2017年も残り僅かとなりました。
今年一番の大事件は青山をひきはらい、駒込に引っ越したことでした。
馴染みのなかったこの町をどう皆さんにご案内しようかと思案していましたが、幸いなことに旧知の塩野哲也さん夫妻が運営するWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]が駒込特集を組んでくれました。

 今月は駒込界隈を歩きます。かつての武家屋敷は、
 明治期に実業家の邸宅へ姿をかえ変革の舞台となりました。
 その痕跡を残す古河庭園や六義園、鳩山会館をめぐり、
 知の殿堂「東洋文庫」やアートギャラリーを訪ねます。


コラージ_00001

月刊フリーWebマガジン Colla:J(コラージ)柚子湯
 「 駒込界隈 記憶の街歩き
 を本日発行いたしました(閲覧無料です)
 http://collaj.jp/
(ご覧になれない場合は下記をクリックください)
 http://collaj.jp/data/magazine/2017-12/

 [ 特集 ]駒込界隈 記憶の街歩き
 旧古河庭園 コンドルと植治 / 洋と和の共存
 ギャラリー ときの忘れもの 本駒込に移転
 六義園(りくぎえん)柳沢吉保のえがいた和歌の庭
 東洋文庫 モリソンから岩崎久彌へ
 鳩山会館 鳩山一郎、 岡田信一郎、小川三知
 IFFT/インテリア ライフスタイル リビング
 [ 好評連載 ]
 Kenostein's Relativity ミケランジェロの謎 / 小林清泰
 卓上のきら星たち 第76回 泡ワインプロセッコ / 大原千晴
 つれづれなるままに 第43回 発信力は受信力 / 内田和子
 工房楽記 第114回 ランチパーティー / 鈴木恵三

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ぜひお読みいただき、駒込にいらっしゃってください。お待ちしています。
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近況報告その2
国立新美術館で開催された「安藤忠雄展―挑戦―」は入場者が25万人を突破するという、建築展としてはもちろん、個人の個展としても異例の大ヒットとなりました。
展覧会については「植田実のエッセイ」と「光嶋裕介のエッセイ」を、「番頭おだちのオープニング・レポート」と合わせ読みください。

タイミングよく日経アーキテクチュアからは『安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言』が刊行されました。
代表作50の建築と、安藤忠雄を知る50人の証言(インタビュー)をまとめた本ですが、建築関係者でもない亭主もインタビューを受け、1984年の最初の版画制作始末を語りました。
日経アーキテクチュア編集長のコラム<建築家・安藤忠雄氏の言葉の力:第3回>
日経ビジネスオンラインで公開され、出江寛先生、石山修武先生の次に紹介されていますので、お読みください。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/110600178/121500005/
安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
価格:2,700円(税別) *送料:250円

