seconds of His Life』
制作:2005年
技法:写真
制作部数:限定20部(1/20~20/20)
他に作家保存版(A.P.)を3部、版元保存版(H.C.)を2部制作した。
制作総部数は25部である。
イメージサイズ:24.4×18.9cm
シートサイズ :30.5×24.5cm
プリント:堀内カラー
作家自筆サイン、及び限定番号を記入、本誌・A版-Bにのみ挿入
B版 : 限定35部 価格:73,500円
ジョナス・メカスのシルクスクリーン1点・日和崎尊夫の木口木版2点 計3点挿入
『わが街ニューヨークに捧げるラブ・レター』
制作:2005年
技法:シルクスクリーン
制作部数:限定70部(1/70~70/70)
他に作家保存版(A.P.)を5部、版元保存版(H.C.)を4部、
刷り師保存版(P.P.)を1部制作した。
制作総部数は80部である。
イメージサイズ:26.0×20.0cm
シートサイズ :32.0×51.5cm
用紙:BFKリーブ紙
刷り:石田了一工房・石田了一
作家自筆サイン、及び限定番号を記入、本誌・A版とB版に挿入
いずれも画廊においてありますので、いつでもご覧になれます。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

版画掌誌挿入の写真作品にサインするジョナス・メカスさん。
2005年10月ときの忘れものにて。
◆ときの忘れものは「ボブ・ウィロビー写真展~オードリー&マリリン 」を開催しています。
会期:2018年4月10日[火]―4月28日[土]
11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
数々のスターが主演するハリウッド映画のメイキング・シーンを撮影してきた「スペシャル」フォトグラファー、ボブ・ウィロビーが1950-60年代に撮影したオードリー・ヘップバーンとマリリン・モンローのポートレートをご覧いただきます。詳しい出品リスト(25点)はホームページに掲載しました。
また10万冊を所蔵する雑誌図書館六月社の協力を得て、映画専門誌以外のオードリー・ヘプバーンとマリリン・モンローのゴシップ記事などを掲載した30年ほど前の雑誌60種類を図書室で公開しています。ぜひ手にとってご覧になってください。

●出品作品を順次ご紹介いたします
ボブ・ウィロビー
《Monroe, Marilyn, 1952
Marilyn Monroe getting out of helicopter 20th Century Fox Party, 1960》(BWP142)
1952(Printed in 2018)
Archival Digital Pigment Print
Image size: 35.6×35.4cm
Sheet size: 50.8×40.6cm
Ed.25
クリストファー・ウィロビーによるスタンプとサインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

夜分遅くに失礼いたします。
メカスさんの作品上映などでお世話になった井戸沼です。
突然ですが、5月から渋谷の映画館・アップリンクと
合同の上映シリーズを始めることになりました。
第1回目は
中国の新鋭ビー・ガンの『凱里ブルース』という作品を
東京・京都で1日ずつ上映します。
今日(12日)の20:00に、正式に情報解禁するのですが
一足先にURLなどお伝えさせてください。
公式サイト/https://hadakeru-kosen.tumblr.com/
Twitter/https://twitter.com/hadakeru_kosen
UPLINK/http://www.uplink.co.jp/event/2018/50931
誠光社/http://www.seikosha-books.com/event/3275
シリーズのどこかで、メカスさんの作品も上映したい!
と勝手に意気込んでいますので、見守っていただけたら嬉しいです。
埼玉近代美術館の展示も、楽しく拝見させていただきました。
キャプションをみると数多の芸術グループが盛んに活動していることがわかり
あの時代に美術大学に通っていた人達の決意を感じられた気がしました。
メカスさんの映像がご本人所蔵のものだったのにも、興奮いたしました!
またなにかとお世話になる折があるかと思いますが
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
井戸沼紀美>
■上映シリーズについて
『肌蹴る光線 ― あたらしい映画』は、上映機会の少ない傑作映画を発掘し、広めることを目的とした上映会です。洋邦や、制作年を問わない柔軟な選定を目指し、季節に1回のペースを基準に、アップリンク渋谷で開催していく予定です。アップリンク渋谷と企画者・井戸沼紀美の共同運営で開催されます。
■第1回上映作品について
第1回目の上映作品として、中国の1989年生まれの映画監督、ビー・ガン(畢贛)の処女長編『凱里(かいり)ブルース』(2015年・113分)を上映します。
出演者がほとんど監督の家族や親戚、友人で構成されている『凱里ブルース』。監督のビー・ガンは同作で台湾の映画賞「金馬奨」の最優秀新人監督賞を最年少26歳で受賞したほか、フランス『ナント三大陸映画祭』では、ホウ・シャオシェン監督以来の中国人としてのグランプリを獲得、『ロカルノ国際映画祭』では現代映画人部門で最優秀新人監督賞を受賞しています。音楽はホウ・シャオシェンやジャ・ジャンク―の作品も手掛ける林強。
海外サイトではギレルモ・デル・トロやジョナサン・デミらが同作に賛辞を送っていることや、アピチャッポン、タルコフスキー、ソクーロフ、ブニュエルらを引き合いに出されながら称賛されていることが確認できます。
また、ビー・ガン監督は現在新作を制作中で、同作はカイエ・デュ・シネマの「2018年に最も期待される映画」リストにも名を連ねています。
≪凱里ブルースあらすじ≫
霧に包まれた小さな診療所に勤める医者の陳は、何者かに連れ去られてしまった甥や、同じ診療所で働く老婦人の過去の恋人を探しに旅に出た。その途中に立ち寄った村で、過去/現在/未来、現実/非現実がゆらめきはじめる。ミラーボール、電車、カセット、バイク、時計…様々なエレメントと絡みあいながら展開してゆく、白昼夢のような113分。




