<学校休校→会社休めない→おじいちゃんおばあちゃんに頼る→感染
考えうる最悪のシナリオでは?
(20200228/BOOKS 青いカバさんのtwitterより)>
<あと、学校が休校になるということは、困窮世帯の命綱の給食が食べられなくなるっていうことなんです。
給食だけが唯一の栄養豊かな食事、っていう家庭もある。
それに、学校が虐待からの唯一の逃げ場という子どももいる。
そうした子ども達が、来週月曜日からどうなるか。
政府は分かってるのか。
(20200228/駒崎弘樹さんのtwitterより)>>
<今から大事な話をします。
これは、教育の問題であり、同時に福祉の問題でも、行政の問題でも、労働の問題でもあります。
どうやら、休校が全国的な措置になったことで、この話をするタイミングがきたようです。
一般の方だけでなく、政治・行政関係の方にも読んでほしいと思います。
なぜ公共図書館の司書や、博物館・美術館の学芸員が正規職公務員でなければいけないか。
それは、今回のような災害等における大規模休校などによって明確になります。
正規職の司書や学芸員は、教育系専門職であると同時に、最後の最後までサービスを続ける義務を負う公務員でもあるのです。
そのため、学校が機能しなくなり、家庭に居場所がない、あるいは学ぶ場所を失った子どもたちは、本来公共図書館や博物館・美術館が積極的に受け入れるべきなのです。
もちろん、感染症のリスクはありますが、虐待死や子どもの自殺の件数を考えたら微々たるものです。
保健所の定点観測も楽ですし。
しかし、日本では「指定管理者制度」の導入により、公共図書館や博物館・美術館で最後まで体を張って働ける司書や学芸員がほぼいなくなりました。
これは、言い換えれば、「知の社会保障」を政治・行政が放棄したことを意味します。
私はこんな事態がいつか発生するのではないかと恐れていました。
今回、真っ先に国立の博物館・美術館が閉鎖をしましたが、本来取るべき施策は真逆です。
国公立の図書館・博物館・美術館は最後まで開館し、代わりに館内に保健師や、学校の養護教諭などを派遣して、利用者の健康観察と健康相談に当たらせ、必要なら行政や医療につなげるべきだったのです。
おわかりですか?
あなたたち全員が「知の社会保障」を甘く見て、予算削減の対象にしてきたツケが、ここに来て全部帰ってきました。
さて、どうされますか?
密室育児で疲弊しますか?
子どもの自殺を増やしますか?
散々思考停止したその頭で、各々しっかり考え直してみて下さいね。
おしまい。
( 2020年2月27日/尾野里梨さんのtwitterより)>
左)瑛九「作品」 右)瑛九「作品」
*画廊亭主敬白
新型肺炎の影響で、あれよあれよという間に恐ろしい事態になりました。
学校には公立もあれば、私立もある。
子供たちを守る砦であり、それぞれ地域に根差してその町や村のコミュニティの中核でもある。
国権の最高機関である国会にも諮らず、周囲の専門家にも相談せず、権限のある教育委員会をすっとばして、総理大臣の鶴の一声で全国一斉に休校にしようなんて、無茶苦茶だと思います。
トランプ大統領を笑えなくなりました。
ときの忘れもののスタッフ二名にも小学生のお子さんがいる、来週からスタッフ(お母さん)はどうしたらいいのか。
冒頭に掲載したいくつかのご意見(つぶやき)は任意にtwitterから拾ったものですから、賛否いろいろあるでしょう、議論はいいことです。
私たちは町の片隅でささやかに美術品の売買を営む画廊(画商)です。
商売ですから、画廊を開けてお客様をお待ちすることは重要ですが、しかしこういう事態になって先ず考えるのは、スタッフ(社員)全員の健康と安全です。
国際医療福祉大学教授の和田耕治さんによれば感染する危険性は、
1)閉鎖されて、換気が少ない室内
2)手を伸ばせば触れられるぐらい距離の近い接触
3)対面での一定時間の会話、などが要注意とのこと。
画廊は要注意空間ですね。
「恐る恐る日常を続ける」なかで、
・遅刻OK。満員電車には乗らず、各駅でのんびり出勤すべし。
・体調がおかしいと思ったら躊躇なく休むこと。
・出勤ゼロでは困るが、全員居ることはないので、パソコン持ち帰って「在宅勤務」をやりましょう。
・こういう機会に先延ばしにしていた課題にじっくり取り組みましょう。
・お客様への対応は全員マスク着用、手洗い、消毒はこまめにすること。
アートバーゼル香港の開催中止など、経営的に言えば大打撃ですが(社長泣く)、これを淡々と(やりくりして)乗り切ることをスタッフ会議で確認しました。
左)マン・レイ 《宝飾品のための最初の広告写真》
右)福田勝治「光りの貝殻(ヌード)」
来週は近くの東洋文庫ミュージアムも休館になるようですが、ときの忘れもの(銀塩写真の魅力Ⅵ)は今のところ臨時休廊の予定はありません。
本日も通常通り11時から19時まで開廊しています。
温かいお茶を用意して皆様のご来廊をお待ちしています。
最後に
<美味しいものを食べ
睡眠をとり、楽しい事を考え
免疫力をつけて
収束する日を待ちたいと思います。
(マン・レイになってしまった人より)>
-------------------------------------------------
◎昨日読まれたブログ(archive)/2015年01月22日|「台所なんて要りませんから」
-------------------------------------------------
●植田実のエッセイ「本との関係」は今月は休載です。
◆「銀塩写真の魅力 Ⅵ展」
会期:2020年2月19日(水)~3月14日(土)※日・月・祝日休廊
出品:奈良原一高、福原信三、瑛九、福田勝治、風間健介、菅原一剛、アジェ、マン・レイ

●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
考えうる最悪のシナリオでは?
