ときの忘れもの イベント情報
■2005年07月30日(土)  新着作品のご紹介〜鈴木信吾「長い拍手」
grp0730221957.JPG 489×400 65K今週の新着作品は、鈴木信吾の銅版画です。

作家名    鈴木信吾
作品名    長い拍手
制作年    1982年
技法      銅版
作品サイズ  27.7×36cm
限定部数    80部
サイン      鉛筆サイン
作品の状態  良好、額付
価格     通販ショップをご覧下さい。

◆作家の紹介/鈴木信吾(すずき しんご)は、1944年満州生まれ。1966年立教大学経済学部卒業。1968、1971年東京・シロタ画廊で個展。1972年第40回版画協会賞受賞。第3回版画グランプリ展に出品。第6回現代美術選抜展に出品。1973年渡仏、以降8年間滞仏。1974年第1回ツール市国際展、リヨン現代日本絵画展に出品。1976年オスタンド市ヨーロッパ絵画賞展(ベルギー)にて銅メダル受賞。1977、1981年国際ミニアチュール展(アメリカ)に出品。1987年ビエラ国際版画展招待出品(イタリア)。1989年ブリストル国際ミニアチュール版画展(イギリス)他、国内外で作品を発表し、さらなる展開を期待されたが、1993年49歳で没。

◆作品のワンポイント/「サンマルタン運河」シリーズに代表されるように、風景や静物をドライポイント、メゾチントなどの銅版や木口木版の技術を駆使して作品を制作しましたが、その風景も単なる写実ではなく、独特の雰囲気をたたえています。出品作は、その雰囲気を残したまま、シュールな構成で、楽しい作品になっています。

■2005年07月23日(土)  新着作品のご紹介〜黒田征太郎のシルクスクリーン
grp0723180747.JPG 520×400 48K今回は、イラストレーターの黒田征太郎の手彩額入りのシルクスクリーンをご紹介します。

作家名    黒田征太郎
作品名    BIRD IN FLIGHT
技法      シルクスクリーン、額に手彩
作品サイズ  20.5×27cm
額装サイズ  49.8×60.4cm
限定部数    75部
サイン      鉛筆サイン
作品の状態  良好、額付
価格       通販ショップをご覧下さい。

◆作家の紹介/黒田征太郎(くろだ せいたろう)は、1939年大阪生まれ。高校1年で家出し、米海軍軍用船乗組員として東南アジアを約2年間航行、その後も密輸品運搬、バー経営者など多くの職業を経験。1961年早川良雄デザイン事務所に勤務。1966年渡米して各地を転々とした後、ニューヨークでデザイン事務所に就職。1967年帰国し、マスコミから注目される、1969年「週刊朝日」連載の野坂昭如の「水虫魂」のイラストをきっかけに一躍売れっ子イラストレーターとなる。同年長友啓典とデザイン事務所「K2」を設立。イラストだけではなく、テレビ・ラジオ番組の構成や司会など多彩な活躍をした。1985年EXPO'85科学万博サントリー館壁画制作。同年講談社出版文化賞、さしえ賞受賞。1992年家族とともにニューヨークに移る。1994年より野坂昭如の短編をもとにした連作アニメ「戦争童話集」を制作し、反戦を呼びかけ続ける。2003年制作の「戦争童話集−凧になったお母さん」がピーボディー賞受賞。

◆作品のワンポイント/反戦・平和を訴え続けるイラストレーターとして知られる黒田征太郎のシルクスクリーン作品です。モチーフは平和の象徴であるハトで、額には手彩が施されており、額を含めた全体が作品になっています。

■2005年07月16日(土)  新着作品のご紹介〜木村茂の銅版画
grp0716122713.jpg 489×600 68Kヤフーオークションでもおなじみの木村茂の銅版画をご紹介いたします。

作家名    木村茂
作品名    くろゆり
制作年    1980年
技法      銅版画
作品サイズ  15×12.3cm
額装サイズ  36.5×44cm(四切)
限定部数    75部
サイン      鉛筆サイン
作品の状態  良好、額付
価格     お問い合わせください。

