「佐藤研吾展 群空洞と囲い」3月25日(金)~4月3日(日)会期中無休
展覧会はおかげ様で多くの方に来廊いただいております。
佐藤さんは毎日在廊してお客様に作品解説をされており、お疲れが出ていないか心配です。
展覧会は残すところ、本日4月2日(土)と明日3日(日)の2日間です。
営業時間:11:00~19:00です。
今回の記事は、SNSの皆様の感想のご紹介と、展覧会のスナップ写真を掲載しましたのでご覧ください。(スタッフM
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<BUoYに週一で通っていた私にとってとても腑に落ちる展示内容でした。佐藤研吾さんに興味ある人、阿部勤建築体験したい人オススメです..!
(20220325/石村大輔さんのtwitterより)>

<ひょんなことがきっかけで「佐藤研吾展 群空洞と囲い」 のレビューを書きました。日本語が苦手な私にはとても困難な作業でしたが、BUoYに毎週通っていたときに感じていた何とも言えない佐藤さんの違和感をまとめるにはとても良い機会になりました。
稚拙な文章で恐縮ですがご笑覧頂ければ幸いです。
(昔、常山さんの不動前ハウスの写真に写り込んでいた以来にアーキテクチャフォトにのりました。時の流れの速さに驚愕..!)
展示会会期も残り僅かなので是非皆さまチェックしてみてください...!
(20220329/石村大輔さんのtwitterより)>
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<15角手摺子、斜め、揺れない、図面で見るとやり過ぎかなと思いそうだけど全然自然で真似したい納まりだった。コンクリート、木、鉄の関係がしっかり考えられていて勉強になります。

円形天窓を初めて体験した。図面や写真で見るとやり過ぎかなと思いそうだけど全然そんなこと無く自分の解像度の低さを感じるのでした。佐藤さんの作品を柔らかく照らしていて良かったです。元は住宅?だったと思いますが展示スペースに転用できる空間の力強さを感じました。

お時間ある人は野ざらしやBUoY見てから行くとより楽しめると思います。展示品の作り方がより理解できるはず。阿部勤さんの建築の作り方の対比も面白く、僕にはない思考でとても刺激を貰いました。
(20220326/石村大輔さんのtwitterより)>

<阿部勤さんの納まり。よく見ないと気づかないくらいの手すりの形。
ちなみに今回のドローイングの額縁は、阿部建築の建具枠に揃えたものとしています。(新たな開口という意図
(20220326/佐藤研吾さんのtwitterより)>
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<なんでカメラオブスキュラなの?と訊いたら、その答えがおもしろかった。
「仕掛けを追究しようというのではなくて、そういう設定で空間について考えてみたい」。
その気持ちよくわかる! 
佐藤研吾さんは次回の「ことばのポトラック」出演予定の歓藍社のメンバー。
(20220327/大竹昭子<カタリココ文庫>さんのtwitterより)>

<駒込ときの忘れものにて佐藤研吾さんの展示。とっても良かった。帰り道「いやぁいい展示だったねぇ~」と何回も話した。こういう建築家さんがいることは嬉しい。
4/3まで。
(20220327/しば田ゆき/オトナリ珈琲さんのtwitterより)>
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<佐藤研吾展@ギャラリーときの忘れもの。東北産の栗をくり抜いて制作した空洞体=カメラオブスキュラ。印画紙を用いて実際に撮影可能。栗のタンニンと鉄イオン反応による黒。そういえば拙作でも東北産の栗と鋼材をハイブリッドに用いたことがあった。写真のものは198k円。コレクターの方、いかがですか。
(20220327/Qiang Matsuhataさんのtwitterより)>

<駒込のギャラリー、ときの忘れものでの佐藤研吾さんの個展に立ち寄りました。作品であるカメラの色がシックだったのと、ドローイングや写真それぞれに、独特の面白やすさ、とっつきやすさがありました。方々でお世話になっている佐藤さんとも話ができて良かったです。会期中にまた足を運ぼうと思う。
(20220327/金子遥洵さんのtwitterより)>
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<昨年11月に当団体の子ども向けまち歩きスケッチのイベントの講師として来て頂いた佐藤研吾さんの個展が、4月3日まで駒込で開催中です。モチモチの会かわぐちスタッフ金子も先程行ってきました。作品を間近に見られて良かったです。
(20220327/モチモチの会かわぐちさんのtwitterより)>

<今日の展示 佐藤研吾展 群空洞と囲い とてもよかった。言葉にするためにはもう少し想像して反芻してみたい。新しい 光が見えた気がする。
(20220328/渡邊織音さんのtwitterより)>

<個展、来てくれた方々へ説明を繰り出すたびに思考が整理され、かつ自分の制作について新たな発見があるのがとてもありがたい。
(20220326/佐藤研吾さんのtwitterより)>