目 次
■1960 → 70|PART1|1960-70年代|安藤忠雄の原点を探る
インタビュー[1] チャンスを見極め 雑誌で発信
50の建築[1]
01|住吉の長屋|1976
02|ローズガーデン|1977
50の証言[1]
01|伊東豊雄|伊東豊雄建築設計事務所代表
02|石山修武|STUDIO GAYA代表
03|竹原義二|無有建築工房代表
04|隈研吾|東京大学教授、隈研吾建築都市設計事務所主宰
05|出江寛|出江寛建築事務所代表
06|東佐二郎|元・広告代理店クリエイター
07|藤塚光政|写真家
08|植田実|編集者
09|馬場璋造|建築評論家
10|綿貫不二夫|「ときの忘れもの」ディレクター
11|松葉一清|武蔵野美術大学造形文化・美学美術史教授
■1980 → 90|PART2|1980-90年代|環境問題や公共性を追求
インタビュー[2] 都市や海外へ 領域外を攻める
50の建築[2]
03|リンズギャラリー|1981
04|小篠邸|1981,84
05|六甲の集合住宅 I+II|1983,93
06|TIME’S I+II|1984,91
07|城戸崎邸|1986
08|水の教会|1988
09|下町唐座|1988
10|GALLERIA[akka]|1988
11|光の教会|1989
12|COLLEZIONE|1989
13|兵庫県立こどもの館|1989
14|姫路文学館|1991
15|真言宗本福寺水御堂|1991
16|セビリア万博日本館|1992
17|ベネッセハウス|1992,95
18|京都府立陶板名画の庭|1994
19|兵庫県木の殿堂|1994
20|大阪府立近つ飛鳥博物館|1994
21|サントリーミュージアム|1994
22|成羽町美術館|1994
23|日本橋の家|1994
24|ユネスコ 瞑想空間|1995
25|大山崎山荘美術館|1995
26|ギャラリー「小さい芽」|1996
27|TOTOセミナーハウス|1997
28|南寺(直島・家プロジェクト)|1999
29|淡路夢舞台|1999
50の証言[2]
12|藤森照信|建築家、建築史家
13|福武總一郎|ベネッセホールディングス名誉顧問
14|井上章一|国際日本文化研究センター教授
15|コシノヒロコ|ファッションデザイナー
16|城戸崎博孝|城戸崎建築研究室
17|金森秀治郎|「日本橋の家」オーナー
18|豊田郁美|ARTISAN代表
19|青木茂|青木茂建築工房代表
20|坂茂|坂茂建築設計代表
21|芦澤竜一|芦澤竜一建築設計事務所主宰
22|豊田啓介|noizパートナー
23|長田直之|ICU代表
24|相坂研介|相坂研介設計アトリエ代表
25|鈴木丈晴|鈴木丈晴アトリエ代表
26|末光弘和|SUEP.代表
●レビュー|空から見た安藤建築
●03|リンズギャラリー|1981
●05|六甲の集合住宅 I+II|1983,93
●09|下町唐座|1988
●12|COLLEZIONE|1989
●13|兵庫県立こどもの館|1989
●15|真言宗本福寺水御堂|1991
●EX|熊本県立装飾古墳館|1992
●17|ベネッセハウス|1992,95
●18|京都府立陶板名画の庭|1994
●19|兵庫県木の殿堂|1994
●20|大阪府立近つ飛鳥博物館|1994
●21|サントリーミュージアム|1994
●25|大山崎山荘美術館|1995
●27|TOTOセミナーハウス|1997
●29|淡路夢舞台|1999
■2000 →|PART3|2000年代|街や人との関係深める
インタビュー[3] 世界を舞台に 保存でも独自手法
50の建築[3]
30|FABRICA(ベネトンアートスクール)|2000
31|南岳山光明寺|2000
32|ロック・フィールド静岡ファクトリー|2000
33|兵庫県立美術館|2001
34|司馬遼太郎記念館|2001
35|国際芸術センター青森|2001
36|フォートワース現代美術館|2002
37|国際子ども図書館|2002
38|地中美術館|2004
39|表参道ヒルズ|2006
40|さくら広場(幕張)|2006
41|坂の上の雲ミュージアム|2006
42|21_21 DESIGN SIGHT|2007
43|東京大学情報学環・福武ホール|2008
44|プンタ・デラ・ドガーナ|2009
45|竜王駅・南北駅前広場|2010
46|東急大井町線上野毛駅|2011
47|ANDO MUSEUM|2013
48|上海保利大劇院|2014
49|真駒内滝野霊園頭大仏|2015
50|北菓楼札幌本館|2016
50の証言[3]
27|李禹煥|美術家
28|樋口武男|大和ハウス工業代表取締役会長
29|三宅一生|デザイナー
30|野口健|アルピニスト
31|森稔|元・森ビル社長
32|金箱温春|金箱構造設計事務所代表
33|岩田弘三|ロック・フィールド代表取締役会長兼社長
34|上村洋行|司馬遼太郎記念館館長
35|中田義成|中田工務店常務取締役
36|堀 安規良|北菓楼代表取締役社長
37|高橋敏彦|ふる里公苑理事長
38|段偉紅|Genesis Beijing創設者
39|馬衛東|文築国際代表
40|頼素鈴|震旦博物館館長
41|RCRアーキテクツ|建築家
42|曽梵志|アーティスト
43|内藤廣|東京大学名誉教授、内藤廣建築設計事務所代表
44|藤村龍至|RFA主宰
45|西田善太|「ブルータス」編集長
46|五十嵐太郎|建築史家、東北大学教授
47|大西若人|朝日新聞編集委員
48|磯達雄|建築ジャーナリスト
■FUTURE →|PART4|次代につなぐ|人間力と人工知能のはざまへ
インタビュー[4] 挑戦心があれば「隙間」は見つかる
50の建築[番外編](進行中)
51|ブース・デ・コマース|2018
52|Genesis Museum|2017
50の証言[4]
49|対談1|安藤忠雄 VS 山梨知彦|日建設計常務執行役員設計部門副統括
50|対談2|安藤忠雄 VS 佐渡裕|指揮者
●イラストルポ|安藤事務所探訪
安藤忠雄年譜
50の証言[終わりに]
記事初出・執筆者一覧
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ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

12安藤忠雄
《SCENE I/WALL》
1984年 シルクスクリーン
Image Size: 38.0×38.0cm
Sheet Size: 65.0×50.0cm
Ed.150  サインあり
*現代版画センターエディション

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆埼玉県立近代美術館で2018年1月16日~3月25日「版画の景色 現代版画センターの軌跡」が開催されます。
パンフレット_03


◆ときの忘れものは「WARHOL―underground america」を開催しています。
会期=2017年12月12日[火]―12月28日[木] ※日・月・祝日休廊
01
201712_WARHOL

1960年代を風靡したアングラという言葉は、「アンダーグラウンドシネマ」という映画の動向を指す言葉として使われ始めました。ハリウッドの商業映画とはまったく異なる映像美を目指したジョナス・メカスアンディ・ウォーホルの映画をいちはやく日本に紹介したのが映画評論家の金坂健二でした。金坂は自身映像作家でもあり、また多くの写真作品も残しました。没後、忘れられつつある金坂ですが、彼の撮影したウォーホルのポートレートを展示するともに、著書や写真集で金坂の疾走した60~70年代を回顧します。
会期中毎日15時、16時、17時の三回メカス映画「this side of paradise」を上映します
1960年代末から70年代始め、暗殺された大統領の未亡人ジャッキー・ケネディがモントークのウォーホルの別荘を借り、メカスに子供たちの家庭教師に頼む。週末にはウォーホルやピーター・ビアードが加わり、皆で過ごした夏の日々、ある時間、ある断片が作品には切り取られています。60~70年代のアメリカを象徴する映像作品です。(予約不要、料金500円はメカスさんのNYフィルム・アーカイブスに送金します)。

◆ときの忘れものには小さな庭があります。彫刻家の島根紹さんの作品を2018年1月末まで屋外展示していますので、どうぞご覧ください。

●書籍のご案内
版画掌誌5号表紙600
版画掌誌第5号
オリジナル版画入り美術誌
ときの忘れもの 発行
特集1/ジョナス・メカス
特集2/日和崎尊夫
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
A版ーA : 限定15部 価格:120,000円(税別) 
A版ーB : 限定20部 価格:120,000円(税別)
B版 : 限定35部 価格:70,000円(税別)


TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別) *送料250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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