■第1回上映概要について
第1回『肌蹴る光線―あたらしい映画―』は5月に開催。アップリンク渋谷のほか、京都・誠光社でも特別開催します。また、アップリンクでの作品上映後には、富田克也さん、相澤虎之助さんをお招きしたトークも実施予定です。
『肌蹴る光線―あたらしい映画―vol.1』
・京都会場
2018年5月12日(土)
会場:京都府 誠光社
時間:19:00~
料金:1,500円(ドリンク別)
http://www.seikosha-books.com/event/3275
・東京会場
2018年5月26日(土)
会場:東京都 渋谷アップリンク
時間:17:30~(20:00頃終了予定)
ゲスト:富田克也さん、相澤虎之助さん
料金:1,800円
http://www.uplink.co.jp/event/2018/50931
■上映会関連リンク
公式サイト: https://hadakeru-kosen.tumblr.com/
Twitter: https://twitter.com/hadakeru_kosen
宣伝用画像素材: https://www.dropbox.com/sh/6rj5yw015uqocs5/AAAFNXRhsBploex1UIrQLrT6a?dl=0
■協力:中国インディペンデント映画祭、CHINA FILM INTERNATIONAL、GRASSHOPPER FILM
~~~~
企画者より:
この度、アップリンク渋谷で新しい上映シリーズを始めることになりました。下記に、私の敬愛するジョナス・メカスの言葉を引用します。
わたしたちは人間が何かを知らない。わたしたちは映画が何かも知らない。
だから、何でも受け入れようではないか。
どんな方向でも試してみよう。何でも受け入れ、何にでも耳を傾け、ほんのわずかの合図でどの方向にでも進む準備をととのえておこう。
たとえば疲労困憊して、神経が楽器の弦のようにはりつめた人のように、自分自身の力をほとんどなくしたかのように、新しく到来しようとする時代の神秘の風に吹かれ、玩ばれながら、ほんのわずかの動きや呼びかけ、そして合図を待って、わたしたちを引きずりおろそうとする綱から逃れ、どんな方角にでも進んでみようではないか。
母の叡智だって!
既存の体制には決してからめとられることのないように。
太陽こそが、わたしたちの向かう方角だ。美こそがわたしたちのめざすものだ。金ではなく、成功でもなく、安逸でもなければ身の安全でもなく、自分たちの幸せでさえない。めざすものはわたしたち皆が一緒に幸せになることだ。
版画掌誌「ときの忘れもの」第5号掲載
ジョナス・メカス『わたしたちはどこにいるのか?』(1966年)より抜粋
小規模なわたしたちの上映会は、誰の役にも立たないかもしれません。しかし我々はいつでも、あたらしい出会いを待ち望んで良いのだと信じています。
少しでも良い場所になるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。
■井戸沼紀美(いどぬま・きみ)
1992年生まれ、都内在住。明治学院大学卒。これまでに手掛けたイベントに『ジョナス・メカスとその日々をみつめて』(2014年)、『ジョナス・メカス写真展+上映会』(2015年)がある。
~~~~~~~
*画廊亭主敬白
1922年12月生まれのジョナス・メカスさんは96歳!
映画監督、詩人というけれど、一般的には無名といってもいい存在です。
しかし展覧会や上映会をすればどこで聞きつけたか若い人たちが見にやってくる。
作品だけでは満足せず、NYまで勝手に押しかけ、運よくメカスさんに会えるとビールまでご馳走になってくる。
そのうち、自分で勝手に映画の上映会まで企画してしまう。
そういう人の一人が井戸沼さんです。
(2014年に井戸沼さんがNYで敢行したメカスさんのインタビューをぜひご覧ください)
その志や壮、ぜひ成功させてもらいたいですね。
早速カレンダーの5月26日(土)に赤丸つけました。
同時代の優れた作家の紹介と、歴史の彼方に忘れ去られた作品の発掘をめざしてオリジナル版画入り大判美術誌『版画掌誌』を創刊したのは1999年です。今まで5巻を出してきましたが、完売したのは第3号(草間彌生+パーヴェル・V・リュバルスキ)のみで、他の4巻はまだあります。
人生は短く、芸術は永し、といって亭主は強がっておりますが、ぜひご覧になってご注文ください。
ジョナス・メカスさんの特集を組んだのは第5号です。
◆特集1/ジョナス・メカス
フローズン・フィルム・フレームズ(静止した映画)と呼ぶ写真作品を紹介。
テキスト執筆
:ジョナス・メカス「わたしたちはどこにいるのか」
:ヴィートウタス・ランズベルギス「メカス マチューナス フルクサス」
◆特集2/日和崎尊夫
1992年50歳の若さで死去した日和崎尊夫の遺した木口木版画の秀作を紹介。
テキスト執筆
:谷川渥「星と薔薇」
:日和崎尊夫「ヨーロッパでの日々」(再録)
●仕様と価格
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
詳しくはホームページの版画掌誌第5号をクリックしてください。
ここでは、挿入されたメカスさんの写真と版画をご紹介します。
A版ーA : 限定15部 価格:126,000円
ジョナス・メカスの写真「ジプシーの予言」とシルクスクリーン1点・日和崎尊夫の木口木版2点 計4点挿入
『the gypsy told methe gypsy read it from the cards
the gypsy told me
I'll have a big journey
and I'll find myself
beyond the sea』
制作:2005年
技法:写真
制作部数:限定15部(1/15~15/15)
他に作家保存版(A.P.)を3部、版元保存版(H.C.)を2部制作した。
制作総部数は20部である。
イメージサイズ:24.5×12.5cm
シートサイズ :30.5×24.5cm
プリント:堀内カラー
作家自筆サイン、及び限定番号を記入、本誌・A版-Aにのみ挿入
A版ーB : 限定20部 価格:126,000円
ジョナス・メカスの写真「リキテンスタインのモデル」とシルクスクリーン1点・日和崎尊夫の木口木版2点 計4点挿入
『Roy Lichtenstein’s model….Filmed at Andy Warhol’s studio,
December 15,1976.From the film,
He Stands in a Desert Counting the
Seconds of His Life』
制作:2005年
技法:写真
制作部数:限定20部(1/20~20/20)
他に作家保存版(A.P.)を3部、版元保存版(H.C.)を2部制作した。
制作総部数は25部である。
イメージサイズ:24.4×18.9cm
シートサイズ :30.5×24.5cm
プリント:堀内カラー
作家自筆サイン、及び限定番号を記入、本誌・A版-Bにのみ挿入
B版 : 限定35部 価格:73,500円
ジョナス・メカスのシルクスクリーン1点・日和崎尊夫の木口木版2点 計3点挿入
『わが街ニューヨークに捧げるラブ・レター』制作:2005年
技法:シルクスクリーン
制作部数:限定70部(1/70~70/70)
他に作家保存版(A.P.)を5部、版元保存版(H.C.)を4部、
刷り師保存版(P.P.)を1部制作した。
制作総部数は80部である。
イメージサイズ:26.0×20.0cm
シートサイズ :32.0×51.5cm
用紙:BFKリーブ紙
刷り:石田了一工房・石田了一
作家自筆サイン、及び限定番号を記入、本誌・A版とB版に挿入
いずれも画廊においてありますので、いつでもご覧になれます。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

