10日のブログへのアクセスは2,597人、凄いですねえ。
昨日11日もスイスでピーター・ズントーの建築事務所で働く杉山幸一郎さんのエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」へのアクセスがやみませんでした。
多くの人に読んでもらい、何かを感じていただけたら、ブログ主宰者としては本望であります。

さて、本日から有楽町駅前の東京国際フォーラムを会場に「アートフェア東京2016」が始まります(14日まで)。
ときの忘れもののブースはN16、会場の正面から入ると、右奥にあります。
スタッフの秋葉と新澤が交代でつめており、亭主と社長は午後3時頃には入っています。どうぞお出かけください。

既に関根伸夫、松本竣介、野田英夫のそれぞれの出品作品をこのブログでご紹介してきましたが、本日は瑛九の最初期から晩年までの作品をご紹介します。

qei_sakuhin-b出品No.1)瑛九
《作品-B(アート作品・青)》
1935年 油彩(ボード)
29.0×24.0cm
*「瑛九油彩画カタログレゾネ 1925~1959」No.17
(2011年、埼玉県立近代美術館・他『生誕100年記念 瑛九展』図録所収)
レゾネ番号17とある通り、文字通り最初期の、しかも最も早い時期の抽象画です(抽象画と断定するのは少し拙速ですが)。現在確認されている1925~35年の油彩22点のうち、ほとんどが人物画(11点)、風景画(2点)、花などの静物画(6点)です。作品ーA、作品ーB、作品ーCと題された3点のみが抽象的なイメージをもった作品です。


qei_157出品No.10)瑛九
《(作品)》
1936年頃 吹き付け
27.4×23.0cm
スタンプサインあり
*1936年前後に瑛九は吹き付けの連作を試みており、これと同様の作品を東京国立近代美術館が所蔵しています(『生誕100年記念 瑛九展』150ページ参照)。


qei_omokage出品No.5)瑛九
《面影》
1936年頃 フォトデッサン
イメージサイズ:29.0×22.6cm
シートサイズ:30.2×25.0cm
作品裏面に都夫人の署名あり
*『瑛九作品集』P.140(1997年、日本経済新聞社)
*印画紙による最初期の作品、元となったガラス乾板も保存されています。


qei_koe出品No.6)瑛九
《声》
1937年頃 フォトコラージュ
23.3×27.7cm


逓信博物館 A出品No.2)瑛九
《逓信博物館A》
1941年 油彩 
46.0×61.1cm
『瑛九作品集』P.42
(1997年、日本経済新聞社)
*「瑛九油彩画カタログレゾネ 1925~1959」No.51
(2011年、埼玉県立近代美術館・他『生誕100年記念 瑛九展』図録所収)


20160415170108_00001_2出品No.11)瑛九
《(無題)》
1948年 紙にガッシュ吹き付け
28.1×23.5cm
サインあり
*両面作品


20160415170108_00002_2(裏面)


qei_165出品No.3)瑛九
《花々》
1950年 油彩
45.5×38.2cm
*「瑛九油彩画カタログレゾネ 1925~1959」No.202
(2011年、埼玉県立近代美術館・他『生誕100年記念 瑛九展』図録所収)


CIMG1786瑛九水彩20110510出品No.9)瑛九
《(作品)》
1954年 水彩
19.0x14.0cm
プサインあり


瑛九_はなびら出品No.4)瑛九
《はなびら》
1957年 油彩、板
15.8×22.5cm サインあり
*「瑛九油彩画カタログレゾネ 1925~1959」No.325
(2011年、埼玉県立近代美術館・他『生誕100年記念 瑛九展』図録所収)


qei_140_work出品No.7)瑛九
《(作品)》
フォトデッサン
40.8×31.9cm


qei_121出品No.8)瑛九
《(作品)》
水彩
28.0×23.5cm
スタンプサインあり


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ロゴ「アートフェア東京2016」
一般公開:5月12日(木)14:00~21:00
5月13日(金)12:00~21:00
5月14日(土)10:30~17:00
会場:東京国際フォーラム
   〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1

ときの忘れものブース:N16
出品作品:瑛九松本竣介瀧口修造野田英夫関根伸夫
ゴッタルド・セガンティーニ、ハインリッヒ・フォーゲラー恩地孝四郎ピエト・モンドリアンセルジュ・ポリアコフオノサト・トシノブ
皆様のご来場をお待ちしております。