◆作家の紹介/木村茂(きむら しげる)は、1929年奈良県生まれ。1953年神戸市立外語専門学校(現神戸外大)英米科を卒業、ナショナルシティバンクに入社。1957年油絵から銅版画制作に転じ、泉茂の指導を受ける。1962年東京国際版画ビエンナーレに出品。1965年にはナショナルシティバンクを退社し、画業に専念する。1970年フィレンツェ国際版画ビエンナーレ、1973年リュブリアナ国際版画展、1974年ドイツ国際版画展に出品するなど、国内外で高く評価される。1963年までは、貨車、レールを、それ以降は樹木と限られたモチーフを執拗に追求し、その繊細な作品は単なる詩情を超え、見るものの心に訴えかけてくる。

◆作品のワンポイント/この作品は、北国の花というテーマで制作していただいたもののひとつで、樹木を描くときの厳しさとは違い、黒百合のけなげに咲く様子が、やさしいタッチで描かれています。

■2005年07月09日(土)  新着作品のご紹介〜山口啓介の銅版作品
grp0709183503.jpg 491×400 87K今週は、山口啓介の銅版画をご紹介いたします。

作家名    山口啓介
作品名    untitled/89
制作年    1989年
技法      銅版
作品サイズ 22.5×27.2cm
限 定     120部
サイン    鉛筆サイン
作品の状態  額装、良好
価格     お問い合わせください。

◆作家の紹介/山口啓介(やまぐち けいすけ)は、1962年兵庫県生まれ。1985年武蔵野美術大学卒業。現代日本美術展で1987年群馬県立美術館賞、1991年には大賞を受賞。日本国際美術展では1988年三重県立美術館賞、1990年東京国立近代美術館賞を受賞。1989年日本具象版画展グランプリなど多数の受賞歴を持つ。はじめは油彩作品を制作したが、1988年頃から版画に取り組み、大判の銅版作品を発表して注目される。最近は、核や環境問題をテーマとした絵画、立体、インスタレーションなども発表している。

◆作品のワンポイント/山口啓介の作品には5mを超えるような巨大なものもあり、実際のサイズも大きいが、描かれたイメージも遠近感を強調した強い描線で、そのスケールの大きさを感じさせます。出品作も、サイズは手頃ですが、強烈なイメージで迫ってきます。

■2005年07月02日(土)  新着作品のご紹介〜瑛九のリトグラフ
grp0702164903.JPG 400×579 54Kときの忘れものでは、7月8日(金)より「第16回瑛九展」を開催いたします(30日まで)。今回は出品作品の中からリトグラフをご紹介いたします。

作家名    瑛九
作品名    虫の生活
制作年    1957年
技法      リトグラフ
作品サイズ 45.5×31cm
限 定     20部
サイン    スタンプサイン
作品の状態 額装、良好
        レゾネNo.105 (瑛九の会)

◆作家の紹介/瑛九(Q Ei えいきゅう 本名・杉田秀夫)1911年宮崎生まれ。15歳で『アトリヱ』『みづゑ』など美術雑誌に評論を執筆。1936年フォトデッサン作品集『眠りの理由』を刊行。1937年長谷川三郎らと自由美術家協会創立に参加。1951年デモクラート美術家協会を結成、靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公ら若い作家に大きな影響を与えた。油彩、フォトデッサン、銅版画、リトグラフなどさまざまな表現方法に挑み、それぞれ独自の世界を生み出す。1960年48歳で死去。

◆作品のワンポイント/瑛九の会が刊行した「瑛九石版画総目録」に掲載されているリトグラフは全部で158点、そのうち実に152点が1956年から58年にかけての2年間に集中的に制作されたものです。久保貞次郎氏によると、瑛九がリトグラフを制作したいと思い始めたのは1955年頃からのようですが、費用がかかるのでそれがかなわないと言ったため、久保氏が出資してプレス機を購入したことで、その制作が始まり、冬場にもランニング姿でプレス機を扱っていたほどの熱の入れようだったそうです。
瑛九のリトグラフは、エディション数が多くても50部、ほとんどが10〜20部で、制作されてからもう50年が経とうとしています。その当時から高価であればそれなりの扱いも受けたでしょうが、必ずしもそのようなわけではなく、作品の状態にかなりばらつきがあるため、同じ作品でもその状態によって価格もまったく異なるのが現状です。
その点、この「虫の生活」は、旧蔵者が大切にシートで保存していたため、シミもなく、色も鮮やかに残っており、状態は完璧といえます。
なお、この作品は7月30日まで展示いたしますので、お渡しはそれ以降となりますことをご了承ください。

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