版画掌誌挿入の写真作品にサインするジョナス・メカスさん。
2005年10月ときの忘れものにて。
◆ときの忘れものは「ボブ・ウィロビー写真展~オードリー&マリリン 」を開催しています。
会期:2018年4月10日[火]―4月28日[土]
11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
数々のスターが主演するハリウッド映画のメイキング・シーンを撮影してきた「スペシャル」フォトグラファー、ボブ・ウィロビーが1950-60年代に撮影したオードリー・ヘップバーンとマリリン・モンローのポートレートをご覧いただきます。詳しい出品リスト(25点)はホームページに掲載しました。
また10万冊を所蔵する雑誌図書館六月社の協力を得て、映画専門誌以外のオードリー・ヘプバーンとマリリン・モンローのゴシップ記事などを掲載した30年ほど前の雑誌60種類を図書室で公開しています。ぜひ手にとってご覧になってください。

●出品作品を順次ご紹介いたします
ボブ・ウィロビー《Monroe, Marilyn, 1952
Marilyn Monroe getting out of helicopter 20th Century Fox Party, 1960》(BWP142)
1952(Printed in 2018)
Archival Digital Pigment Print
Image size: 35.6×35.4cm
Sheet size: 50.8×40.6cm
Ed.25
クリストファー・ウィロビーによるスタンプとサインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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