20220328162806_00001左から佐藤研吾さん、石山修武先生

s-AAA_0692左から佐藤研吾さん、青カバ・小国貴司さん

AAA_0738佐藤研吾さんの同級生

s-AAA_0748左からKOKI ARTSの石橋高基さん、佐藤研吾さん

20220330163942_00001大玉村のカレー屋さん「大玉カレー」を営む臼井秋平さん(わざわざ駒込まで展示を見に来てくださいました)

s-AAA_0699<ときの忘れもの「佐藤研吾展 群空洞と囲い」へ。
黒い彫刻、ドローイングが並んでいる。
黒いクリ材の彫刻が針穴写真機だというのが、めちゃくちゃおもしろい。
佐藤さんのご説明もお聞きでき、充実した時間を過ごせました。ありがとうございました。
https://architecturephoto.net/141997/
https://youtu.be/tBX4XgoH76A
(20220330/須永則明 | 創造系不動産さんのtwitterより)>

s-AAA_0700<佐藤研吾さんによる空洞の展示、めちゃ良かった。
(2022030/ryotakedaさんのtwitterより)>

<佐藤研吾展「群空洞と囲い」(ときの忘れもの)。クリの木に穴が穿たれたピンホールカメラが群居する風景。
(20220331/えじりさんのtwitterより)>

s-AAA_0697<ときの忘れもの「佐藤研吾展 群空洞と囲い」
黒い栗の彫刻がピンホールカメラだということが面白い。染色に使われるのは鉄を酢酸で煮出した水溶液で、栗材のタンニンと反応した色合い。なので染色というよりは変色という方が適当で、時間が折り込まれた仕上げであり写真機機能と重なる。
(20220329/ozakiさんのtwitterより)>

s-AAA_0698<佐藤研吾さんの建築展「群空洞と囲い」
作品写真を雪の降る大玉村と横須賀の静かな海岸で撮影しました。佐藤さんがつくる作品は「見る」よりも「会う」という表現がしっくりくる気がします。
http://tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2203/339.html
https://architecturephoto.net/141997/
(20220329/comuraさんのtwitterより)>

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<佐藤研吾「群空洞と囲い」ギャラリーときの忘れもの
http://tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2203/339.html
栗の木をくり抜いたピンホールカメラの立体作品が並ぶ。鉄の溶液をかけると、鉄が栗のタンニンに反応して黒く染まる。その色が焼け焦げたか土中で長い時をかけて変色したような、自然の変化を想起させる。
「群空洞と囲い」②
ピンホールカメラはすなわちカメラ・オブスクラだが、建築家である佐藤はこの光学機器がヨーロッパで普及した時代まで遡り、それがもとは建築、つまり人が中に入れる大きさを持った箱であったことに注目する。ギャラリーに並ぶ黒い立体は建築群なのだ。
ここで彫刻と建築の違いについて考える。友人の批評家の言葉を借りれば、彫刻とは空間の美術である。空間に作用する作品なら木彫であれ音響であれ彫刻に含まれる。そこでは空間を占める量(ヴォリューム)に眼目が置かれ、銅像のように中が空洞であることは問われない。
方、建築は空間を囲う。住居であれ倉庫であれ、中に空洞を有する。するとそこには内と外という区別が生じる。以上の通り乱暴に分類すれば、彫刻は内部に空間がなく(あるいは空間の有無が問われず)、建築は内部に空間を有するのである。この分類に従えば佐藤の作品は建築といえる。
建築は中の空間と同時に外観を有する。カメラの構造に導かれて必然的に、時に偶然的に、佐藤は作品の外観を決める。あるものは安定して光を取り入れるために脚を本体から削り出し、あるものは高さを与えるために鉄の台を作る。蓋を閉じた黒い箱は光を吸収する日を待っている。
個展は4月3日まで。
(20220331/安井海洋さんのtwitterより)>

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<佐藤研吾展@ときの忘れものへ。ピンホールカメラなのだけど、建築でもあるような、黒い何かが並んでいる。佐藤さんは高山建築学校のOBでもある。
(20220401/磯達雄さんのtwitterより)>

<佐藤研吾さんの個展へ
制約があることで他の部分での自由さに集中できるといった考えは現在取り組んでる身体の扱いと近しく、ドローイングと立体の行き来をみてもおもしろい
物理的に起こってしまった事象の受け入れの潔さ
感覚的であることは間違いなく手の動かし方が今更すごい参考になった
(20220401/豊島彩花さんのtwitterより)>

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<佐藤研吾展に行って来ました
展示の全スケッチをする中で、手の運びや空間の質感、方向性っぽいものが段々見えてきて、誤読的に解釈。
在廊されてたので質問して、誤読と佐藤さんの思考(試行)を頭の中でアナロジカルに反応させることで身体的な思考ができました
(20220330/葛谷寧鵬さんのtwitterより)>

<「ときの忘れもの」で佐藤研吾さんの個展。だべる。
大玉村から駒込までの作品移動キャラバンを想像するだに、やさしい百鬼夜行というかんじで微笑ましい。
http://tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2203/339.html
パンフレットに写るむこうと実作がこっちにあることのあいだをすごく想像させる。
(20220331/EMOTO Hさんのtwitterより)>