(20200228/BOOKS 青いカバさんのtwitterより)>
<あと、学校が休校になるということは、困窮世帯の命綱の給食が食べられなくなるっていうことなんです。
給食だけが唯一の栄養豊かな食事、っていう家庭もある。
それに、学校が虐待からの唯一の逃げ場という子どももいる。
そうした子ども達が、来週月曜日からどうなるか。
政府は分かってるのか。
(20200228/駒崎弘樹さんのtwitterより)>>
<今から大事な話をします。
これは、教育の問題であり、同時に福祉の問題でも、行政の問題でも、労働の問題でもあります。
どうやら、休校が全国的な措置になったことで、この話をするタイミングがきたようです。
一般の方だけでなく、政治・行政関係の方にも読んでほしいと思います。
なぜ公共図書館の司書や、博物館・美術館の学芸員が正規職公務員でなければいけないか。
それは、今回のような災害等における大規模休校などによって明確になります。
正規職の司書や学芸員は、教育系専門職であると同時に、最後の最後までサービスを続ける義務を負う公務員でもあるのです。
そのため、学校が機能しなくなり、家庭に居場所がない、あるいは学ぶ場所を失った子どもたちは、本来公共図書館や博物館・美術館が積極的に受け入れるべきなのです。
もちろん、感染症のリスクはありますが、虐待死や子どもの自殺の件数を考えたら微々たるものです。
保健所の定点観測も楽ですし。
しかし、日本では「指定管理者制度」の導入により、公共図書館や博物館・美術館で最後まで体を張って働ける司書や学芸員がほぼいなくなりました。
これは、言い換えれば、「知の社会保障」を政治・行政が放棄したことを意味します。
私はこんな事態がいつか発生するのではないかと恐れていました。
今回、真っ先に国立の博物館・美術館が閉鎖をしましたが、本来取るべき施策は真逆です。
国公立の図書館・博物館・美術館は最後まで開館し、代わりに館内に保健師や、学校の養護教諭などを派遣して、利用者の健康観察と健康相談に当たらせ、必要なら行政や医療につなげるべきだったのです。
おわかりですか?
あなたたち全員が「知の社会保障」を甘く見て、予算削減の対象にしてきたツケが、ここに来て全部帰ってきました。
さて、どうされますか?
密室育児で疲弊しますか?
子どもの自殺を増やしますか?
散々思考停止したその頭で、各々しっかり考え直してみて下さいね。
おしまい。
( 2020年2月27日/尾野里梨さんのtwitterより)>
左)瑛九「作品」 右)瑛九「作品」*画廊亭主敬白
新型肺炎の影響で、あれよあれよという間に恐ろしい事態になりました。
学校には公立もあれば、私立もある。
子供たちを守る砦であり、それぞれ地域に根差してその町や村のコミュニティの中核でもある。
国権の最高機関である国会にも諮らず、周囲の専門家にも相談せず、権限のある教育委員会をすっとばして、総理大臣の鶴の一声で全国一斉に休校にしようなんて、無茶苦茶だと思います。
トランプ大統領を笑えなくなりました。
ときの忘れもののスタッフ二名にも小学生のお子さんがいる、来週からスタッフ(お母さん)はどうしたらいいのか。
冒頭に掲載したいくつかのご意見(つぶやき)は任意にtwitterから拾ったものですから、賛否いろいろあるでしょう、議論はいいことです。
私たちは町の片隅でささやかに美術品の売買を営む画廊(画商)です。
商売ですから、画廊を開けてお客様をお待ちすることは重要ですが、しかしこういう事態になって先ず考えるのは、スタッフ(社員)全員の健康と安全です。
国際医療福祉大学教授の和田耕治さんによれば感染する危険性は、
1)閉鎖されて、換気が少ない室内
2)手を伸ばせば触れられるぐらい距離の近い接触
3)対面での一定時間の会話、などが要注意とのこと。
画廊は要注意空間ですね。
「恐る恐る日常を続ける」なかで、
・遅刻OK。満員電車には乗らず、各駅でのんびり出勤すべし。
・体調がおかしいと思ったら躊躇なく休むこと。
・出勤ゼロでは困るが、全員居ることはないので、パソコン持ち帰って「在宅勤務」をやりましょう。
・こういう機会に先延ばしにしていた課題にじっくり取り組みましょう。
・お客様への対応は全員マスク着用、手洗い、消毒はこまめにすること。
アートバーゼル香港の開催中止など、経営的に言えば大打撃ですが(社長泣く)、これを淡々と(やりくりして)乗り切ることをスタッフ会議で確認しました。
左)マン・レイ 《宝飾品のための最初の広告写真》右)福田勝治「光りの貝殻(ヌード)」
来週は近くの東洋文庫ミュージアムも休館になるようですが、ときの忘れもの(銀塩写真の魅力Ⅵ)は今のところ臨時休廊の予定はありません。
本日も通常通り11時から19時まで開廊しています。
温かいお茶を用意して皆様のご来廊をお待ちしています。
最後に
<美味しいものを食べ
睡眠をとり、楽しい事を考え
免疫力をつけて
収束する日を待ちたいと思います。
(マン・レイになってしまった人より)>
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◎昨日読まれたブログ(archive)/2015年01月22日|「台所なんて要りませんから」
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●植田実のエッセイ「本との関係」は今月は休載です。
◆「銀塩写真の魅力 Ⅵ展」
会期:2020年2月19日(水)~3月14日(土)※日・月・祝日休廊
出品:奈良原一高、福原信三、瑛九、福田勝治、風間健介、菅原一剛、アジェ、マン・レイ

●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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