●建築と社会の関係を視覚化する新しいメディアとして注目されているarchitecturephotoでも佐藤研吾展を特集しています

●本日のお勧め作品は佐藤研吾です。作品価格は3月21日ブログをご参照ください。

No.3_囲い込むための空洞3No.3
《囲い込むための空洞3》
2022
クリ、鉄媒染、鉄
40 × 40 × 90cm
Signed


No.4_囲い込むための空洞4No.4
《囲い込むための空洞4》
2022
クリ、鉄媒染、鉄
40 × 40 × 60cm
Signed


No.6_遠い場所を囲い込むための空洞2No.6
《遠い場所を囲い込むための空洞2》
2022
クリ、鉄媒染
20 × 20 × 25cm
Signed


No.7_遠い場所を囲い込むための空洞3No.7
《遠い場所を囲い込むための空洞3》
2022
クリ、鉄媒染
15 × 25 × 30cm
Signed


No.8_遠い場所を囲い込むための空洞4No.8 《遠い場所を囲い込むための空洞4》
2022
クリ、鉄媒染
20 × 25 × 25cm
Signed


No.11_大小の空洞No.11
《大小の空洞》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
63.0×54.0cm/74.0×74.0cm
Signed


No.12_空洞を持ち上げる1No.12
《空洞を持ち上げる》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
74.5×30.0cm/87.0×35.0cm
Signed


No.13_並ぶ空洞No.13
《並ぶ空洞》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
73.5×32.0cm/86.0×34.0cm
Signed


No.14_空洞で描くNo.14
《空洞で描く》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
36.0×52.0cm/38.5×52.5cm
Signed


No.15_空洞の展開No.15
《空洞の展開》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
23.0×23.0cm/46.5×34.5cm
Signed


No.16_空洞の中身No.16
《空洞の中身》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
24.0×27.0cm/35.5×46.5cm
Signed


No.17_空洞を背負うNo.17
《空洞を背負う》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
20.0×21.0cm/36.0×36.0cm
Signed


No.18_空洞を持ち上げる2No.18
《空洞を持ち上げる》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
25.5×17.5cm/36.0×35.0cm
Signed


No.19_基点となる空洞No.19
《基点となる空洞》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
20.5×25.0cm/26.0×35.0cm
Signed


No.20_空洞の仮面No.20
《空洞の仮面》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
27.0×23.0cm/38.0×40.0cm
Signed


No.21_複数の空洞No.21
《複数の空洞》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
31.0×42.0cm/47.0×53.0cm
Signed


No.22_空洞の椅子No.22
《空洞の椅子》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
18.0×16.5cm/27.0×35.5cm
Signed


No.23_飛ぶ空洞No.23
《飛ぶ空洞》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
14.5×25.0cm/20.0×34.5cm
Signed


No.24_空洞作りNo.24
《空洞作り》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
19.0×18.0cm/33.0×34.0cm
Signed


No.25_空洞の囲いNo.25
《空洞の囲い》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
17.0×18.0cm/26.0×35.0cm
Signed


No.26_空洞の並置No.26
《空洞の並置》
2022
画用紙に鉛筆、顔彩
16.0×31.0cm/31.0×34.0cm
Signed


No.28_空洞のための囲い2No.28
《空洞のための囲い2》
2022
銀塩写真
8.1×8.2cm/11.1×12.7cm
Signed


No.29_空洞のための囲い3No.29
《空洞のための囲い3》
2022
銀塩写真
8.2×8.2cm/12.8×12.7cm
Signed


No.30_空洞のための囲い4No.30
《空洞のための囲い4》
2022
銀塩写真
8.0×8.2cm/13.0×12.7cm
Signed


No.31_空洞のための囲い5No.31
《空洞のための囲い5》
2022
銀塩写真
8.3×8.1cm/12.5×12.2cm
Signed


No.32_空洞のための囲い6No.32
《空洞のための囲い6》
2022
銀塩写真
8.3×8.1cm/11.7×12.7cm
Signed

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

「佐藤研吾展 群空洞と囲い」
会期=2022年3月25日(金)―4月3日(日) 11:00-19:00 ※会期中無休
339a2018年にときの忘れもので初個展『佐藤研吾展―囲いこみとお節介』を開催した若手建築家・佐藤研吾。2回目となる本展では、新作のピンホールカメラなどの立体や、それで撮った銀塩写真、ドローイングを展示します。2020年に拠点を東京から福島県大玉村に移したのち、東北と首都圏を往復しながら建築設計を中心に様々な活動を行なっており、ときの忘れものブログでは佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」を毎月7日に配信。展覧会に合わせてカタログを刊行します(執筆:佐藤研吾、都築響一)。
出品全32点の画像とデータ、価格は3月21日ブログに掲載しました。

●カタログのご案内
c0ab7318佐藤研吾展 群空洞と囲い
発行日:2022年3月25日
発行:有限会社ワタヌキ/ときの忘れもの
17.1×25.6cm、24頁、図版32点
テキスト:佐藤研吾、都築響一
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:880円(税込み)+送料250円

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